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経済リポートまとめ3.0 19:00



鉄鋼価格、7年ぶりの安値に

コモディティ

  • 価格動向:

    • 鉄鋼の棒鋼先物価格は7月に1トンあたり3,250元まで下落し、7年以上ぶりの低水準に達しました。

  • 要因:

    • 中国政府からの経済支援が鉄鋼需要の回復につながるかについての懐疑的な見方が増加。

    • 中国経済は第2四半期に予想を下回る成長を記録。

    • 6月の住宅価格は9年間で最大の下落を見せ、不動産セクターの危機の深刻さを浮き彫りに。

  • 影響:

    • 今後の建設活動の見通しが悪化し、中国の債務を抱えた不動産開発業者が清算される可能性が高まり、世界的な需要と中国の経済生産の主要な源が失われる懸念。

    • 住宅不況によるデフレーションが、中国政府の経済支援が開発業者や建設業界に向けられる可能性を制限し、鉄鋼の買い需要の期待を失わせた。

  • 生産動向:

    • 6月の中国の粗鋼生産量は前月比0.2%増加。

中国の不動産市場の低迷と経済成長の減速が鉄鋼価格に大きな影響を与えており、これが今後の市場動向にどのように影響するかが注目されます。


欧州株、上昇

ユーロ圏株式市場

  • 指数の動き:

    • 木曜日、STOXX 50は0.3%上昇、STOXX 600は0.4%上昇し、3日連続の下落を終える動きを見せました。

    • トレーダーはECBの金融政策決定を待ち構えています。

  • セクター別動向:

    • 上昇: 自動車セクターが上昇を牽引し、メルセデス・ベンツ(+2.3%)、BMW(+2%)、VW(+1.8%)、レプソル(+1.2%)がトップパフォーマー。

    • 下落: テクノロジーセクターが圧力を受け、ASMLホールディング(-0.9%、前日の10.9%急落後)、シーメンス(-2.7%)、シュナイダーエレクトリック(-1.4%)が大きく下落。

  • 企業ニュース:

    • ノキアの株価は第2四半期の利益が32%減少し、4%以上下落。

    • ボルボは予想を上回る営業利益を報告したものの、通年の小売販売予測を下方修正したため、5%以上上昇。

    • ノバルティスは利益予想を引き上げましたが、株価は約1.7%下落。

債券更新: インド10年債利回りが12bps上昇

債券市場

  • 動向:

    • 木曜日、政府債券が上昇。

    • 主な上昇債券: インド10年債(+12.20bps)、メキシコ10年債(+4.30bps)、米国10年債(+2.80bps)。

    • 主な下落債券: ニュージーランド10年債(-4.09bps)、ギリシャ10年債(-2.90bps)、スイス10年債(-2.50bps)。

ユーロ圏建設、3年以上で最大の減少

ユーロ圏建設生産

  • 概要:

    • ユーロ圏の建設生産は2024年5月に前年比2.4%減少し、前月の改定された1.5%減少からさらに悪化。

    • 専門建設活動(-1.8% vs -0.9%)と建築活動(-4.8% vs -3.6%)が減少。

    • 土木工事の生産も減少(0.4% vs 2%)。

  • 国別動向:

    • ドイツ(-7%)、フランス(-5.6%)、スペイン(-1.8%)で建設活動が減少。

  • 月次変動:

    • 季節調整済み建設生産は前月比0.9%減少。

FX更新: 日本円が0.52%上昇

通貨市場

  • 動向:

    • 上昇: 日本円(+0.52%)。

    • その他、ドル指数(+0.14%)、英国ポンド(-0.17%)、ユーロ(-0.09%)にわずかな変動。

FTSE MIB、ECB決定を前に上昇

イタリア株式市場

  • 指数の動き:

    • 木曜日、FTSE MIBは0.6%上昇し、34,600ポイントに接近。

    • 他の欧州市場の上昇に歩調を合わせ、ECBの金利決定を待つ。

  • 企業ニュース:

    • 上昇: 自動車セクターが上昇を牽引、EUにおける乗用車登録が前年比4.3%増で4.5年ぶりの高水準となり、特にイタリアでの登録が15.1%急増。

    • 強いパフォーマンス: イベコグループ(+3.2%)、ステランティス(+1.9%)。

    • エネルギー株: エニ(+1%)も堅調に推移。

南アフリカ株、鉱業株主導で反発

南アフリカ株式市場

  • 指数の動き:

    • 木曜日、JSE指数は0.5%上昇し、80,850ポイント付近で取引。

    • 3日連続の下落から反発を試みる。

  • 要因:

    • 鉱物価格の上昇に伴い、鉱業株が主導。

    • 南アフリカ準備銀行の金利決定を待つ。

  • 経済データ:

    • 2024年5月の小売販売は前年比0.8%増加し、予想の0.6%増を上回る。

  • 個別銘柄:

    • 大幅上昇: アングロアメリカンプラチナ(+6%近く)。

    • その他: クンバ鉄鉱石(+1.3%)、ゴールドフィールド(+1.2%)。


IBEX、木曜日に上昇

スペイン株式市場

  • 指数の動き:

    • IBEX 35は木曜日の早朝取引で0.6%上昇し、11,170ポイントに達しました。

    • 他の欧州市場と歩調を合わせ、トレーダーはECBの金融政策決定を待っています。

  • 要因:

    • 中央銀行は金利を据え置くと予想されていますが、将来の利下げ時期に関するヒントが注目されています。

  • 個別銘柄:

    • 上昇: サンタンデール(+0.9%)、BBVA(+1.2%)、カイシャバンク(+1.7%)、バンキンター(+4.6%)。

    • 控えめな上昇: インディテックス(+0.4%)、イベルドローラ(+0.3%)。

    • 下落: フルイドラ(-4%)。

香港失業率、3%で安定

香港失業率

  • 概要:

    • 香港の季節調整済み失業率は2024年6月までの3ヶ月間で3%と、前の3ヶ月間と変わらずでした。

    • 失業者数は前月比1.5千人減少し、114.7千人に。

    • 就業者数は6.4千人増加し、3.703万人に。

  • 詳細:

    • 若年層失業率(20歳から29歳の求職者)は前月の5.9%から6月には5.5%に低下。

    • 労働力参加率は57.1%で変わらず。

ハンセン指数、小幅高で終了

香港株式市場

  • 指数の動き:

    • ハンセン指数は木曜日に39ポイント(0.22%)上昇し、17,778ポイントで取引を終了。

  • 要因:

    • 投資家は今日の高レベルの会議からの政策行動を待ち望んでいます。

    • 国営メディアは、このイベントが全分野の改革の青写真を提供するだろうと報じています。

  • セクター別動向:

    • 不動産、金融、消費者セクターが上昇。

    • フェデラルリザーブの当局者が米中央銀行が利下げに近づいていると述べたことが影響。

  • 個別銘柄:

    • 大幅上昇: 農夫山泉(+7%)、中国宏橋グループ(+3.8%)、PICC財産保険(+3.6%)、長江基建(+3.0%)。

    • 影響: 米国の技術株の売却、バイデン大統領のCOVID陽性。

ポーランド生産者物価指数、予想以上に減少

ポーランド生産者物価指数変動

  • 概要:

    • ポーランドの生産者物価指数は2024年6月に前年同月比6.1%減少し、前月の7%減少から緩和。

    • 市場予想の6.3%減少を下回りました。

  • 詳細:

    • 製造業の価格は5.2%減少(前月は6.3%減少)。

    • 鉱業・採石業(-5.5% vs -5.2%)および電気・ガス・蒸気・空調供給(-5.3% vs -4.7%)の価格はさらに減少。

    • 水供給の価格は変わらず(2.5%)。

  • 月次変動:

    • 生産者物価は6月に前月比0.1%増加し、前月の0.3%減少から反発。


ポーランドの工業生産、6月に反発

ポーランド工業生産

  • 概要:

    • 2024年6月のポーランドの工業生産は前年同月比0.3%増加し、前月の下方修正された1.6%減少から反発しました。

    • 市場予想の1.3%減少を上回る結果となりました。

  • セクター別詳細:

    • 製造業: 0.1%増(5月は-1.9%)

    • 電気・ガス・蒸気・空調供給: 2.9%増(5月は-2.3%)

    • 鉱業・採石業: -2.7%減(5月は-2.3%)

    • 水供給・下水廃棄物管理: 4.3%増(5月は6%)

  • 月次変動:

    • 工業生産は前月比3.2%増加し、前月の下方修正された4.5%減少から回復。

フランス株、横ばいで推移

フランス株式市場

  • 指数の動き:

    • CAC 40は木曜日に横ばいで推移し、3日連続の損失後にECBの金融政策決定を待っています。

  • 個別銘柄:

    • 上昇: パブリシス(5%近く上昇、Q2のオーガニック成長が5.6%と予想を上回り、通年ガイダンスを4-5%から5.6%に引き上げ)、クレディ・アグリコル、ステランティス、トタルエナジーズ、テレパフォーマンス(1%から2.2%上昇)。

    • 下落: シュナイダーエレクトリック(4.1%下落、1ヶ月ぶりの安値)、STマイクロエレクトロニクス(1.9%下落)、ルグラン(1.7%下落)。

欧州株、上昇から反転

ユーロ圏株式市場

  • 指数の動き:

    • STOXX 50とSTOXX 600は木曜日に高く開けましたが、すぐに全ての利益を反転し、それぞれ0.3%と0.1%下落。

  • セクター別動向:

    • 下落: テクノロジーセクターが圧力を受け、ASMLホールディング(2.5%下落、前日の10.9%急落後)、SAP(1%下落)、シーメンス(3%下落)、シュナイダーエレクトリック(4%下落)。

    • 上昇: 自動車およびエネルギーセクター、メルセデス・ベンツ(1.9%上昇)、VW(1.5%上昇)、エニ(1.1%上昇)、レプソル(1.3%上昇)。

  • 企業ニュース:

    • ノキアの株価は第2四半期の利益が32%減少し、約8%下落。

    • ノバルティスは利益予測を引き上げたものの、株価は約1.7%下落。

    • ボルボは予想を上回る営業利益を報告し、ほぼ4%上昇。

  • 市場の期待:

    • トレーダーはECBの金融政策決定を待ち構えています。

    • 中央銀行は金利を据え置くと予想されていますが、追加の利下げ時期に関するヒントが注目されています。

農業商品更新: オート麦が4.37%上昇

コモディティ

  • トップ商品:

    • オート麦(+4.37%)

    • キャノーラ(+1.06%)

  • 下落商品:

    • トウモロコシ(-4.06%)

    • 大豆(-0.50%)

ポーランドの企業賃金成長、予測を下回る

ポーランド賃金成長

  • 概要:

    • 2024年6月のポーランド企業セクターの賃金成長率は前年比11%増で、前月の11.4%から減速し、市場予想の11.5%を下回りました。

  • 月次変動:

    • 賃金は6月に前月比1.8%増加し、主にボーナス、賞与および時間外労働の支払いが要因。


英国10年債利回り、賃金データ後に安定

英国政府債10年債

  • 動向:

    • 英国の10年債利回りは4.08%で推移し、火曜日に記録した3週間ぶりの安値を上回っています。

  • 要因:

    • トレーダーは新しい経済データを評価し、イングランド銀行(BoE)の次の金利動向を予測しています。

    • 今週のインフレと労働市場データは、価格圧力が緩和しているかどうかの判断を難しくしています。

    • 賃金成長がほぼ2年ぶりの低水準にある一方で、サービスインフレは5.7%と高止まりしており、BoEの予測である5.1%を上回っています。

    • 6月のCPIはBoEの目標である2%にとどまりました。

  • 市場の予測:

    • 8月1日の利下げの可能性は30%から40%に上昇。

    • 米国では、FRBが9月に利下げを開始し、年内にさらに2回の利下げを行うと予想されています。

中国株、第三次全体会議の更新を待って上昇

中国株式市場

  • 指数の動き:

    • 上海総合指数は0.48%上昇して2,977ポイントで取引を終了。

    • 深センコンポーネント指数は0.5%上昇して8,879ポイントで取引を終了。

  • 要因:

    • 投資家は第三次全体会議の政策更新を待っています。

    • 習近平国家主席は、中国経済の長期的なビジョンを明らかにする予定であり、政策立案者に対して「即効性のある解決策はない」と警告しました。

    • 一方、バイデン政権は中国への先進的なチップ製造装置の輸出を制限する厳しい規制を検討中。

  • セクター別動向:

    • テレコミュニケーションと消費財株が上昇を牽引。

    • 中国移動(+3.1%)、中国聯通(+1.5%)、永輝超市(+5.4%)が上昇。

鉄鉱石、在庫増加で下落

コモディティ

  • 価格動向:

    • 鉄鉱石(含有率62%)の価格は0.41%下落し、108.94ドルで1週間ぶりの安値に達しました。

  • 要因:

    • 中国の港湾での鉄鉱石在庫が約1億5000万トンに増加し、供給が豊富であることを示しています。

    • オーストラリアの主要鉄鉱石採掘会社であるBHPグループは、好天候と西オーストラリアのSouth Flank鉱山からの寄与増加により、2年連続で年間生産量の記録を更新。

    • 需要面では、中国の鉄鋼市場の弱含みが市場のセンチメントに影響。

  • 市場の期待:

    • 第三次全体会議からの政策更新が期待されており、成長を支えるための刺激策が注目されています。

英国株、賃金データ後に急上昇

英国株式市場

  • 指数の動き:

    • 木曜日のFTSE 100指数は0.5%以上上昇し、他の欧州市場をアウトパフォーム。

  • 要因:

    • 賃金成長がほぼ2年ぶりの低水準となり、労働市場の冷却を示していることが金利引き下げの期待を高めました。

    • ボーナスを除く平均賃金は5.7%増で、前期の6%から減少。

  • 個別銘柄:

    • フレイザーズグループは調整後の利益が予測の上限に近づいたため7%上昇。

    • ディプロマは第3四半期の更新後、期待通りの強いパフォーマンスにもかかわらず3%下落。

FTSE 100指数、0.70%高で開場

英国株式市場

  • 指数の動き:

    • ロンドンのFTSE 100指数は木曜日に57ポイント(0.70%)上昇して開場。

  • トップパフォーマー:

    • フレイザーズグループ(+9.04%)、シュローダーズ(+4.88%)、3i(+2.35%)

  • 主要な下落銘柄:

    • ディプロマ(-3.18%)、スコティッシュ・モーゲージ(-2.37%)、インターコンチネンタルホテルズ(-2.14%)


欧州株、ECB決定を控えて上昇

ユーロ圏株式市場

  • 指数の動き:

    • 木曜日、STOXX 50とSTOXX 600は0.3%上昇し、3日連続の下落を終えました。

    • トレーダーはECBの金融政策決定を待ち構えています。

  • 市場の期待:

    • 中央銀行は金利を据え置くと予想されていますが、追加の利下げ時期に関するヒントが注目されています。

  • セクター別動向:

    • 食品・飲料株と石油・ガス株が上昇を牽引。

    • エニ(+1.2%)、レプソル(+1.4%)、メルセデス・ベンツ(+1.1%)、フォルクスワーゲン(+1.2%)が上昇のトップパフォーマー。

  • 個別銘柄:

    • ASMLホールディングは水曜日の10.9%の急落に続き、0.6%下落。

    • ノキアは第2四半期の利益が32%減少し、株価が8%以上下落。

    • ボルボは予想を上回る営業利益を報告したものの、通年の小売販売予測を下方修正したため、1%以上上昇。

    • ノバルティスは利益予想を引き上げましたが、株価は約2.2%下落。

銅、増産とともに損失を維持

コモディティ

  • 価格動向:

    • 銅先物は木曜日に1ポンドあたり4.42ドル前後で推移し、約3週間ぶりの低水準に留まっています。

  • 要因:

    • 公式データによると、6月の中国の精錬銅生産が5月に比べて増加。

    • 中国の銅製錬所が来年の生産削減を計画しているとの報道も影響。

  • 市場の期待:

    • 第三次全体会議からの政策更新が金曜日に予定されており、成長を支えるための刺激策が期待されています。

    • 習近平国家主席は共産党に「揺るぎない信念と献身」を求めています。

  • 在庫動向:

    • LME、Comex、上海国際エネルギー取引所での銅在庫が7月に増加。

ECB、金利据え置き予想、将来の指針に注目

ユーロ圏金利

  • 概要:

    • ECBは2024年7月の会合で金利を据え置くと広く予想されています。

    • 6月に25ベーシスポイントの利下げを行った後、主要再融資オペ金利は4.25%、預金ファシリティ金利は3.75%、限界貸出金利は4.5%のまま。

  • 市場の期待:

    • トレーダーはさらなる利下げのヒントを注視していますが、政策立案者は明確な指針を提供しない可能性が高いです。

    • ECBは慎重なアプローチを採用し、2025年までにインフレが2%に達する自信がつくまで利下げをためらっています。

  • インフレ動向:

    • ユーロ圏のインフレ率は6月に2.5%に低下(5月は2.6%)。

英ポンド、1年ぶりの高値を維持

英国通貨

  • 概要:

    • 英ポンドは1.3ドル前後で推移し、1年ぶりの高値に近い水準です。

    • 最新の経済データを受けて、8月のイングランド銀行(BoE)の利下げ予想が後退。

  • 要因:

    • 6月のインフレ率は2%で安定し、予測の1.9%に達しませんでした。

    • サービス業のインフレ率もBoEの予測を上回る5.7%で安定。

    • 中央銀行の利下げ期待はCPI発表前の約49%から33%に低下。

  • 賃金動向:

    • 賃金成長率は5.7%に減速しましたが、依然として高水準。

    • 失業率は2021年の最高値である4.4%を維持。

日経225指数、2.21%下落

日本株式市場

  • 動向:

    • 木曜日、東京の日経225指数は907ポイント(2.21%)下落しました。

  • 要因:

    • 東京エレクトロン(-8.86%)、スクリーンホールディングス(-8.34%)、三井造船(-8.07%)が大きな損失を出しました。

これらの情報を基に、各市場や商品に対する最新の状況を把握することができます。


英国の雇用、5ヶ月ぶりに増加

英国雇用変動

  • 概要:

    • 2024年5月までの3ヶ月間で、英国の就業者数は1万9千人増加しました。

    • これは前期の13万9千人減少からの回復で、市場予想の1万8千人増を上回りました。

    • 2023年12月以来初の雇用増加であり、パートタイム従業員とフルタイム自営業者の増加が主な要因。

  • 詳細:

    • フルタイム従業員とパートタイム自営業者は減少しました。

英国の通常給与成長率、2022年以来の最低

英国平均給与(ボーナス除く)

  • 概要:

    • ボーナスを除く通常給与は前年比5.7%増の週643ポンドとなり、2022年9月以来の最低成長率となりました。

    • 前期の6%増から減速し、市場予想と一致しました。

  • セクター別給与成長:

    • 民間セクターの賃金成長率は5.6%に減速(前期は5.9%)。

    • 公共セクターの賃金は前期と同じ6.4%増。

    • 最も高い賃金成長率は金融・ビジネスサービス部門(6.7%)、製造業(6.2%)、サービス業(5.9%)で見られました。

  • 実質賃金:

    • インフレ調整後の実質賃金は、ボーナスを除く通常給与で2.5%から2.4%にわずかに上昇。

英国の給与、6月に16K増加

英国非農業部門雇用

  • 概要:

    • 2024年6月の英国の給与支払い対象従業員数は1万6千人増加し、3,040万人に達しました。

    • 前月の改定された5万4千人の増加から減少。

  • 年間変動:

    • 前年同月比で給与支払い対象の雇用は0.8%(24万1千人)増加し、主に医療・社会福祉部門(+16万1千人)の増加が要因。

    • 地域別では、アーズ・アンド・ノースダウンでの年間増加率が3.1%と最高。

    • ウェストミンスターでは2.6%の減少が見られました。

  • 給与:

    • 中央月間給与は3.6%増の2,382ポンドで、最高の増加率は卸売・小売業(8.2%)、最低の増加率は医療・社会福祉部門(-8.2%)でした。

英国の賃金成長、予想通り減速

英国賃金成長

  • 概要:

    • ボーナスを含む英国の平均週給は前年比5.7%増の週689ポンドとなり、前期の5.9%から減少し、市場予想と一致しました。

    • 公共セクターの賃金成長率は6.3%で安定し、民間セクターでは5.5%(前期は5.9%)に減速。

  • 通常給与:

    • ボーナスを除く通常給与は前年比5.7%増となり、前期の6%から減少し、予想と一致しました。

    • 最も高い成長率は金融・ビジネスサービス部門(7%)、製造業(6.4%)、サービス業(5.7%)で見られました。

  • 実質賃金:

    • インフレ調整後の実質賃金成長率は、ボーナスを含む全体給与で2.2%で安定。

    • ボーナスを除く通常給与で2.5%から2.4%にわずかに上昇。


スイスの貿易黒字、9ヶ月ぶりの最大

スイス貿易収支

  • 概要:

    • 2024年6月のスイスの貿易黒字は49億スイスフランに増加し、前月の上方修正された42億スイスフランから拡大しました。これは2023年9月以来の最大の貿易黒字です。

  • 輸出:

    • 輸出は前月比1.2%増の233億スイスフラン。

    • 主に車両(+5%)と化学・医薬品製品(+2.9%)の販売増が支えました。

  • 国別輸出:

    • ロシア(+43.7%)、日本(+23.2%)、中国(+15.1%)への出荷が大幅に増加。

  • 輸入:

    • 輸入は前月比2.2%減の183億スイスフラン。

    • 原材料(-11.2%)、化学・医薬品製品(-8.3%)、医療機器・器具(-3.1%)の購入減が影響。

  • 国別輸入:

    • ロシア(-37.4%)、スペイン(-25.5%)、日本(-23.3%)、オーストラリア(-20.9%)からの入荷が大幅に減少。

英国の失業率、2年半ぶりの高水準で安定

英国失業率

  • 概要:

    • 2024年3月から5月の英国の失業率は4.4%で、前の3ヶ月間と変わらず、市場予想と一致。

    • これは2021年9月までの3ヶ月間以来の最高値です。

  • 要因:

    • 失業者数は8.8万人増加し、153万人に達しました。

    • 特に6ヶ月以内の失業者数が前年を上回っています。

    • 6ヶ月以上12ヶ月以内、および12ヶ月以上の失業者数も増加。

  • 雇用状況:

    • 雇用者数は1.9万人増加し、3300万人に達しました。

    • パートタイム従業員とフルタイムの自営業者が増加。

    • 副業を持つ人の割合は3.8%に上昇。

    • 経済的非活動率は0.2ポイント減少し、22.1%。

欧州市場、横ばいでの開場予想

ユーロ圏株式市場

  • 概要:

    • 木曜日の欧州株式市場は、欧州中央銀行(ECB)の最新の政策決定を前にして小幅な動きでの開場が予想されています。

    • ECBは、6月に2019年以来初の利下げを行った後、今回は金利を据え置くと予想されています。

  • 影響:

    • 英国の失業データが5月にほぼ変わらずであったことに市場は反応しています。

    • 前セッションでは、米国が中国へのチップ輸出規制を強化するとの報道から、半導体株が圧力を受け、大幅な損失を出しました。

    • ドナルド・トランプの台湾は米国に防衛費を支払うべきとのコメントも地政学的懸念を引き起こしました。

  • 先物動向:

    • ユーロストックス50先物は、プレマーケット取引で横ばいを示しています。

パーム油、横ばい

コモディティ

  • 価格動向:

    • マレーシアのパーム油先物は、木曜日に1トンあたり3,930リンギットで横ばい。

    • これは、前の3セッションでの上昇を受けてのものです。

  • 要因:

    • 原油価格の上昇が、ライバル市場である大連とシカゴの市場での下落を相殺。

    • 7月上旬の輸出データによると、マレーシアのパーム油製品の出荷は、前月同時期と比べて65.9%から75.6%急増。

    • 東南アジアでのラニーニャ現象の可能性が供給に影響を与える可能性があり、市場は注視。

    • 中国の主要バイヤーの政策ニュースが期待されています。

  • 市場予測:

    • マレーシアパーム油協会は、今年のパーム油価格が3,850リンギットから4,000リンギットの範囲で推移すると予測。

    • マレーシアは8月の原油パーム油の輸出税を8.0%に維持し、基準価格を引き上げ。


EUの自動車登録台数、6月に回復

欧州連合自動車登録台数

  • 概要:

    • 2024年6月の欧州連合(EU)における乗用車登録台数は前年比4.3%増の110万台に達し、4年半ぶりの高水準を記録しました。

    • これは前月の3.0%減少からの回復であり、3ヶ月ぶりの増加です。

  • 国別動向:

    • 増加: イタリア(15.1%)、ドイツ(6.1%)、スペイン(2.2%)

    • 減少: フランス(-4.8%)

ニュージーランド株、3日連続で上昇

ニュージーランド株式市場

  • 指数の動き:

    • S&P/NZX 50指数は木曜日に0.3%上昇し、12,329ポイントで取引を終了しました。

    • これは3セッション連続の上昇です。

  • 要因:

    • ニュージーランド準備銀行(RBNZ)が早期に利下げを行うとの期待が高まり、インフレ率が3年間で最低水準の3.3%に低下したことが影響。

    • 市場は8月のRBNZ会合での利下げ確率を約50%と見込み、10月には完全に利下げを織り込んでいます。

  • 影響する米国の動き:

    • 連邦準備制度理事会(FRB)の当局者の発言により、9月の利下げ期待が高まりました。

    • フェデラルリザーブ理事のクリストファー・ウォラーとニューヨーク連銀総裁のジョン・ウィリアムズが政策緩和の近づいていることを示唆。

  • 主要銘柄の動向:

    • Mercury NZ(3.5%上昇)、Ebos Group(1.5%上昇)、Contact Energy(1.3%上昇)

センセックス、新たな史上最高値を記録

インド株式市場

  • 指数の動き:

    • インドの株価は木曜日の早朝取引で107ポイント(0.1%)上昇し、80,824ポイントに達しました。

    • これは4セッション連続での史上最高値更新です。

  • 要因:

    • 消費財、テクノロジー、PSUバンクの上昇が主な要因。

    • IMFが2024-25年度のインドの成長予測を6.8%から7%に引き上げたことが好材料。

  • 企業動向:

    • インフォシスとタタテクノロジーズが今日、第1四半期の決算を発表予定。

    • ONGC(2.1%上昇)、ヒンドゥスタンユニリーバ(1.8%上昇)、SBIライフ(1.3%上昇)

    • LTIマインドツリーは第1四半期の純利益が3.1%増加し、1.9%上昇。

米国10年債利回り、ハト派的なFRB見通しで低迷

米国政府債10年債

  • 動向:

    • 10年物米国債の利回りは4.17%前後で推移し、4ヶ月ぶりの低水準に近づいています。

  • 要因:

    • FRBが今年複数回の利下げを行うとの期待が高まり、複数のFRB当局者がハト派的な発言を行いました。

    • クリストファー・ウォラー理事は、政策緩和の時期が近づいていると述べました。

    • 中央銀行の調査でも、米国経済活動が5月末から7月初めにかけてわずかに拡大したと報告されています。

  • 今後の見通し:

    • 市場は9月にFRBが利下げを開始すると予測しており、今年中に60ベーシスポイント以上の利下げが見込まれています。

日本円、0.46%上昇

通貨市場

  • 概要:

    • 木曜日の取引で日本円は0.46%上昇しました。

    • スイスフランも0.26%上昇。

  • その他の通貨動向:

    • ドル指数は0.11%上昇。

    • ユーロは0.06%減少。

    • 英ポンドは0.04%減少。

中国株、4週間ぶりの高値を記録

中国株式市場

  • 動向:

    • CSI 300指数は4週間ぶりの高値である3515.00ポイントに上昇。

  • 過去の動向:

    • 過去4週間で上海・深センCSI 300指数は0.48%減少。

    • 過去12ヶ月では8.8%減少。

オランダの失業率、6月に横ばい

オランダ失業率

  • 概要:

    • オランダの季節調整済み失業率は2024年6月に3.6%で、前月と同じ水準を維持しました。

  • 要因:

    • 失業者数は前月から3千人増加し、37万人に。

    • 雇用者数は5千人減少し、981.6万人に。

  • 労働市場の詳細:

    • 労働力参加率は6月に76.1%に減少(前月は76.2%)。

    • 失業給付の受給者数は16.8万人。

  • 前年同月比較:

    • 2023年6月の季節調整済み失業率は3.5%でした。


マレーシアの輸出、3ヶ月ぶりの最小増加

マレーシア輸出年率

  • 概要:

    • マレーシアの2024年6月の輸出は前年比1.7%増の1260億リンギットに達しましたが、市場予想の4.6%を下回り、前月の下方修正された7.1%の増加から大幅に減速しました。

    • これは3月以来の最も低い成長率で、海外需要のさらなる弱まりを反映しています。

  • セクター別詳細:

    • 製造業: 1.0%増(化学製品が3.2%、機械装置・部品が25.1%、光学・科学機器が6.7%増)

    • 鉱業: 15.1%増(LNGが23.7%、原油が15.4%増)

    • 農業: 1.7%増(パーム油およびパーム油製品が0.7%増)

  • 主要貿易相手国別輸出:

    • 増加: 米国(14.0%)、インド(10.9%)、台湾(54.5%)、ASEAN諸国(2.1%)

    • 減少: 中国(-2.0%)、日本(-18.6%)、EU(-8.2%)

  • 年初からの動向:

    • 2024年上半期の輸出は前年同期比3.9%増でした。

マレーシアの貿易黒字、急落

マレーシア貿易収支

  • 概要:

    • マレーシアの2024年6月の貿易黒字は143億リンギットとなり、前年同月の291億リンギットから急落し、市場予想の148億リンギットを下回りました。

  • 要因:

    • 輸入が前年比17.8%増の1118億リンギットに急増し、市場予想の15.5%を上回り、5ヶ月ぶりの最速ペースで増加しました。

    • 輸出は前年比1.7%増の1260億リンギットにとどまり、前月の下方修正された7.1%の増加から大幅に減速しました。

  • 年初からの動向:

    • 2024年上半期の貿易黒字は前年同期の1196.4億リンギットから661億リンギットに急落しました。

    • 輸出は3.9%増、輸入は13.8%増でした。

マレーシアの輸入成長、5ヶ月ぶりのピーク

マレーシア輸入年率

  • 概要:

    • マレーシアの2024年6月の輸入は前年比17.8%増の1117.6億リンギットに達し、市場予想の15.5%を上回り、前月の下方修正された13.4%の増加から加速しました。

  • 要因:

    • 強力な国内需要に支えられた8ヶ月連続の輸入増加で、1月以来の最速ペース。

    • 中間財: 37.2%増の165億リンギット

    • 資本財: 23.5%増の23億リンギット

    • 消費財: 13.5%増の11億リンギット

  • セクター別詳細:

    • 製造業: 17.5%増(電気・電子製品が33.0%、機械・設備が26.5%、金属製品が7.3%増)

    • 農業: 13.2%増(天然ゴムが65.2%、その他の植物油が68.1%増)

    • 鉱業: 17.9%増(原油が35.4%、LNGが65.6%増)

  • 主要貿易相手国別輸入:

    • 増加: 中国(29.1%)、シンガポール(17.4%)、米国(39.6%)、EU(12.5%)

    • 減少: 日本(-9.6%)

  • 年初からの動向:

    • 2024年1月から6月の輸入は前年同期比13%増でした。

オフショア人民元、第三次全体会議の終了を控え安定

中国通貨

  • 動向:

    • オフショア人民元は木曜日に1ドル7.272元前後で安定しています。

  • 要因:

    • トレーダーは今日終了する第三次全体会議の結果を待っています。

    • 習近平国家主席は、中国経済の長期的なビジョンを明らかにする予定であり、政策立案者に対して迅速な解決策はないと警告しました。

  • 政策見通し:

    • 習近平氏は、テクノロジーや先進製造業などの重要な分野を優先することを強調しました。

  • 経済状況:

    • 悪化する経済データにより、追加の政策措置が発表される可能性がありますが、より強力な行動がなければ投資家の信頼を回復するのは難しいと見られています。

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