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コモディティ情報まとめ  20240710 0:26

ガソリン価格、引き続き下落

  • ガソリン先物: 米国のガソリン先物は1ガロンあたり2.51ドル付近に下落。7月3日に記録した2ヶ月ぶりの高値2.59ドルから後退。

  • 需要と供給の見通し: 中国のエネルギー需要が低迷。OPECのデータでは、ロシア、イラク、カザフスタンが最新の割当を超える供給を継続。米国のEIAデータによると、7月第1週のガソリン在庫は市場予想の0.5百万バレル減少を上回る2百万バレル以上の減少。

原油価格、EIAデータを受け上昇

  • WTI原油先物: 水曜日にバレルあたり約82ドルに上昇。EIAが米国の原油在庫が予想以上に減少したと報告。

  • 原油在庫: 米国の原油在庫は3.444百万バレル減少(予想は3.0百万バレル減少)。ガソリン在庫も予想を上回る減少。

  • OPECの予測: 2024年の世界の石油需要の強い成長を維持、特に夏季において。

  • EIAの予測: 2025年の世界の石油需要は1日あたり1億470万バレルに達し、供給の1億460万バレルをわずかに上回り、将来的な供給不足を示唆。中国の年間インフレ率は6月に予想外の0.2%に低下(5月は0.3%)。

米国の原油在庫、予想以上に減少: EIA

  • 原油在庫: 2024年7月5日終了週で3.444百万バレル減少(予想は3.0百万バレル減少)。クッシング(オクラホマ州)での在庫は702千バレル減少。ガソリン在庫は2.006百万バレル減少(予想は0.5百万バレル減少)。

  • 留出油在庫: ディーゼルや暖房油を含む在庫は4.884百万バレル増加、6ヶ月ぶりの大幅な増加(予想は0.1百万バレル増加)。

米国卸売在庫、成長率は修正なし

  • 卸売在庫: 2024年5月に前月比0.6%増加し、901.7ビリオンドルに達した。これは11月2022年以来最大の増加。非耐久財在庫は反発(0.7% vs -0.3%)。

  • 在庫の notable 増加: 農産品(+5.2%)、医薬品(+3.1%)が著しい増加を記録。石油の在庫は減少(-6.4%)。

  • 耐久財在庫: 前月比0.6%増加(4月は0.5%増加)。自動車製品(+1.4%)、その他の耐久財(+1%)、機械(+0.9%)が主な増加要因。

  • 年間比較: 2024年5月の卸売在庫は前年同月比0.5%減少、予想値と一致。


原油、安定推移

  • WTI原油先物: 水曜日にバレルあたり約81.5ドルで推移。米エネルギー情報局(EIA)は、OPEC+の生産削減延長により、来年の世界の石油需要が供給を上回ると予測。

  • EIAの予測: 2025年の世界の石油需要は1日あたり1億470万バレルに達し、供給予測の1億460万バレルを上回る見込み。2024年後半の供給不足は75万バレル(以前の予測は55万バレル)。

  • その他の要因: 中国の年間インフレ率は予想外に0.2%に低下(5月は0.3%)。ガザでの停戦交渉が再開予定(イスラエルの空爆は続行中)。米国の原油在庫は先週192.3万バレル減少(予測は25万バレル減少)。


中国の弱いデータで銅価格下落

  • 銅先物: 水曜日に1ポンドあたり約4.55ドルに下落し、3日連続の下落。中国の経済データが期待外れで、市場のセンチメントが悪化。

  • 中国データ: 6月の消費者物価が予想を下回り、21ヶ月連続で生産者デフレが続く。

  • アメリカ: FRB議長パウエルは、金利を引き下げる前にインフレが持続的に2%に向かっているという証拠が必要と述べた。

  • 今後の期待: 来週の中国の高レベル会合で新たな刺激策が導入されると予想。中国の輸出市場での製品需要の強化により、銅の購買が活発化。


銀、米国インフレテストを前にレンジ内で推移

概要

  • 銀価格: 水曜日にオンスあたり31ドル未満で安定

    • 重要な米国インフレデータを前に横ばい推移

  • 市場の要因:

    • FRB議長パウエルの証言

      • 長期間の制約的な政策が経済成長を阻害する可能性

      • インフレが持続的に2%に向かうためにはさらなるデータが必要

    • 市場の予測

      • 9月のFRBの金利引き下げ確率は70%以上

      • 12月に2回目の引き下げがほぼ完全に織り込まれている

  • アナリストの見通し:

    • 銀の供給不足が2024年も続く予想

    • 太陽光セクターからの強い需要が主要な要因


ブレント原油、中国インフレデータ後に下落

概要

  • ブレント原油先物: 水曜日に1バレル84ドル近くに下落

    • 先行の上昇を打ち消す動き

  • 市場の要因:

    • 中国の最新インフレデータ

      • 6月の年次インフレ率: 0.2%(前月は0.3%)

      • 市場予測の0.4%を下回る

    • 中東の緊張緩和の可能性

      • ガザ地区の停戦交渉が本日再開予定

      • 南ガザでのイスラエルの空爆継続報告あり

    • 米国の原油在庫

      • 7月5日終了週に192.3万バレル減少(予測の25万バレル減を大幅に上回る)

マレーシアのパーム油価格、月次データを受けて2%以上下落

概要

  • パーム油先物: MYR 3,880未満に下落、2日連続で2%以上の下落

  • 市場の要因:

    • 米国農務省が大豆作物の良好なコンディションを発表し、米国の大豆油価格が下落

    • マレーシアパーム油局(MPOB)の最新データ

      • 6月末のパーム油在庫が前月比4.35%増の183万メートルトン

      • 出荷量が13%減少し、121万トン

    • 原油価格が4日連続で下落

      • 米国の原油在庫の予想以上の減少

    • 産業規制当局の報告

      • 6月の生産量が5.2%減少

  • インドの状況:

    • パーム油購入量が7月に85万トンに達する見込み

    • 6月の78.8万トンからの増加、祭り前の需要増加が予想される


金価格、上昇を継続し米国CPIデータに注目

概要

  • 金価格: 水曜日に1トロイオンスあたり2,370ドルに向けて上昇

    • 前日のセッションからの上昇を継続

    • FRBの早期金利引き下げの憶測が高まる中での上昇

  • 市場の要因:

    • パウエルFRB議長の議会証言

      • 6月四半期のデータの改善を確認

      • インフレ見通しの確信を高めるために追加データが必要

      • 米国経済の減速と労働市場の緩和の兆候を指摘

      • 市場は9月の金利引き下げの確率を73%と予測

    • 金ETFの需要増加

      • 6月に2か月連続で流入


原油在庫減少に伴う原油価格の変動

概要

  • WTI原油先物: 水曜日に1バレル81.5ドル付近で変動

    • 3日連続の下落から反発を試みる

  • 市場の要因:

    • 米国原油在庫が予想以上に減少

      • APIデータによると、7月5日終了週の米国原油在庫は192.3万バレル減少(予測は25万バレル減)

    • FRBの金利引き下げの可能性が高まる

      • パウエル議長の証言により、インフレ見通しの改善が確認される

    • ガザ地区でのイスラエルの空爆により、停戦協議が危ぶまれる

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