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占いで一番大切なこと❣️実践編 〈その6〉日干が戊(つちのえ)のあなた!

自分で自分のことを占おうというシリーズです。楽しさと喜びに満ちた人生を歩むために一番大切なことは、自分自身の長所を知ることだと考えています。だれでも自分の短所はだいたい知っているものです。

ところが、自分のことなのに、あなたの長所を知ってる?と質問されると答えを見つけるのがなかなか大変なものです。占いとは本来、生命輝く自分自身を見つけることにあります。だから、簡単に自分の人生を吉凶だとか善悪とか決めつけてはいけません。

だれの人生にも必ず輝きがあります。だれの人生にも素晴らしい喜びと時間が存在しています。このことを深く探求しないで毎日の感情の満足だけを追い求めるような生き方を、占いの世界は否定します❣️

真実の自分自身を見つけることに、占いの本質があるとご理解いただいてここからをお読みになってください。

さて、今回の本題は、日干が戊(つちのえ)のあなた!です。ご自身の日干がお分かりにならない方は、干支カレンダーから簡単に割り出すことが出来ます。干支カレンダーからご自分の生年月日を入力すれば、お誕生日の日干支を見つけることができます。この日干支の左の漢字が日干なのです。

↓干支カレンダーと検索してください。https://keisan.casio.jp/exec/system/1189949688

日干支が丙申(ひのえさる)ならば、あなたの日干は丙(ひのえ)となります。日干支が癸巳(みずのとへび)ならば、あなたの日干は癸(みずのと)だと分かります。

本題の戊(つちのえ)に戻ってご説明します。戊は土性の陽星です。スケールの大きさは大自然の中でも最高級です。天と地が一体となった悠然とした大きさ、悠久の時間の長さを示します。戊(つちのえ)を大自然の形象でいうと山岳、山稜です。

◇ 戊の人の特徴 ◇

日干が戊(つちのえ)の人は、ご自分の胸に山岳の気高さと悠然としたおおらかさを持っています。寛容の人ですから、人間性としてのやさしさには深いものがあります。懐の深さとおおらかさは、戊の人にかなうものはありません。

ほんとうの意味でのリーダーシップをもつ人ですが、これを発展的に激しく発揮するというよりも、安定的な指導者として生きることが日干が戊(つちのえ)の人のほんとうの生き方であるのです。俺が俺が…という自己主張よりも、周囲の人たちや組織からの支持と応援を得て持ち上げられるように社会のトップに立つことを理想とします。

したがって、アグレッシブに、また情熱的に生きることよりも、人間関係をバランスよく円満に生きてゆくことを優先します。合理的に、効率よく仕事を処理することよりも、包容力で周囲の人たちに安心と信頼を形にすることを目指す人です。

職場にこういう上司がいたら部下は安心して仕事ができるでしょう。多少の部下の失敗は、おおらかに見守ってくれること請け合いです。ということは、日干が戊の人はやがては部下を持つこと、また組織のトップに立つことが人生の目標と考えてよいでしょう。

エネルギッシュに人生を切り開くよりも、組織の安定と組織内の調和に貢献する人ですから、中小企業で熱血的に生きるよりもなるべくなら大きな組織で生きることを有利と考えます。毎日の売り上げにこだわる職種よりも、社会貢献や福祉的また国家的な仕事にはより適性があるとご理解ください。公務員とくに国家公務員などは適職であるということです。

では、女性の日干が戊(つちのえ)の方はどのように考えればよいのでしょうか。これまでにもご説明していますように、五行(ごぎょう)という5つのエレメントの中で、土性だけは陰と陽の両面のはたらきを備えています。このことは、土性が「天と地をつなぐ」という大きな役割をもっていることを示しています。

このことを女性の生き方に沿って考えますと、日干が戊の女性は家庭生活(陰的な生活)に深く根を下ろして生きることができます。なるほど日干戊の女性は、家庭の中心にあって三世代にわたるような大家族を支える生き方を好む傾向があります。日干戊の女性は家族の中心にあって、子どもに慕われ、親に尽くす生き方を好みます。昭和的な熱血母ちゃんとして生きることもできるとご理解ください( ´ ▽ ` )

このことは、日干が戊の男性が家庭にあっては家族を大切にする人であること、親孝行であること、家庭的でやさしい人間性を持ち合わせていることを示唆しています。日干が戊(つちのえ)の人は、男女を問わずおおらかな人であり、家庭にあっても温かい人間関係を培ってゆくことが出来るといえます。

ここまでを別の視点から考えますと、日干が戊(つちのえ)の人たちは、どちらかといえば仕事で派手に立ち回ったり、競争社会では生きにくさを感じますから、このことをよく理解して職業を選ぶことです。良くも悪くもマイペースな心のリズムを大切にして生きる人ですから、国家資格など専門性を活かして生きる道を探ることもよいでしょう。

◇ 日干が戊の有名人 ◇

いきなり歴史上の人物でビックリですが、西郷隆盛さんは戊の人間としての特長をよく示していると思います。江戸時代から明治維新の日本の大変革期に活躍した大人物です。大政奉還の成功によって東京が焼き出されなかったこと、その後のわが国の発展を思うと、私たちは西郷隆盛の恩恵に感謝せずにはおれません。にも関わらず西郷さんは、質素な生活に甘んじ、華やかな明治の中央政府には一定の距離を保ち続けました。

なんだか、話が長くなりましたねヽ(´▽`)/ 有名人の話に戻ります。

歌手の五木ひろしさん、芸人の石橋貴明さん、最近会社を立ち上げた松岡昌宏さん、歌手でニュースキャスターとしても活躍中の櫻井翔さん、ユニークなキャラで人気を博す梅沢富美男さん、彼らはみなさん寛容を美徳とする戊の人たちです。

SMAP解散後も根強い人気の木村拓哉さんは、日干が戊の男性ですが、グループ当時は多少自己主張が強すぎたのではないかという疑問を持たずにはおれません。戊の人はほんとうの意味での社会的リーダーです。つまり、陰と陽のバランスの中で大きく生きる人ですから、強い自己主張には一定の制限と限界があるのです。このことは、サッカー界の日本のスーパースターである本田圭佑選手にも当てはまるかもしれません。

戊の女性では、女優の松たか子さん、北川景子さん、夏木マリさん、歌手の白石麻衣さん、いずれも自分の人生を見つめる正確な姿勢を感じさせる自立した女性です。

「天と地をつなぐ」役割を担うことを日干が戊の人たちはもっています。天来の輝かしい生命エネルギーと庶民的でおおらかな人柄は、戊の人たちに生来の特質であり人間的な魅力であることをご理解ください。

次回は、土性の陰星・己(つちのと)の解説をさせていただきます。引き続き、自分で占うシリーズをお楽しみください。   鑑定家・芦田ひろし





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