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占いで一番大切なこと❣️実践編 〈その5〉日干が丁(ひのと)のあなた!

ぼくが扱う占いは東洋占術で、太陽をめぐる5つの惑星から各人のパーソナリティや、人生のストラクチャーを解明しようとするものです。

5つの惑星とは、木星・火星・土星・金星・水星です。ここに陰陽の思想を加えて占いの宇宙が生まれます。5惑星に陰と陽のエレメントをかけ合わせますとどのようなことが起こるのでしょう?

太陽をめぐる5つの惑星のうち、木星と火星は陽星に区分されます。これに対して、金星と水星は陰星として扱われます。土星だけは〈陽〉と〈陰〉の両方を持ち合わせる星と考えます。

つまり、木星と火星は陽星です。金星と水星は陰星です。土星は陰陽星となります。

さて、今回の本題は、日干が丁(ひのと)の人についてです。丙(ひのえ)と丁(ひのと)は、5惑星でいう火星のはたらきをもちます。火星そのものは陽星ですが、その中にも陰と陽があるのです。

火星の陽→火性の陽星→これを〈丙〉といいます。つまり、〈丙〉とは陽性の陽星なのです。

火星の陰→火性の陰星→これを〈丁〉といいます。つまり、〈丁〉は陽性の陰星なのです。

もう一度、陽性の陽星である丙(ひのえ)は、天高く輝く太陽そのものと考えられています。行動的、決断と実行力に優れて、魅力あふれる情熱の人ですヽ(´▽`)/

これに対して、今回のテーマである火性の陰星である丁(ひのと)の人は、表向きは慎ましやかで謙虚な人であるといえます。しかし、その内面はやはり火性ですから激しさと熱さを持ち合わせていることは間違いありません。太陽である丙に対して、丁の人は耽美的で慎ましい美観を備えていると言えます( ´ ▽ ` )

丁(ひのと)の形象は、人の手が加えられた小さな明かりです。ともしび、かまどの火、暖炉の火です。小さくも、これらの火は私たちの生活には必ず必要な光と熱のエネルギーです。私たちが生きてゆくに必ず生活の火は必要です。これが丁の本質です。

日干に丁(ひのと)をもつ人は、柔和な人柄、やさしさを人徳とする人です。人当たりのよい、協調性を長所とする人です。とりわけ女性は良縁に恵まれるとされる恵まれた星、これこそが丁(ひのと)であるのです。

◇ 日干が丁の人の特徴 ◇

・ 日干が丁の人は、表面的には穏やかでやさしい人ではありますが、内面は相当に激しい性格を持ち合わせています。激しさをあえて出さずに協調性を大切にする人です。

・ 丁の人の結婚運は、他の日干の人たちに比べて明らかに優良です。とりわけ丁の女性の結婚運が良いことは明確にしておきたいと思います。したがって、あくまで一般論ではありますが、丁の女性は早めに結婚生活に入ってゆくことがよいと考えます。

・ ビジネスについて、とくに丁の男性は、会社経営や企業運営には優秀な才能があると判断します。このことは、丁の人が組織内での良質な人間関係にも支えられて才能を開くことを意味しています。また、男女を問わず丁の人の財運が優れていることを暗示しています。

・ 丁の人の最大の長所は、人の気持ちに寄り添って生きて行こうとする慎ましやかにも深い愛情にあります。

・ 火性の陽星を丙(ひのえ)といいますが、この日干〈丙〉の人は派手なキャラクターでしかも美男美女が多いと前項で申し上げました。この〈丙〉に対して同じ火性でありながら今回の丁(ひのと)は火の陰星ですから、強いインパクトを与えるようなキャラや容貌ではなく、どちらかと申しますと立ち居振る舞いが優雅で、奥ゆかしい美しさをもちます。

・ 火性の陰星、日干が丁(ひのと)の人は、男女を問わずモテ系といえますが、その優美でエレガントな雰囲気は女性により有利であるとも理解できます。そんなにモテるの?というのが、とりわけ日干が丁の女性の特徴でもあります。

◇ 日干が丁の有名人 ◇

歌手では矢沢永吉さん、渋いパーソナリティをもつ平井堅さん、芸人ではクリームシチューの上田晋也さん、俳優では役所広司さん、アスリートでは羽生結弦さんら。

女性では、可憐な女性を演じ切った松田聖子さん、同じく歌手の西野カナさん、星野源さんと結婚した新垣結衣さん、アスリートでは高橋尚子さんら。

いずれも、日干が丁の人は必要以上に目立つことを避ける傾向にあります。丁の女性が自己演出をやり過ぎたら、間違いなくバッシングと考えて差し支えありません。目立つことをあけて避けることで丁の女性のもつ本来の麗しい美観が表現されるのです。

丁の人はどこかに奥深いやさしさと慎ましやかなパーソナリティを持ち合わせることから、派手な生き方に徹することはできません。

次回は、日干が戊(つちのえ)の人について語らせていただきます。引き続き、占いの世界をお楽しみください。    鑑定家・芦田ひろし



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