育児短時間勤務への道:その2.息子誕生編

こんにちは、HIRです。
育短取得へ動き出すくだりはもう少し先ですが、ご辛抱いただければと思います。

出産予定日は数日後。
5日前、3日前に「陣痛かも?」という痛みを感じて病院に行くも、どちらも前駆陣痛とのことで帰宅。
予定日にも昼間は元気そのもので兆候もなく、これはずれ込むかな、なんて思っていました。
そろそろ寝ようかなと、ウトウトとしていた1時過ぎ。
寝ていた嫁さんが「痛くなってきた。なんか20分おきに痛い」とのこと。
眠気吹っ飛び。ただ、嫁さんは2回空振っていることを気にしており、違ったらどうしようと迷っていました。

(陣痛疑いがあると「ノンストレステスト」という診断を受けることになり、これが保険適用外で5千円くらいかかるんですよね。これを気にしておりまして。なんで出産関連は保険適用外が多いんだ!! 理念は分かるけど違うだろ!)

そんな嫁さんを、問答無用で車につめ込み、病院へゴー。
陣痛測定器をつけてみると、前回2回とは明らかに波形が違います。
「うん、陣痛ですね、入院していただきます」と決まったのが午前5時。

5分おきに陣痛が来るたびに「いーたーいー♪ いーたーいーよー♪」と歌う嫁さん。陣痛室に、他に人がいなくてよかった……。
歌わないと、もう痛みでやってられなかったと言っていますが、なんで歌やねん。

で。お昼近くになり、さあ分娩室に行きましょうということに。
立会い希望は伝えていたので、嫁さんが分娩室に入った3分後に「どうぞ~」と軽く呼ばれます。
分娩室の横にある

蘇生室

にビビり、やっぱりそういう病院なんだなぁと思いつつ、看護師さんに連れられ、分娩室に入りました。
……いや、わたし、Tシャツ・ジーンズ姿なんですけど?
そりゃ手は消毒したけれど、出産立会いって、白衣着てマスクつけて厳重にするもんじゃないの??
「はい、奥さんの斜め後ろに立って、励ましてあげてくださいねー」
なんか、こういうもんですか。

そして。昼の12時過ぎ、無事に生まれました。
お医者さんが来るのが遅く、嫁さんが少々大変なことになっておりましたので、嫁さんはすぐに処置。
生まれる直前の痛みで、嫁さんに爪でしがみつかれ、私の腕も多少大変なことになっておりましたが、まぁどうでもいい話です。
私は裏に呼ばれて、看護師さんに診断されたり体重測定される息子をガン見。そうしたら「奥さんはもう少し処置に時間がかかりそうですので、お父さん抱いていてくださいねー」と、息子をポンと私に抱かせ、行ってしまう看護師さん。
生後10分の息子を最初に抱いたのは、私でした。嫁さんに抱かせてあげたかったけれど。

てーか何この状況。
Tシャツジーンズ姿の私が、血まみれでスヤスヤ眠る息子を抱いている。なんか、想像していた出産と違うなぁ。
さすが、人命第一の市立病院。無事に生まれればそっけないぜ。

その1時間後、処置が終わった嫁さんも、無事に息子と対面。
そのあと、ベッドの準備に売店で買ってくる物やテレビカードの購入、各所への電話・メール報告と病院内でバタバタ。

17時頃に、手伝いに来てくれている母から電話。
「いい加減帰ってきなさい、アンタがいても何も出来ないんだから」ってことで、泣く泣く帰宅。
まぁ、32時間ほど寝ていないので、冷静に見ればそうなのでしょう。

そんなわけで、我が家に息子が誕生いたしました。
ここが、ブログテーマ「育短取得」のすべての始まりになったわけです。ではまた次回。

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