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女性ホルモンが変動すると頭痛が増加する!?

40代に差し掛かる女性は、さまざまなライフステージの変化に直面します。
その中で、多くの人が悩まされるのが頭痛

特にこの年代では、ホルモンバランスの変化やストレス、生活習慣の影響が強く現れるため、頭痛の頻度や種類が変わってきます。

本記事では40代女性が感じやすい頭痛の種類や原因、対策について詳しく探り、適切な対策を講じるための情報をお届けします。

女性ホルモンと頭痛の関係性

女性ホルモンと頭痛の関係は非常に重要で、多くの女性が経験する問題です。
以下にその主なポイントを挙げます。

  1. エストロゲンの変動

    1. エストロゲンは女性の生理周期において重要な役割を果たします。 このホルモンのレベルが変動することで、偏頭痛や緊張型頭痛が引き起こされることがあります。

  2. 生理前症候群(PMS)

    1. ホルモンの変動により、体内の水分保持や血管の反応が変化し、頭痛を引き起こすことがあります。

  3. 妊娠と頭痛

    1. 妊娠中はホルモンバランスが大きく変化し、初期にはエストロゲンが急増し、これが頭痛の原因となることがあります。 一方で、妊娠後期にはホルモンレベルが安定し、頭痛が軽減されることもあります。

  4. 更年期

    1. 更年期に入ると、エストロゲンの分泌が減少し頭痛の頻度やタイプに影響を与えることがあります。


女性ホルモンと頭痛の関係を理解することで、より効果的な対策を講じることが可能になります。
その中でも特に頭痛に影響が大きいと考えられるエストロゲンについて解説していきます。

エストロゲンの特徴と役割


1.生理周期の調節

  • エストロゲンは月経周期の調整に重要な役割を果たし、卵胞期に分泌が増加し、卵子の成熟を促します。

2.妊娠と出産

  • 妊娠中、エストロゲンのレベルは大幅に増加し、胎児の発育や母体の身体の変化を助けます。 また、出産時には、子宮の収縮を助けてくれます。

3.骨の健康

  • エストロゲンは骨密度を維持するために重要で、エストロゲンの減少は骨粗鬆症のリスクを高める要因となります。

4.心血管系への影響

  • エストロゲンは血管の健康を保ち、コレステロール値を調整する働きがあり、心血管疾患のリスクを低下させることが期待されます。

5.皮膚や髪の健康

  • エストロゲンは皮膚の弾力性や水分保持に寄与し、髪の成長にも影響を与え、 エストロゲンの減少は、これらの老化現象を促進する可能性が高くなります。

6.感情と精神的健康

  • エストロゲンはセロトニンなどの神経伝達物質に影響を与え、気分や感情に関連する役割も果たします。 このため、ホルモンバランスの変化が気分障害を引き起こすことがあります。

エストロゲンと頭痛


エストロゲンの変動は、特に偏頭痛の発作に関連しています。

生理周期や妊娠、更年期などでエストロゲンのレベルが変化することで、頭痛が誘発されることがあり、エストロゲンのバランスを保つことが、頭痛の予防や管理に役立ちます。

なぜエストロゲンが変動すると頭痛を誘発するのか?

1. 血管の反応性の変化

エストロゲンは血管の拡張や収縮に影響を与えるホルモンで、エストロゲンのレベルが低下すると、血管が収縮しやすくなり、これが頭痛を引き起こすことがあります。

エストロゲン不足から頭痛までの流れ

2. 神経伝達物質への影響

エストロゲンはセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質のバランスにも影響を与えます。
これらの物質は気分や痛みの感覚に関与しており、エストロゲンの変動がこれらのレベルを変化させることで、頭痛を引き起こすことがあります。


精神的な健康に影響するセロトニンの作用

3. 炎症反応の調整

エストロゲンは炎症を抑える作用を持っています。
エストロゲンのレベルが下がると、炎症反応が増加し、これが頭痛の原因となることがあります。

エストロゲンの作用

アプローチ(対処方法)

お腹を温める。


エストロゲンが減ると、下腹部が冷えやすくなり、腸や子宮、膀胱の機能が落ちてしまいます。
内臓が機能しやすい環境として、45度前後のお湯でお腹を温めてあげるといいです。
また温かい飲み物を飲むように習慣づけると効果が出やすい可能性があります。

逆腹式呼吸

横隔膜を使った逆腹式呼吸
腹圧が高まり、土台となる骨盤の安定性、内臓、子宮の位置が安定し内臓機能が改善されやすい。

頭部冷却

頭部内を圧迫する血管の循環を促す。
心臓への負担の軽減、頭蓋骨が柔らかくなり、全身に血液が回りやすくなる。

メカニズム(重心を交えた症状メカニズム)

  • 交感神経神経優位が持続したことによる「胃の過活動」

  • 胃の過活動により腸とを繋ぐ膜が引っ付き胃が前に出ている状態が常態化。

  • 胃が前に出ることで肝臓が背部に巻き込み「上半身の捻れ」が起きる。迷走神経の伸張が起きる。

  • 上半身の捻れが持続的に起こることにより「肩甲骨と顎関節が代償(かばう運動)し、「重心位置が右前に変化、噛み締める癖が当たり前に」

  • 「噛み締め」が起きることで下顎骨・側頭骨に歪みが起きる。

  • 側頭骨・下顎骨が歪み、胸鎖乳突筋等の頸椎〜頭部に付着する筋肉が伸張し負荷がかかる。

  • 常に筋肉が伸張することで、側頭骨付近を通っている迷走神経が刺激されることで頭痛が出てしまう。

  • 常に負荷がかかっていることで睡眠時でも交感神経が優位になり、「しっかり寝ても頭痛が出てしまう状態」に

まとめ

女性ホルモンが与える影響に関して、知っていても、症状があっても
「医療機関に行くほどのことではない」「我慢できるから」と考えている方も多く、仕事や育児に追われる中で中々自分の身体に目を向けれない現状にもあると思います。

また自分に合った解決策やどこの医療機関を利用すればいいのか分からないと悩む方も多いのでないかと感じています。

「とりあえず痛みが出ないように薬を飲んでなんとか抑えている。」
「自分にこの治療が合っているのか?」

そんなお悩みのあるあなたにこそ一度ご相談ください。


💡※参考資料 女性ホルモンの役割とは?


健康意識に関する調査(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/14/dl/1-02-1.pdf



ヘルスリテラシー調査|女性の健康推進プロジェクト https://www.otsuka.co.jp/woman_healthcare_project/report/health_literacy.html



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