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暗号資産まとめニュース  20240229 10:20 


イーサリアム財団、Krakenに20億円相当のイーサリアムを入金

  • 米取引所Krakenに、イーサリアム(ETH)の推進団体である「イーサリアム財団」が4,000 ETH(約20億円相当)を入金したことが観測された。

  • 入金が行われたのは、Lookonchainによる追跡データによれば、ETHの価格が3,300ドルを超えた時点である。

  • イーサリアム財団は過去にも経費の拠出などのために保有するETHをキャッシュアウトしており、直近の入金は2022年1月6日に約2,000 ETHが行われた。

  • 今回送金に関与したウォレットは、イーサリアム財団が持つものの1つであり、2017年4月にETH開発者コミュニティウォレットから入金された合計39,006 ETHの一部を保有している。現在、同ウォレットは33,006 ETH(約165億円相当)を保有している。

  • 2022年のデータによると、イーサリアム財団は当時のETHの全供給量において約0.3%を保有していた。


ビットコイン保有者の97%が含み益

  • 仮想通貨分析企業IntoTheBlockによると、29日時点でビットコイン(BTC)保有者の97%が含み益の状態にあると報告された。

  • ビットコインの価格は今週に入り上昇トレンドを強め、28日には6万ドルの節目を突破し、その後一時64,000ドルまで上昇した。

  • 現在も6万ドルの水準を維持しており、史上最高値を更新した2021年以来の高いボラティリティを示している。

  • ビットコインの価格上昇には、米国の現物ETF(上場投資信託)の需要増加が影響している。ブルームバーグのアナリストEric Balchunas氏によれば、ビットコインETFの運用資産残高が金ETFを上回る可能性があるとの見方もある。

  • また、米国のビットコイン現物ETFの取引数がS&P 500 ETF(SPY)やインベスコQQQトラスト(QQQ)を上回るなど、ビットコイン市場への関心が高まっている。

  • ビットコインの価格上昇の他に、今年4月に予定される半減期や、イーサリアムの次期アップグレード「Dencun」の実施などが価格上昇の要因となっている。

  • イーサリアムの含み益の割合も高く、次期アップグレード「Dencun」によるプロト・ダンクシャーディング機能の実装が期待されている。


VanEckがRWA型NFTプラットフォーム「SegMint」をローンチ

  • VanEckはビットコイン現物ETF「HODL」の発行企業であり、NFT市場への参入を発表した。

  • 28日に、独自のNFTプラットフォーム「SegMint」をローンチした。

  • SegMintは、Nueva.Tech、Delegate.xyz、MINTangible.ioPortals.to、Walletchat.funとのコラボで実現したマーケットプレイスである。

  • このプラットフォームは、クリプトネイティブ向けのマーケットプレイスであり、所有権分割化・トークン化のサービスを提供する。

  • 分割された所有権は「Lock & Key」というモデルを採用し、NFTの本来の所有者が共有権を「Key」として発行できる。

  • 3月からは、高級品の所有権をトークン化・分割化できるようになる予定であり、対象としてはロレックスの時計や高級ワインなどが挙げられている。将来的には不動産のトークン化も視野に入れている。

  • SegMintは米国および一部の国のユーザーを除外し、KYCを済ませたユーザーが「Adventurer NFT」をミントすることができ、その他の特典も用意されている。


ビットコイン価格上昇とコインベースのログイン障害

1. ビットコイン価格の動向

  • 28日深夜、ビットコイン(BTC)は一時64,000ドルまで高騰し、2021年11月以来の約2年3ヶ月ぶりの高値を記録。

  • しかし、その後一時的に58,000ドル台まで反落し、高いボラティリティを示している。現在は60,000ドル台で推移している。

2. コインベースの障害

  • 高いボラティリティの中、仮想通貨取引所コインベースはサイトの障害に見舞われた。

  • コインベースサポートのX投稿によれば、一部のユーザーから口座残高の表示がゼロになっているとの報告があり、現在調査中。

  • 実際に残高がゼロになったわけではなく、アクセスの集中による一時的な問題と見られる。

  • 残高表示の他、ログインや送金などでもアクセス問題が発生している模様。


周南公立大学、Web5とビットコイン・ライトニングを採用したデジタル学生証開発

1. プロジェクト概要

  • 周南公立大学が、分散型アイデンティティ(DID)を採用したデジタル学生証システムの開発と実証を計画。

  • ブロックチェーン技術を利用する「Web5」を採用し、ビットコインのライトニングネットワークを決済ツールとして採用。

2. プロジェクトの目的

  • 学生が自身の個人情報や成績を管理し、第三者が容易に認証できるデジタル学生証を提供。

  • オンライン認証やパスワードレスログインを可能にし、学生の利便性を向上させる。

3. Web5の特徴

  • 中央集権化されたインターネットの問題に対処し、プライバシー保護と影響力制限を目指す。

  • ユーザー間の直接通信を可能にし、ブロックチェーンとの主な違いは、必要な情報のみを共有する点。

4. ライトニングネットワークとの組み合わせ

  • ライトニングネットワークは、ビットコインの即時決済を可能にするピアツーピアのレイヤー2拡張ソリューション。

  • ライトニングとWeb5の組み合わせは、プライバシーを重視した構造を実現し、ビットコインの決済を効率的に行う。

5. パートナーシップ

  • 周南公立大学は、ライトニング技術に精通した株式会社Diamond Handsと業務委託契約を締結。

  • Diamond Handsは、ライトニングの開発や運用経験が豊富であり、プロジェクトの成功に向けて重要な役割を果たす。

6. 将来展望

  • デジタル学生証システムは、学生の利便性向上だけでなく、証明可能な個人の活動履歴や先進的な機能の提供を目指す。

  • また、国内外で広範な発信を予定し、DIDを利用した先進的な事例として注目される。


NortonのSEC規制強化予測と2023年の動向

1. SECの執行による規制強化予測

  • Norton Rose Fulbrightは、SECが仮想通貨分野における執行による規制アプローチを継続し、さらに強化するとの予測を示した。

  • SECは、仮想通貨プラットフォームで販売されているトークンの一部が有価証券に該当すると見なし、これに対する提訴を加速させている。

2. 2023年のSECの動向

  • Nortonは、2023年の判例や強制執行を振り返り、SECの執行主導のアプローチについて総括した。

  • SECは、未登録証券と未登録の取引所に関連する事例を積極的に追求し、訴訟を通じて規制を強化してきた。

3. 2023年の主な訴訟事例と和解

  • 融資企業や取引所に対する訴訟や和解が続いており、SECは未登録証券の募集や販売に対する執行措置を強化している。

  • LBRY社やクラーケンなどの企業が、SECとの和解により罰金を支払い、訴訟を終結させた。

4. SECへの批判と議会の動向

  • SECのゲンスラー委員長の強硬な姿勢に対する批判が根強く、仮想通貨支持派の議員や著名投資家から不信感が表明されている。

  • 米国議会では、SECの執行措置への資金使用を一時停止する法案が提案され、下院を通過した。

Nortonの報告は、SECの規制強化に伴う企業への影響や議会の対応を考察し、今後の仮想通貨市場に与える影響について議論を呼ぶものである。


市場動向リポート

1. マクロ経済と金融市場

  • 前週末の米国株式市場は、ダウ平均株価がわずかに下落し、ナスダック指数が上昇した。

  • 東京株式市場では、日経平均株価が前日比でわずかな下落を記録した。

2. 仮想通貨市況

  • ビットコインの価格は前日比1.1%上昇し、1BTCあたり56,944ドルとなった。

  • ビットワイズのシニアアナリストは、ビットコインが過去最高値を更新する可能性が高いと指摘し、目標価格を8万8000ドルに設定した。

  • Crypto Fear and Greed Indexは、「80」台の極度の貪欲を示し、市場が過熱している状態を表している。

  • アルトコイン市場では、一部の大口投資家が取引所から大量の暗号資産を引き出す動きが見られた。また、bitFlyerにドージコイン(DOGE)が上場することが発表された。

3. 投資銀行の予測とマイクロストラテジーの動向

  • 投資銀行Benchmarkは、ビットコイン価格が来年末までに12万5,000ドルに達する可能性があると予測し、マイクロストラテジーの目標株価を990ドルに引き上げた。

  • マイクロストラテジーは、過去数か月で大量のビットコインを買い増しし、保有するBTCの含み益が44億ドルを超えた。

4. エアドロップと新規上場の発表

  • ソラナ基盤の不動産デリバティブ取引所Parclは、PRCLトークンのエアドロップを発表し、TVLが1億ドルを突破した。

  • bitFlyerによってドージコイン(DOGE)が上場されることが発表された。

5. 技術分析と市場予測

  • ビットコインのチャート分析から、大幅な上昇が期待されるとの見解が示された。

  • ディセンディングトライアングルの形状から、大幅な価格上昇が予測されている。


ParclのエアドロップとTVLの増加に関するリポート

  1. プロジェクト概要:

    • Parclは、ソラナ(SOL)ブロックチェーン上で展開される不動産デリバティブ取引所であり、分散型の不動産取引プラットフォームです。

  2. エアドロップの発表:

    • Parclは、独自のトークンであるPRCLのエアドロップを発表しました。

    • これにより、ParclのTVLは急速に増加し、1億ドル(約150億円)を突破しました。

  3. 都市インデックス:

    • Parclは、都市インデックスを提供し、これに基づいて不動産市場の価格変動を予測します。

    • トレーダーは、これらのインデックスを取引することで、都市全体の不動産市場にエクスポージャーを得ることができます。

  4. PRCLトークンについて:

    • PRCLトークンの総供給量は10億トークンで、4月に配布が予定されています。

    • 初期供給の割合は7〜8%であり、ガバナンスやデータ機能へのアクセスに使用されます。

  5. ポイント・ロイヤルティシステム:

    • Parclはポイント・ロイヤルティシステムを導入し、これを使用してPRCLトークンを配布する予定です。

    • このシステムを使用して、プラットフォーム上の取引活動を活発化することが期待されています。

  6. エアドロップの詳細:

    • エアドロップの詳細はまだ明らかにされていませんが、エアドロップ前にParclポイントを増やすことが有利とされています。

    • トレーダーは、USDCをParclの流動性プールに預けたり、プラットフォームで取引を行ったりすることでポイントを獲得できます。

  7. Pyth Networkのエアドロップ:

    • ソラナ基盤のPyth Networkも、160を超えるdAppsに対してPYTHトークンのエアドロップを行うことを発表しました。


投資銀行がマイクロストラテジーの格付けを引き上げ - ビットコイン価格は12万ドル超を前提に

米投資銀行Benchmarkは27日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)に投資する企業で知られるマイクロストラテジーの目標株価を990ドルとする格付けレポートを発表しました。

現在、マイクロストラテジーの株価は約872ドルであり、今週初めから8%以上上昇しています。Benchmarkのシニア株式リサーチアナリスト、マーク・パーマー氏は、次のように述べています。

「私たちが予測したマイクロストラテジーの目標株価は、ビットコインの価格が2025年末に12万5,000ドル(約1,880万円)に達するという前提に基づいています。」

1月に米証券取引委員会(SEC)がビットコイン現物ETFを承認し、4月下旬に予定されている4回目のビットコイン半減期により、ビットコイン価格が上昇すると予想されています。パーマー氏は、半減期が供給ペースを低下させ、数年間のビットコイン価格上昇をもたらす可能性があると述べています。

マイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、「ビットコインこそが出口戦略であり、今後も高値で購入し続ける」と述べ、ビットコインは金やS&P500などの従来の資産よりも技術的に優れており、これらの資産からの流入が続くと考えています。

マイクロストラテジーは26日、さらに3,000 BTCを購入したことを発表しました。これにより同社のビットコイン保有量は合計で193,000 BTCに増加し、含み益は44億ドル(約6,620億円)を超えています。

マイクロストラテジーは主にビジネス・インテリジェンス(BI)を提供しており、ビットコインへの投資戦略が注目されています。セイラー会長は、ビットコイン戦略の成功を受けて、「ビットコイン開発会社」としてリブランディングすることも検討しています。


Web3カードゲーム「パラレル」、ベータ版開始へ - PRIMEトークン価格急騰

Web3系NFTトレーディングカードゲーム「Parallel(パラレル)」は28日、最新のトレーラー動画を公開し、ゲームのオープンベータの開始日を発表しました。

ゲームは現在クローズベータ版(60万超のプレイ回数)で、オープンベータは2月29日に予定されています。

パラレルは無料でプレイできる「Free to Play」のカードゲームで、15人のリーダー(パラゴン)がそれぞれユニークなパワー(効果)と特性を持ち、デッキ構築の多様性を提供しています。トレーラー動画では、パラゴンの登場や物語の一部が紹介されています。

ゲームに参加するユーザーは、「Rookie Mode」というチュートリアル的なクエストをクリアし、その後AIとの訓練やランク戦に参加することができます。

ゲームのトークン関連メカニズムでは、無料でプレイできますが、NFTカードを所有することで、一戦の勝利ごとに報酬となる「PRIMEトークン」を獲得できます。最大40枚のNFTカードを持つことができ、さらに報酬を増やすための「Key(キー)」というNFTも利用可能です。

PRIMEトークンの価格は最近急上昇しており、過去30日間で+96.5%の上昇を記録しています。

また、「パラレル」はNFTトレーディングカードゲームだけでなく、「Parallel Colony(コロニー)」というOpenAIとUE5エンジン技術を使用した人工知能アバター主導型ゲームも開発しています。

「コロニー」では、「アバターNFT」というAIエージェントを使用して、人間プレイヤーのコントロールにより資源の開発や取引が半自動的に行われ、PRIMEトークンを獲得できます。

「アバターNFT」の価格は先日のティーザーに続き、現在1.11 ETH(約3,600ドル)で取引されています。

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