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経済リポートまとめ3.0 23:59


1. ルワンダ GDP 成長率

  • Q2 2024 成長率: ルワンダの経済は2024年第2四半期に前年同期比で9.8%拡大し、第1四半期の9.7%からわずかに上昇しました。

  • 産業部門: 第2四半期で15%の成長を示し、第1四半期の11%から加速しました。特に建設業(+18%)と製造業(+17%)が主要な推進力となりました。

  • サービス部門: 第2四半期で10%の成長を続け、第1四半期の11%からわずかに減速しましたが、情報通信(+33%)、ホテル・レストラン(+20%)、行政支援サービス(+15%)、卸売・小売業(+10%)、金融サービス(+10%)が好調でした。

  • 農業活動: 第2四半期で7%増加し、第1四半期と同じ成長を維持しました。食料作物(+8%)、家畜・家畜製品(+7%)、林業(+6%)、漁業(+3%)がプラスの貢献をしました。

2. 鋼鉄市場

  • 価格動向: 鉄筋先物価格は1トン当たりCNY 3,000に向かって下落し、9月9日には3週間ぶりの安値であるCNY 2,940に近づきました。

  • 生産減少: 中国の粗鋼生産量は8月に6.1%減少し、7,792万メートルトンとなり、価格の低迷と不動産・製造業の需要低迷により3か月連続で減少しました。

  • 市場の見通し: 9月にはマージンの改善で生産が回復する見込みですが、中国の2024年の鋼鉄生産上限に関する不確実性が依然として市場のセンチメントに影響を与えています。さらに、中国の弱い経済データ(産業生産の鈍化、小売売上高の成長の低下、失業率の上昇)がオフショア人民元に圧力をかけ、全体的な経済見通しに懸念をもたらしています。

3. ブラジル株式市場(Ibovespa)

  • インデックス動向: Ibovespa指数は月曜日に0.4%上昇し、2日連続の上昇を記録しました。エネルギー生産者、食肉加工業者、ヘルスケア株が上昇を牽引しました。

  • 主要銘柄: 国営石油会社ペトロブラスは1.8%以上上昇し、電力会社Eletrobrasも1.5%増加しました。食肉加工業者JBSとBRFはそれぞれ1.4%と1.7%上昇しました。ヘルスケアセクターではRaia Drogasil、Hapvida、Naturaが1.2%から2.2%の範囲で上昇しました。

  • 経済予測: ブラジルの中央銀行のFocus Reportによると、2024年のインフレ予測は4.30%から4.35%に、GDP予測は2.68%から2.96%に上方修正されました。セリック金利は11.25%で据え置かれました。

4. バルチック海運指数

  • 指数動向: バルチック海運指数は月曜日に約0.3%上昇し、1,896ポイントに達しました。2日連続の下落を止め、2週間ぶりの低水準から反発しました。

  • サブ指数: カープサイズ指数は0.3%上昇して3,097ポイントに、パナマックス指数は約1%上昇して1,442ポイントに達しました。小型船舶のスプラマックス指数も1ポイント上昇して1,265ポイントとなりました。

5. WTI原油

  • 価格動向: WTI原油先物価格は月曜日に1バレルあたり70ドルを超え、前週の1.4%の上昇を継続しました。

  • 市場要因: 米国湾岸の石油インフラの中断と米国の利下げ期待が価格に影響を与えています。ハリケーン・フランシーヌの影響でメキシコ湾の石油生産の約20%が停止しています。投資家はFRBの50ベーシスポイントの利下げを予想しており、これは経済活動を活性化し、原油需要を増加させる可能性があります。

  • 懸念点: 中国の弱い経済データが需要の減速懸念を引き起こしています。また、リビアの石油輸出が中央銀行の管理権をめぐる国連主導の交渉の停滞により大幅に減少しました。

6. 米国株式市場(ダウ・ジョーンズ)

  • 指数動向: ダウ・ジョーンズ指数は月曜日に0.76%上昇し、314ポイントを追加しました。

  • 主要銘柄: インテル(+3.86%)、トラベラーズ・カンパニーズ(+3.13%)、シスコシステムズ(+1.79%)が上昇をリードしました。一方、アップル(-3.25%)、アマゾン(-0.56%)、ボーイング(-0.39%)が最大の下落を記録しました。

7. カナダ株式市場(TSX)

  • 指数動向: S&P/TSX総合指数は月曜日に23,560で横ばいに近い動きを見せました。金融セクターの上昇がエネルギーおよび素材セクターの損失を相殺しました。

  • 経済展望: カナダ中央銀行総裁のティフ・マックレムは、労働市場への懸念と石油価格の潜在的な下落により、利下げを加速する可能性を示唆しました。これは、6月以降の3回連続の0.25%の利下げに続くものです。金融株はTDバンク、ブルックフィールド、スコシアバンク、BMOがそれぞれ0.3%以上の上昇で恩恵を受けました。

  • 投資家の警戒: 市場はFRBの予想される利下げに備えており、50ベーシスポイントの削減の可能性が60%以上に上昇しています。


8. カナダ株式市場の新高値

  • 動向: TSXは23,669.00ポイントの史上最高値に達し、過去4週間で2.18%の上昇、過去12ヶ月で15.26%の上昇を記録。

  • 背景: 世界経済の見通しが慎重である中、カナダの株式市場は好調なパフォーマンスを示し、新高値を達成。

9. 米国株式市場の動向

  • 動向:

    • S&P 500はフラットに推移。

    • ダウ・ジョーンズは210ポイント以上上昇。

    • ナスダックは0.7%下落。

  • 背景:

    • 米連邦準備制度(Fed)の今週の金利政策決定を控えてトレーダーは慎重。

    • Fedは2020年以来初めて金利を引き下げる予定であり、50ベーシスポイントの大幅な利下げの確率は60%以上に。

  • セクター動向:

    • テクノロジーセクターが最悪のパフォーマンスを記録。

      • アップル: -3%(iPhone需要の減少懸念)

      • エヌビディア: -2.9%

      • ブロードコム: -2.8%

      • テスラ: -2.5%

    • エネルギーセクターは好調。

      • シェブロン: +1.6%

10. ベルギーの貿易黒字

  • 動向: ベルギーの貿易黒字は過去最高の5,609.6百万ユーロに急増(前年同月の2,242.3百万ユーロから)。

  • 背景:

    • 輸入: -4.2%(EU内外ともに減少)

    • 輸出: +4%(EU外への出荷が13.8%と急増、EU諸国への販売は0.6%減少)

11. カナダ製造業売上高

  • 動向: カナダの製造業売上高は1.4%増の710億ドルに上昇。

  • 背景:

    • 石油と石炭製品: +6.7%

    • 化学製品: +5.3%

    • 木材製品サブセクター: -4.8%(2ヶ月連続の増加に続く下落)

  • 地域別動向:

    • サスカチュワン: +28%

    • ケベック: +1.9%

    • オンタリオ: -0.6%

12. 米国ニューヨーク州製造業活動

  • 動向:

    • NYエンパイア・ステート製造業指数が11.5に急上昇(8月の-4.7から)。

    • 2022年4月以来の高水準。

  • 背景:

    • 新規受注: +9.4(8月の-7.9から上昇)

    • 出荷: +17.9(0.3から大幅増加)

    • 労働市場の状況: 軟調(雇用: -5.7)

    • 入力価格と販売価格の増加ペースはほぼ変わらず。

  • 見通し:

    • 企業の見通しは改善に対して楽観的(30.6から22.9に上昇)

    • 資本支出指数は2020年以来初めてゼロを下回る(-2.1)


1. 銅価格の上昇

  • 動向: 銅先物価格は1ポンドあたり$4.20に向けて上昇し、3週間ぶりの高値に。

  • 背景:

    • 米連邦準備制度(Fed)の利下げ期待からドルが軟化し、他通貨保有者にとって金属が割安に。

    • 市場は水曜日の25ベーシスポイント利下げを完全に織り込んでおり、50ベーシスポイント利下げへの憶測も高まっている。

    • 中国からの需要に対する懸念がある一方、中国の最新データでは8月の工業生産、小売売上高、固定資産投資が予想を下回った。


2. ナイジェリアのインフレ率

  • 動向: ナイジェリアの総合インフレ率は2024年8月に32.2%と6ヶ月ぶりの低水準に。

  • 背景:

    • 食品インフレが7月の39.5%から8月には37.5%に緩和。

    • 主要食品であるトウモロコシと小麦の輸入に関して6ヶ月間の関税免除が効果を発揮。

    • コアインフレ(農産物とエネルギーを除く)はわずかに27.6%に上昇。


3. モルドバのGDP成長率

  • 動向: モルドバのGDPは2024年第2四半期に前年同期比で2.4%増加し、前四半期の1.9%から加速。

  • 背景:

    • 家計消費が3.7%増加、固定資本形成が6.9%増加。

    • 輸出が3.4%増加したものの、輸入が7.8%増加し、純輸出はマイナスの影響を及ぼした。


4. モロッコの製造業生産

  • 動向: モロッコの製造業生産は2024年第2四半期に前年同期比で5.8%増加、前期の2%から加速。

  • 背景:

    • 成長を主導したのは自動車生産(+22.7%)、情報技術製品(+25.9%)、化学製品(+18.8%)。

    • 一方、飲料(-13.4%)、電子機器(-10.7%)、繊維(-8.8%)の生産は減少。


5. アイルランドの貿易黒字

  • 動向: アイルランドの貿易黒字は2024年7月に70億ユーロに拡大し、4月以来の最高水準。

  • 背景:

    • 輸出が前年同月比で17.3%増加し、機械・輸送機器(+20.4%)、化学品(+11.6%)が顕著に増加。

    • 主な輸出先はドイツ(+45%)、米国(+42.7%)、オランダ(+35.7%)。

    • 輸入は3.4%増加し、特に機械・輸送機器(+28.5%)の購入が増加。


6. イスラエルのGDP成長率の下方修正

  • 動向: イスラエルの経済成長率は2024年第2四半期に年率0.7%と下方修正され、前四半期の17.2%から大幅に減速。

  • 背景:

    • 民間消費支出が減速(11.4% vs Q1の23.4%)。

    • 政府支出は増加(8.2% vs Q1の2.6%)。

    • 投資の成長も大幅に鈍化(4% vs Q1の34.2%)。


7. インド株式市場の新高値

  • 動向: BSE Sensexは月曜日に82,988.8で取引を終え、史上最高値を記録。

  • 背景:

    • 米連邦準備制度(Fed)の今週後半に予想される50ベーシスポイントの利下げへの期待が高まり、世界最大の経済の減速の兆候が影響。

    • Fedの経済見通しに関するコメントに注目が集まる。

    • 一方、中国の持続的な経済データの低調が世界経済の見通しに影響。

  • トップパフォーマー:

    • NTPC (+2.4%)

    • JSW Steel (+1.7%)

    • Larsen and Toubro (+1.4%)

    • Axis Bank (+1.1%)

  • 遅れた銘柄:

    • Bajaj Finance (-3.4%)

    • Hindustan Unilever (-2.3%)

    • Bajaj Finserv (-1.9%)

    • Adani Ports (-0.9%)

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