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【BARS】硝煙が肺を満たしたQuinceyからのメッセージ(Quincey White - "We Made it Out" ft. Raheem Devaughn)
【今回のポイント】
From the place where them gangbangers die young
Gun smoke in the air fill up my lungs
If I can go back, I wouldn't make it at it
To learn from it, that's the meaning of the message
ギャングバンガーたちが若くして死ぬ場所からやってきた
硝煙が俺の肺を満たす
戻れるなら そこに向かっては行かないさ
そこから学ぶ—それがこのメッセージの意味だ
◆Nipsey Hussleとの共演でも知られるQuincey White (f.k.a. Dubb)の新作『The White House』より
◆"where"以下は"the place"を修飾する関係副詞節
◆"make it to ..."で「…に着く/間に合う」、"go at it"で「取り組む」
◆4行目は前行からの続きかもしれないし、独立しているかもしれない
今回の動画でお伝えした内容はここまでです。この先、動画の内容に関連する内容をお読みいただけます。英語の話かもしれませんし、音楽の話かもしれません。何が出るかはお楽しみ!
【今日の一言】
今回扱った曲、すごい気に入った曲なんですが、Geniusに歌詞が載っていなくて自分で聞き取ったので、間違いがあるかもしれません。見つけた方はご指摘くださいますと幸いです。
話は全然変わるんですが、武尊選手、凄かったですね!! 下馬評でレオナ・ペタス選手有利という声も少なからず聞かれるなか、あまりにも見事なKO勝利! これぞスターだなと思わされました。試合を観ていて身体が文字どおり震えたのは久々です。試合が終わってからもしばらく丹田のあたりに力が入りっぱなしで、興奮がなかなか冷めなかったです。
僕は正直、武尊選手の強さを一定程度認めつつも、最近まで彼のファイトスタイルがあまり好きではなかったんですね。たしかに毎回バチバチに打ち合うのでスリリングかもしれないけれど、僕は美しい動きをする選手が好き。そういう意味では那須川天心選手のほうが圧倒的に好きで、ガチャガチャした試合をする武尊選手があまり好きにはなれずにいました。
あと、これは余談なんですが、武尊選手、ひいてはチームドラゴン(当時)所属の選手があまり好きではないっていうのは、2010年代前半の格闘技が好きな人たちの間では、けっこうよくあることだったと思うんです。自分が特別アンチとかではなくて。当時よく試合会場に足を運んでいた僕は、武尊選手が京谷祐希選手にTKO負けした試合も会場で観ていたのですが、「調子乗ってっからそうなるんだよ」という空気が会場にある程度流れていたのを記憶しています。少なくとも僕の周りでは。武尊選手がプロレスラーみたいなマスクを被って入場していた頃ですね。繰り返しますが、僕が特別武尊選手やチームドラゴンのアンチだったわけではなくて、少なくとも僕の周りで長いこと格闘技が好きな人たちは全体的にそうだったんです。
そんな僕が武尊選手への見方を変えたきっかけは大きく分けて3つあります。
まず、技術的な面でいえば、彼はいろいろな技術が世の中にあることを知ったうえであのスタイルを選択しているのだなと感じられたこと。武尊選手のミット打ちを見ていると、ミドルキック単発のときにはあまり軸足を返していなくて、しかもベタ足で、美しくないなぁと一時期は思ってたんですが、連打のときにはしっかりオーセンティックなムエタイっぽいミドルになっているんですよね。記者会見で小澤海斗選手と乱闘した時も首相撲でしっかりコカしていて、「あ、この人はオーセンティックなムエタイの技術を身につけているんだな。そのうえでK-1のリングで勝つためにあのファイトスタイルを選んでいるんだな」と感じたのを憶えています。皇治選手との試合でダウンを奪ったパンチに繋げるフェイントも、総合格闘技からヒントを得ていたようで、そういう視野の広げ方って好感が持てるな、と勝手に感じました。キックボクサーって、一昔前は基本的に誰もがムエタイを最高峰と捉えていて、だから基本的に誰もがオーセンティックなムエタイっぽいミドルを蹴れたと思うんですけど、最近はミドルのフォームが汚い選手が増えて悲しいなと思っていたんです。でも、それには相応の理由があるのだと気づかせてくれたのが武尊選手でした。
2つ目は、格闘技界を背負って立とう、盛り上げようという覚悟。これに関しては僕なんかが偉そうに書かなくても皆さん感じていらっしゃると思うので、割愛します。
そして、最後のポイントは1つ目と部分的に被るんですが、視野の広さです。ネットでの誹謗中傷が話題になった時、天心選手は「そんなに誹謗中傷したいのならみんな俺にしてください」って言ってて、彼らしいなと思いました。でも、本当はそれじゃ問題は解決しなくて、誹謗中傷が無い世の中を目指さなきゃいけない。そんななかで、武尊選手は現実的な解決策を提示していて、しっかりした若者だなぁと思わされました。他にも薬物依存症のリハビリ施設に足を運んでいたりとか、セカンドキャリアとして海外に移住し多様な価値観に触れたいと話していたりとか。自身のYouTubeチャンネルでしょうもない話をしているのを見ていても、「あ、この人とは意外と話が合うんじゃないか」と思わされる人です。
海外移住を考えている武尊選手と、いつか『HIPHOPで学ぶ英語』でコラボしたいですねー! そこまで上り詰めるんで、武尊選手、待っててください!笑
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