投資初心者の勉強日記5日目。〜外貨MMFとは〜

はじめに。

前回は外貨預金について説明しました。結論としてメリットよりもデメリットのほうが大きいのでおすすめできない、としましたが今回は同じように外貨を使う方法でもおすすめできる投資を説明します。それは外貨MMFです。MMFとはマネー・マーケット・ファンドのことでつまり、外貨を運用しての投資信託になります。この投資信託という言葉を聞いたことがあるでしょうか。読んで字の如く「投資を信じて託す」ということで、資金運用の専門家であるファンドマネージャーが投資家から集めた資金で投資・運用し、その成果を投資家に還元するという投資の方法です。今回はこの外貨MMFについて前回の外貨預金と比較しながら説明していきます。

前回の外貨預金の記事はこちらから。

外貨MMFと外貨預金の違い。

違いを書く前にとりあえず両者の同じ点について説明します。それは外貨投資なので為替差益が重要になってくるということです。当たり前のことですが重要なことなのでよく覚えておいてください。

ではここからは違いについて書いていきます。まずは外貨預金の大きなデメリットだった為替手数料と利率についてです。もちろん取扱機関によって違うのですが、今回は一般的な場合を想定して比較していきたいと思います。結論から言うとどちらも外貨MMFのほうが有利になっています。為替手数料に関して外貨MMFは外貨預金より低く設定されており、利率に関しても外貨MMFがより高いです。これは運用の専門家であるファンドマネージャーがなるべく低リスクで高い利率を目指して運用するためで、予め決められた預金の利率より高くなるのは当然とも言えます。

また、外貨預金は途中で解約する場合はその手数料を支払う必要があります。それに対して外貨MMFはいつでも換金することができ、為替の差益を狙うことの多い外貨取引においてこれは大きな強みになります。

差益についても両者には違いがあります。前回、外貨預金は雑所得となっていくらか税金で引かれると書きましたが外貨MMFの差益は非課税となっていて引かれることはありません。

最後に説明するのは原本保証です。外貨預金は預金なので原本保証があります。しかしあくまで外貨ベースでの保証なので円高等で外貨の価値が変わった場合は日本円ベースにしたときに原本割れしてしまうことがあります。逆に外貨MMFは原本保証はありません。しかし、ファンドマネージャーがリスクを抑えるために資産を分けて投資・運用をするので可能性がないわけではありませんが基本的に原本割れすることはありません。なのでリスク面を考えても外貨MMFに軍配が上がります。

まとめ。

比べれば比べるだけ外貨預金より外貨MMFのほうが優れているのかな、というのが正直な感想です。どちらも外貨を用いるため円の価値が重要になってきますがそれでもどちらかを試してみたい場合は外貨MMFをおすすめします。