油糧物WASDEリポート

以下は、2023/24年の米国および世界の油糧物の見通しに関する情報です:

米国の油糧物見通し(2023/24年):

  • 生産:2023/24年の米国の油糧物生産は、前月の予測から1.3百万トン減少し、大豆、綿実、ピーナッツ、ラペスィード、およびひまわりの生産量が減少しています。大豆の生産は、より低い収量により4.1十億ブッシェルと予測され、収穫面積は82.8百万エーカーで変更はありません。大豆の収穫収量は、前年9月の予測から0.5ブッシェル減少した49.6ブッシェルと予測されています。生産変化の主な地域はカンザス、ミシガン、およびネブラスカです。

  • 供給:低い生産に部分的に相殺される形で、供給は2,400万ブッシェル減少しました。大豆の輸出は、南米からの競争の増加により、1,760百万ブッシェルに減少しました。大豆の粉砕は、大豆粉輸出と大豆油の国内需要の増加により、2,300万ブッシェルと予測され、1,000万ブッシェル増加しました。大豆油の国内需要は、2022/23年の増加に合わせて上昇しました。輸出の減少が一部相殺される形で、終了在庫は前月から変わらず、2,200万ブッシェルです。

  • 価格:米国の2023/24年の季節平均大豆価格は、ブッシェルあたり12.90ドルで変更はありません。大豆粉と大豆油の価格も、それぞれ短トンあたり380ドルと1ポンドあたり63セントで変更はありません。

世界の油糧物見通し(2023/24年):

  • 生産:外国の2023/24年の油糧物生産は、主にインドの大豆とピーナッツの生産が低下し、カナダのカノーラの生産が減少したため、0.2百万トン減少し、538.5百万トンになりました。一部相殺される形で、ポーランドのラペスィードおよびアルゼンチンのひまわりの生産が増加しました。

  • 輸出:世界の大豆輸出は、米国の輸出が減少したことにより、0.2百万トン減少し、1億6820万トンとなりました。一方、ブラジルからの出荷が増加しました。パキスタンの大豆輸入も減少しました。

  • 粉砕:世界の大豆粉砕は、中国と米国の粉砕が増加したことにより、0.8百万トン増加し、3億2850万トンとなりました。中国の粉砕は、前のマーケティング年における粉砕と国内大豆粉需要の増加に合わせて、1.0百万トン増加し、9700万トンになりました。一部相殺される形で、インドとパキスタンの粉砕が減少しました。

  • 最終在庫:世界の大豆終了在庫は、中国、ブラジル、およびインドの在庫が減少したため、3.6百万トン減少し、1億1560万トンになりました。

この情報は、米国と世界の油糧物市場に関する2023/24年の見通しを提供しており、生産、輸出、価格、終了在庫などに関する変化を強調しています。

「ブッシェル」(bushel)は、米国において一般的に穀物や一部の農産物の量を測定するために使用される単位です。具体的な重さや容積の単位として使用され、畑作物や穀物の収穫、保管、取引などに関連して使われます。

米国では、畑作物や穀物の量をブッシェルで表すことが一般的で、主に以下のような農産物に関連して使用されます:

  • 大豆

  • 小麦

  • トウモロコシ

  • オート麦

  • とうもろこし

  • 大麦

  • ライ麦

ブッシェルの具体的な重さや容積は畑作物や穀物の種類によって異なります。例えば、大豆の場合、1ブッシェルは約60ポンド(約27.2キログラム)の大豆を含む容積を指します。他の農産物に関しても、それぞれ異なるブッシェルの定義が存在します。

この単位は農業業界や穀物取引などで頻繁に使用され、農産物の数量や価格を計算する際に役立ちます。

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