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占いで一番大切なこと❣️実践編 〈その10〉日干が壬(みずのえ)のあなた!

自分で占うシリーズの第10回目です。東洋占術の基本として日干を割り出してここからみなさんの性格やパーソナリティを解説しています。よかったらお付き合いください。

ご自分の日干をお知りになりたい方は、〈日干カレンダー〉と検索してください。生年月日を入力して、お生まれの日の干支を調べますと日干が分かります。

今回は、日干が壬(みずのえ)の人を解説します。壬は水性の陽星です。自然界の形象として示すと壬は、天にあっては銀河であり地に降りては大河を成すといわれます。おおらかな人間性と、社会を自在に周遊する活動力の高さは壬(みずのえ)に勝るものはありません。

十干の10種類にあって、もっとも優れた社会性をもつのは己(つちのと・土性の陰星)ですが、同じく高い社会性を備えるのがこの壬(みずのえ・水性の陽星)です。己の従順で柔和な生き方に対して、壬は行動的な人間性と協調性をもちます。これは己の陰星に対して、壬が陽星であるという理解もできるわけです。

ともかく、日干が壬(みずのえ)の人は、やわらかで大きい人柄を感じさせる「大器」の要素がある人なのです。

◇ 日干が壬の人の特徴 ◇

・ 十干の中で、己(つちのと)と壬(みずのえ)が日干にある人は、人柄が温厚で優しく、最良の星をもつと考えられます。己は陰星であり、ここで扱う壬は陽星の違いから、壬(みずのえ)の人はより華やかで活発な印象があります。

・ 社会に対して積極的に行動をとることができ、その上で協調性を無理なく示すことができます。生まれもって社会を自在に生きる術(すべ)を備えているといえます。人間関係で悩むことの少ない優れた人間性をもちます。

・ 行動の全体に無理やムダがなく、遅滞なく人生を生きるパワーをもちます。これを「壬の周流」と言います。生命力の高さ、優れた行動力をすらりと人生に現すことができる人です。

・ 壬(みずのえ)は陽星の水を指します。水は五行の中でもっとも霊的要素が強く、そのため浄化の作用も大きいのです。水は宇宙の最奥からの響きであり、純粋な浄化力と清透なエネルギーは単なる物質ではないことを物語っています。壬の人が調和の精神をもって自立した人物であるのは、天来の水性の性質によるものでした。

・ 水性の陽星である壬(みずのえ)の人は、理屈ではなく感覚的に行動する傾向が強く、何をすればよいのかを行動しながら考える人です。壬の人が仕事の現場で自在に身体を動かし、活発に働けるのは、水の自由な性質によるものです。

・ 壬の人は龍との結びつきが強く考えられます。龍とはお天気の「天象」を司る神であって、私たちの大自然の中にあっては浄化を担う神です。壬(みずのえ)の人は時に激しく怒ることがあっても、また落ち込むことがあっても、その本質は中庸と調和を基本にしていますから人も自分も深く傷つけるような人ではありません。

・ 水の流れは上から下へと自然に流れます。この自然な流れ、生命のひぴきこそが壬の人の生き方です。したがって、だれとでも仲良くなれるし、ほんとうはイヤだなと思っていても、自分の気持ちを抑えながらみんなと仲良くできるという特技に近い才能を身に備えています。

◇ 日干が壬の有名人 ◇

シンガーソングライター・俳優の福山雅治さん、タレントの有吉弘行さん、東山紀之さん、歌手の郷ひろみさん、薄口政治評論家?の杉村大蔵さん、みなさん個性的でやさしい人柄の人たちです。

同じ陽星でも、剛毅の性質をもつ〈庚〉の人たちとは本質がまったく違うのです。

スポーツ界では、大谷翔平さん、ダルビッシュ有さん、テニスの杉山愛さん。女優では、石原さとみさん、綾瀬はるかさん、宮沢りえさん、大地真央さん。作家の村上春樹さん。

いずれも、公私にわたって影響力のある、やわらかな個性を感じる人たちです。今回は日干が壬の人について解説をしました。次回は、十干の最後に位置する水性の陰星〈癸〉についてご説明をしたいと思います。

十干の占いが終わったら、そこからは、いくらかアカデミックな占いの世界へ、哲学的な解説へと進んでまいります。引き続き、占いの世界をお楽しみください。  鑑定士・芦田ひろし


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