経済指標リポートまとめ3.0 １：０２
カナダ: 10年国債利回り
カナダの10年政府債券利回りは3.2%に上昇、8月2日の1年ぶりの低水準3%から反発。
米国債利回りの回復に伴い、リスク志向の改善が安全な政府債券から市場を遠ざけた。
カナダの製造業PMIは2024年7月に47.8に低下（6月の49.3から）、12月以来の最深の縮小を記録し、15ヶ月連続の低迷を延長。
市場条件の厳しさとインフレ懸念の高まりに伴う生産と新規受注の大幅な減少が原因。
これにより、カナダ銀行（BoC）が利下げサイクルを延長する可能性が高まっている。
緩やかな成長を示す暫定データでは、カナダ経済は6月に0.1%成長（5月は0.2%増）を記録。
イギリス: 株式市場
木曜日、FTSE 100は0.3%下落して終了、一時は1%以上下落したが、米国株の上昇により回復。
米国の初回失業保険申請数が予想を下回り、労働市場の懸念が緩和。
個別株では、Beazleyが2024年の合計比率予測を引き上げ、上半期の税引前利益が728.9百万ドルに倍増した後、10%以上上昇。
英国のギャンブルグループEntainは、第2四半期の強い業績により、年間収益と利益の予測を引き上げ、5.7%上昇。
自動車および自動車部品セクターは、TFI Fluid Systemsの半期業績が好調だったため、2%以上の上昇。
7月の英国の雇用市場がさらに冷え込み、賃金成長が鈍化したことを示すデータも発表。
債券市場: 南アフリカ10年債利回り
木曜日、政府債券市場はまちまち。
最大の上昇はオーストラリア10年債 (6.20bps) と米国10年債 (3.70bps)。
最大の下落もオーストラリア10年債 (6.20bps) と米国10年債 (3.70bps)。
為替市場: メキシコペソ
主要通貨の上昇率はメキシコペソ (0.88%)、オーストラリアドル (0.79%)、ブラジルレアル (0.50%)。
最大の下落は日本円 (-0.69%)、スイスフラン (-0.63%)、スウェーデンクローナ (-0.61%)。
英ポンド (0.25%)、ドル指数 (0.21%)、ユーロ (-0.2%)。
アメリカ: 天然ガス価格
米国の天然ガス先物価格は一部の損失を緩和し、$2.1/MMBtu付近で取引。
EIA報告により、予想を下回る在庫増加が明らかに。
公共事業者は先週、21億立方フィートのガスを貯蔵し、市場予測の22億立方フィートを下回った。
ガス在庫水準は5年平均を14.9%上回り、3月の39%から6月の19%に減少。
大手米国天然ガス生産者は2024年後半にさらに生産を削減する予定。価格は過去2ヶ月で約40%下落。
ブラジル: イボベスパ指数
イボベスパ指数は0.6%上昇し、128,000ポイントを突破。連続3セッションのラリーを目指す。
継続する決算発表シーズンが主要構成銘柄に有利に働いている。
Eletrobrasの株価は、第2四半期の純利益が7.6%増加した後、3%上昇。
Banco Bradescoは、月曜日の強い決算報告後、銀行セクターをリードし、3日連続で2%上昇。Banco SantanderとItausaもそれぞれ0.8%以上上昇。
食肉加工セクターでは、JBS、BRF、Marfrigが1.3%から3.2%上昇。
投資家は、ブラジル中央銀行の金融政策方向性を探るため、明日のインフレデータを待っている。また、Petrobras、B3、Magazine Luizaなどの主要企業の決算報告も期待されている。
バルチック海運指数
バルチック取引所の主要海運指数は、4日間の連続上昇を止め、0.9%減の1,683ポイント。
すべての船舶セグメントで需要が減少。
鉱石や石炭を輸送するケープサイズ指数は0.6%減の2,459ポイントで、4日間の連続上昇を止めた。
石炭や穀物を輸送するパナマックス指数は1.9%減の1,620ポイントで、約1ヶ月ぶりの低水準。
小型船のスープラマックス指数は0.5%減の1,302ポイント。
アメリカ: 天然ガス在庫 (EIA)
8月2日までの週に、米国の公共事業者は21億立方フィートのガスを貯蔵。
市場予測の22億立方フィートを下回るが、在庫は3,270億立方フィートに達し、前年同期比で248億立方フィート多く、5年平均の2,846億立方フィートを424億立方フィート上回る。
総作業ガスは5年間の歴史的範囲内にある。
アメリカ: 卸売在庫
米国の卸売在庫は、2024年6月に前月比0.2%増加し、9030億ドルに達し、速報値と一致。
前月の0.5%の増加から減速しつつも、3ヶ月連続の増加。
非耐久財の在庫は0.7%増加し、5月の0.9%増加に続く。特に石油在庫が3.8%増加。
一方、耐久財の在庫は0.1%減少し、前月の0.3%増加から転じた。特に、コンピュータ機器 (-2.7%)、専門機器 (-2.2%)、金属 (-1.8%)が減少。
年間では、卸売在庫は0.1%増加し、速報値と一致。
カナダ: TSX反発
S&P/TSX総合指数は木曜日に0.6%上昇し、22,000ポイントを上回る。4連続のセッション下落から反発。
主要鉱業株とエネルギーセクターの強いパフォーマンスが牽引。
米国の景気後退懸念によるマージンカバーの売りが収まり、中東の緊張が高まる中、金の安全資産としての魅力が強化。
主な鉱業株 (Agnico Eagle、Barrick Gold、Wheaton Precious、Franco-Nevada) は前回のセッションの損失から反発し、0.5%から2.3%上昇。
エネルギーセクターでは、Suncorが四半期業績の強さから1.3%上昇。Canadian Natural、Imperial Oil、Cenovusも1.2%から1.4%の上昇。
企業業績では、Manulifeが予想を上回る四半期利益を発表し、Restaurant Brandsは第2四半期の収益が予想を上回り、それぞれ1.2%と2.3%上昇。
アメリカ: ダウジョーンズ指数
ニューヨークでは、ダウジョーンズ指数が木曜日に1.18%（456ポイント）上昇してオープン。
主な上昇銘柄は、ボーイング (2.21%)、セールスフォース (2.16%)、アメリカンエクスプレス (2.03%)。
アメリカ: 株式市場
木曜日、米国株は上昇し、S&P 500は1%、ナスダックは1.3%、ダウジョーンズは約260ポイント上昇。
失業保険申請数の報告により、米国の景気後退と労働市場の健全性に対する懸念が和らいだ。
初回失業保険申請数は233,000件で、予測の240,000件を大幅に下回り、4週間ぶりの低水準。
これにより、FRBがより積極的な利下げを行う可能性が後退。
上昇した主要セクター: テクノロジー、ヘルスケア、通信サービス。
主なメガキャップの上昇: マイクロソフト (0.9%)、アップル (0.6%)、エヌビディア (1.6%)、アマゾン (0.3%)、メタ (1.4%)、アルファベット (1.2%)。
エリリリー社は、収益と売上が予想を上回り、年間収益見通しを引き上げたため、株価が10%以上上昇。
アメリカ: 10年国債利回り
10年米国債利回りは木曜日に4%に向けて上昇、前週の変動で3.67%の1年ぶりの低水準から反発。
好調な経済データが、週初めの景気後退懸念を和らげ、リスクオンのセンチメントを強めた。
8月3日までの週に米国初回失業保険申請数が予想を大幅に下回り、労働市場の軟化が景気後退の前兆になるとの懸念を打ち消した。
7月のISM非製造業PMIが強い結果を示したことも背景にある。
これにより、FRBが予想されていた50bpsの利下げよりも、25bpsの利下げにとどまるとの見方が強まった。
リスクオンのセンチメントが回復し、月曜日の株式売りが再評価され、米国債の安全性が売られた。
アメリカ: 株式先物
木曜日、米国の株式先物は急上昇し、S&P 500先物は0.8%、ナスダック100先物は1%、ダウジョーンズ先物は約150ポイント上昇。
失業保険申請数の報告により、米国の景気後退と労働市場の健全性に対する懸念が和らいだ。
初回失業保険申請数は233,000件で、予測の240,000件を大幅に下回り、4週間ぶりの低水準。
これにより、FRBがより積極的な利下げを行う可能性が後退。
エリリリー社は、収益と売上が予想を上回り、年間収益見通しを引き上げたため、プレマーケット取引で株価が13%以上上昇。
アメリカ: ドル指数 (DXY)
ドル指数は103.3を上回り上昇、予想を上回る労働市場データにより投資家の信頼が高まる。
米国初回失業保険申請は233,000件と予測の240,000件を下回り、経済悪化への懸念が緩和。
先週の弱い雇用統計により、FRBが緊急利下げを行う可能性が浮上していたが、依然として9月に50ベーシスポイントの利下げと年内に合計100ベーシスポイントの緩和が予想されている。
アメリカ: 初回失業保険申請
8月3日までの週に失業保険申請数は17,000件減少し230,000件、予測の240,000件を下回る。
前週の250,000件から減少し、これは1年ぶりの高水準。
米国労働市場はポストパンデミックのピークから軟化しているが、依然として歴史的に引き締まった状態。
未決定の失業保険申請数は6,000件増加し1,875,000件、2021年11月以来の高水準。
初回失業保険申請の4週間平均は2,500件増加し240,750件、約1年ぶりの高水準。
季節調整なしでは、ミシガン州(-7,401件)とテキサス州(-4,814件)で減少。
チリ: インフレ率
チリの年間インフレ率は4ヶ月連続で上昇し、7月2024年に4.6%、前月の4.2%から上昇。
月間では、消費者価格は6月の0.1%減少から0.7%上昇、市場予測の0.6%を上回る。
最大の月間上昇は、保険・金融サービス (+3.4%)、住宅・公共料金 (+2.2%)、家庭用品・メンテナンス (+2.1%)、衣料・履物 (+2%)。
コア消費者価格も前月の0.6%減少から0.7%上昇。
メキシコ: インフレ率
メキシコの年間インフレ率は5ヶ月連続で加速し、7月2024年に5.57%、6月の4.98%から上昇、市場予測と一致。
2023年5月以来の最高値で、主に食品・ノンアルコール飲料の価格上昇 (7.77% vs 6.54%)、特に果物・野菜 (23.55% vs 19.73%)。
その他の大きな上昇要因は、レストラン・ホテル (6.42% vs 6.43%)、教育 (6.37% vs 6.35%)、雑貨・サービス (5.54% vs 5.79%)、住宅・公共料金 (5.72% vs 4.52%)。
年間コアインフレ率は18ヶ月連続で緩和し、4.05%に低下、2021年2月以来の最低値。
月間では、消費者物価指数(CPI)は1.05%上昇、約3年ぶりの高水準、予測の1.02%を上回る。コアCPIは0.32%上昇、予測の0.29%を上回る。
アルバニア: インフレ率
年間インフレ率は2024年7月に2.1%で、6月と同じ。
住宅・公共料金 (2.2%)、雑貨・サービス (2.1%)でインフレ率は安定。
価格の低下: 食品・ノンアルコール飲料 (1.9% vs 2%)、交通 (0.3% vs 0.9%)、アルコール飲料・タバコ (3.1% vs 3.3%)、レストラン・ホテル (1.9% vs 2.2%)、家具・家電 (3.5% vs 3.7%)、医療 (1.5% vs 1.7%)。
価格の上昇: 衣料・履物 (3.3% vs 3.2%)、通信 (0.2% vs 0.1%)、レクリエーション・文化 (2.2% vs 1.9%)、教育 (2.2% vs 2.1%)。
月間ベースで、消費者価格は0.2%減少（6月は0.4%減少）。
インド: SENSEX指数
BSE Sensexは0.7%下落し、78,886で取引を終了。
投資家は利益を確定し、インド準備銀行の最新の政策決定を消化。
継続する外国資金流出と弱い世界的な動向も国内株を押し下げ。
トレーダーは、米国の景気後退の可能性とFRBの政策金利の動向に関心。
国内では、RBIは9回連続で主要金利を据え置き、食品価格の圧力に対しタカ派の姿勢を維持。
企業面では、情報技術、金属、エネルギー株が主な下落要因。
タタ・モーターズの新車「Curvv.ev」に対する市場シェア拡大の期待から、同社の株価は1.6%上昇。
アメリカ: ドル
ドル指数は木曜日に103でほぼ変わらず、2連続の上昇を一時停止。
トレーダーは米国経済の健全性について慎重で、失業保険申請報告を待っている。
弱い雇用統計により、FRBが緊急利下げを行う可能性が浮上。
アナリストは最近の世界的な売りは過剰反応かもしれないと示唆。
ゴールドマン・サックスのCEOデビッド・ソロモンは、FRBが9月まで行動しないと予想。
市場は9月に50ベーシスポイントの利下げ、年内に合計100ベーシスポイント以上の緩和を予想。
ドルは豪ドルに対して最も下落し、円、ユーロ、ポンドに対してはほぼ変わらず。
イタリア: 10年BTP利回り
イタリアの10年政府債券利回りは3.7%以下で、5ヶ月ぶりの低水準に近い状態を維持。
弱い米国雇用統計が経済の減速懸念とFRBの大幅な利下げ期待を高めた。
これにより、ヨーロッパ市場でもECBの大幅な利下げの期待が高まっている。
市場予測では、9月にECBが0.5ポイントの利下げを行い、年内に合計90ベーシスポイントの緩和が予想されている。
フランス: 10年OAT利回り
フランスの10年政府債券利回りは約2.9%で、5月の低水準に近い状態が続いています。
弱い米国雇用統計により、経済の減速懸念とFRBの大幅な利下げ期待が高まりました。
これにより、ヨーロッパ市場でもECBの大幅な利下げの期待が高まっています。
市場予測では、9月にECBが0.5ポイントの利下げを行い、年内に合計90ベーシスポイントの緩和が予想されています。
アメリカ: 先物市場
木曜日の米国先物市場は前日の損失に続き、変動が続いています。
トレーダーは経済見通しと米国の大幅な減速の可能性に懸念を抱いています。
近日発表される失業保険申請報告に注目が集まっています。
弱い雇用統計と低調な給与データにより、FRBがさらなる利下げを行う可能性が高まっています。
一方、エリリリー社の株価は、予想を上回る収益と収益見通しの上方修正により、プレマーケット取引で10%以上上昇しています。
南アフリカ: 工業生産
南アフリカの製造業生産は、2024年6月に前年比5.2%減少しました（前月は1.2%減）。
これは予想された0.9%の減少を大幅に上回り、2ヶ月連続で製造活動が減少しました。
最大のマイナス寄与は、基本鉄鋼、非鉄金属製品、金属製品および機械 (-8.4%)、自動車部品およびその他の輸送機器 (-15.6%)、食品および飲料 (-6%)。
季節調整済み月間ベースでは、5月の3.6%の減少に続き、6月は0.5%減少しました（予測は1.3%増加）。
インド: SENSEX指数
ムンバイのSENSEX指数は木曜日に595ポイント、0.75%下落しました。
主な下落銘柄: Ltimindtree Ltd (-4.12%)、Asian Paints (-3.37%)、Infosys (-2.94%)。
主な上昇銘柄: HDFC銀行 (1.03%)、Bharti Airtel (0.70%)、ITC (0.32%)。
アイルランド: インフレ率
アイルランドの年間インフレ率は、2024年7月に2.2%で、3年間で最低の水準を維持しました。
価格の緩和: 食品・ノンアルコール飲料 (2.1% vs 2.3%)、レクリエーション・文化 (2.6% vs 2.9%)。
価格の低下: 住宅・公共料金 (-0.3% vs 0.3%)。
一方、交通の価格は上昇 (5.5% vs 4.9%)。
衣料・履物の価格は減少 (-4.9% vs -6.7%)。
月間ベースで消費者価格は0.2%上昇（6月は0.4%上昇）。
ラトビア: インフレ率
年間インフレ率は、2024年7月に0.7%に低下（前月の1.4%から）。
価格の減少: 衣料・履物 (3.3% vs 3.9%)、交通関連商品・サービス (3.8% vs 5.1%)、レストラン・ホテル (3.2% vs 4.7%)。
住宅・公共料金のデフレ率の増加 (-11.3% vs -8.4%)。
食品・ノンアルコール飲料の価格上昇 (2.4% vs 1.5%)。
月間ベースで、6月の0.1%の減少に続き、0.1%の価格上昇。
セルビア: 金利
セルビア国立銀行は8月に基準金利を6%に据え置き。
前回の利下げ: 7月と6月にそれぞれ25ベーシスポイント。
6月にインフレ率は4.5%の目標範囲を下回る。
予測: インフレ率は3±1.5%の範囲内に留まり、3%の目標に接近する見込み。
経済成長: 第2四半期の前年比成長率は4.2%で、5月の予測を上回る。
預金金利と貸出金利はそれぞれ4.75%と7.25%に据え置き。
イギリス: 10年債利回り
利回りは3.94%に若干低下し、月曜日に記録した3.741%（6ヶ月ぶりの低水準）から反発。
投資家は世界の金融政策の見通しを待っている。
米国の弱い雇用統計が、連邦準備制度理事会（FRB）の大幅な利下げ期待を高めた（1ポイントの利下げが予想される）。
英国銀行（BoE）は最近、金利を5.25%から5%に引き下げた（2020年以来初の利下げ）。
調査によると、7月に英国の雇用市場はさらに冷え込み、賃金上昇が鈍化。
インド: 10年国債利回り
利回りは6.87%で、8月5日に記録した6.85%（2年以上ぶりの低水準）から若干反発。
年初来で35ベーシスポイント低下。
インド経済は堅調: FY2024のGDP成長率は8.2%、PMIは60を超える。
財政赤字の縮小にもかかわらず、収入の減少。
インド債務への外国投資の増加、JPMorganの新興市場指数へのインドG-Secsの組み入れ。
14年および30年G-Secsに対する外国債券購入制限の強化、それにもかかわらず8月初めの純外国流入は広範。
モンゴル: インフレ率
年間インフレ率は2024年7月に5.5%に上昇（前月の5.1%から）。
価格上昇: 食品・ノンアルコール飲料 (5.6% vs 4.7%)、衣料・履物 (6.1% vs 5.4%)、住宅、水道、電気・燃料 (6% vs 4.7%)。
価格の緩和: レストラン・ホテル (9.1% vs 9.6%)、健康、医療ケア・サービス (5.4% vs 6.6%)。
交通のデフレ率の減少 (-0.2% vs -0.6%)。
月間ベースで、前月の0.3%の増加に続き、0.1%の価格上昇。
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