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幸せの核に近づくための自分メモ #12

「有朋自遠方来(朋あり遠方より来たる)」的なことがここ最近続いたので、記録する意味も込めて。

2022/12/24 Freemanとラーメン

◆ 香港からFreemanが日本にやってきた。奥さんが日本人で、今回の滞在では彼女の実家のある静岡・名古屋方面にも行っていたのだとか。翌日が帰国日というこの日、会おうという話になった。渋谷や浅草を散策するのがtypical tourist shitだと思うが、日本に何度か来たことがあるとのことなので、それよりは観光客が普通行かないような所に連れていこうと思い&遠出が面倒だったので、拙宅から徒歩圏内のラーメン屋に来てもらった。

◆ このFreeman、実はなかなかというかめちゃくちゃ凄い男。香港に生まれ、学生時代をメルボルンで過ごし、インターネット黎明期といっても差し支えないであろう1995年、オーストラリアで初となるマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)とジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)のオンライン・ファン・クラブを立ち上げた人。今もEコマースやデジタル・マーケティングの領域で働いている。MBAも含めいくつものdegreesを持つビジネスエリートで、過去にはBeats by Dreのフラッグシップ・ストアのリデザインやキャンペーンも担当していたのだとか。そんな凄い人がなぜ僕と知り合いかというと、彼も僕もケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の『The DAMN. Tour』におけるM&Gでケンドリックと写真を撮ったから。彼は出張中のニューヨークで、僕はLAでだったんだけれども、Instagram上でお互いが投稿している写真を見つけ、それ以来やりとりするようになった。

◆ メルボルンで過ごした学生時代にブラック・ミュージックと出会ったというFreemanは、今でもヒップホップへの情熱を持ち続け、仕某においても何らかのかたちでヒップホップの要素を取り入れようとしている。そのエナジーとパッションがマジで凄いなと感心させられる(語彙力)。詳しくは書けないけれども、直近もとある大御所の家族とやりとりしているようで、良い方向に進みそうで協力できることがあればぜひ声を掛けてほしい、と話しておいた。ラーメンを食べた後は近隣の喫茶店でコーヒーを飲み、諸事情で最近乗降客数が増えている拙宅の最寄駅まで連れて行ってお別れした。

◆ そんなFreeman、現在は主にOtter Productsのアジア環太平洋地域のマーケティング・ディレクターを務めている。スマホのケースが欲しくなったら、ぜひOtterBoxを一候補に。

2023/1/12 Saiとコーヒー

◆ ハノイから乗継でSaiが東京にやってきた。LAへの直行便が無く、最もlayoverの時間が短いのが成田の10時間だったので、それを選んだという。ただ、それでも10時間なので、空港を少し出て東京を散策したいとのことで、付き合ってあげることに。「成田から実際の『東京』まで1時間半くらい掛かるけど、本当に行きたい?」と何度も確認したが、本当に東京に行きたいとのことだったので、朝の7時過ぎに空港で落ち合って渋谷に向かった。

◆ Saiと出会ったのは、今は無きガーデナのストリップ・クラブ=Starz。2016年だった。Saiはその後2018年までStarzでダンサーを続けたのち退職。「Starzが潰れてよかった」と言うSaiだが、ストリッパーの仕事が嫌だったというより、人間関係に嫌気が差していたのだとか。ステージ上に投げ込まれた1ドル札たちの所有権を巡って別のダンサーと喧嘩になり、スタッフに目をつけられ、そのスタッフと喧嘩になり…。ただ、もともとエンターテインメント業界を志していたので、それもまたexit strategyだった、と彼女は笑う。

◆ そう、Saiは今エンターテインメント業界にいて、映画を作ったり自らが出演したりしている。また、その傍らでヘア・プロダクトのブランドもやっており、昨年末からハノイに滞在していたのも、その仕某関連の出張だったのだそうだ。人の髪をいじることが必ずしも好きなわけではないという彼女も、グラスに半分水が入っているのに目を向けるように、その仕某を通じて人と出会うことを楽しんでいるのだそうだ。Starzで働いていた頃より少しふっくらした彼女は、ハノイから成田に向かう機内で「5分おきに起こされた」(本人談)そうでひどく眠そうだったが、電車の窓のブラインドを下ろそうとはせず、朝空に浮かんだ月や千葉県の住宅街の街並みに興味を示していた。電車やタクシーの中では、ハノイの食べ物がいかに美味しくて安いか、ハノイのバイク事情、そしてハノイでは子供たちからセレブリティ扱いを受けたこと(ハノイの子供たちは自分と異なる肌の色の人間を見る機会が少ないため)などを話してくれた。ハノイ滞在中に31歳の誕生日を迎えた彼女は、20代に比べて30代は何も気にしなくてよくて楽しいとも語っていた。

◆ 渋谷のカフェに着いて、今年の目標について話した。いつも結果を急いでしまうSaiの今年の目標は"One brick a day"(日々少しずつ進めること)。僕の目標は特に無いけれども、昨年目標であったベンチ100kgを達成したことを伝えると、乾杯で祝福してくれた。そう、この時の会話で知ったのだけれども、Starzと目と鼻の先にあったストリップ・クラブ=King Henry VIIIもまた、Starzと同じオーナーが経営していたのだとか。ただ、面接に来た子のうちhood girl寄りの子がKing Henryのほうに行く傾向にあったそうで、僕は「あぁ、だから俺が行った時…(自主規制)!」と膝を打った。Starzの元オーナーの黒人男性が2011年に射殺された話は一部で有名だけれども、その時彼と一緒に居たのがその後のオーナーである白人女性(元ストリッパー)だというびっくりエピソードも耳にした。SaiがStarzにまつわるドキュメンタリーを制作してくれる日が来ることを願う。

◆ Saiのヘア・プロダクトのサイトはこちら。あぁ、そういえば、「アジア人がブラック・ヘアを真似するのって実際どうなの?」って話もしようと思っていて忘れてしまった。まぁまた今度。

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