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Dopeverse辞典 p.4 - Sminoとコメディの結び付

名前 : Smino  (本名 Christopher Smith Jr.)
出身 : アメリカ ミズーリ州セントルイス
年齢 : 31歳  (生年月日 1991/10/2)


ラッパー兼ソングライター兼レコードプロデューサーという、えげつい立ち位置で尚且つ、HIPHOPだけでなくR&BやSoul、ゴスペルなどのジャンルを自在に熟す腕を持つアーティストというか
もはや、発明家と言っても過言ではない彼。

彼の母は歌手で、父はピアノを演奏するという日頃から音楽と交わる機会が多い環境で育ったのが、今の彼の音楽性を生み出しているのかと思います

彼自身、俺にとって良い音楽をしたいだけだというスタンスを顕にしています。
そんな一面にも彼の音楽性にも僕は彼にどっぷり沼っています。

そんな彼の22/10/28にリリースされたアルバム「‪Luv 4 Rent」よりGarden Ladyという傑作を抜粋していきます


Smino / Garden Lady  1:00~

It got me anxiety, fire up the za-zy

(それは俺を不安にさせた、zazyを熱狂させてくれ)

まずこのVerseに入る前に1つ知識として知って頂きたいのが後にも繋がってくることで
・Teddy Rayというカリフォルニア州出身のアメリカのコメディアンがいたのですが、22年8月12日に(不確かではあるが)溺死によって亡くなってます

Teddy Ray

Teddyはなかなかの音楽好きで、こんなプレイリストまでも作っています笑


・そのコメディアンに関連して、日本人のお笑い芸人 吉本所属のZAZYさんがいます。

ZAZY


これらを前提に、俺を不安にさせたのは言うまでもなくTeddyの死。Sminoにとって彼は少なくとも日常の何処かしらで見ていたからこのラインが出来たのでしょう。

日本のお笑いもアメリカのお笑いとはツボが違えど世界に受け入れられる程レベルの高いものだと言われています。
ここは推測ですが、ZAZYさんのお笑いはもしかすると、Teddyもお手本にしていたや、よく見ていたというのを公表したことがある可能性があり、Sminoはそれを知っていてTeddyのお笑いで "fire up the za-zy" 「Zazyをめちゃくちゃ笑かしてくれ」という、Teddyの気持ちを代弁したかのようなVerseを蹴っています。一言で言えば思いやりですね。Sminoの紳士さというのもまた伝わってくる深いVerseだと感じました

Smino / Garden Lady  1:07~

I ain't been pickin' the phone up Leave me alone I'm in California Tryna get on I wanna go home

(俺は電話に出てないし、今はカリフォルニア州にいるが家に帰りたい)



今はカリフォルニア州。まさにTeddyの生まれの地です。そして、家に帰りたい。もうこのVerseはTeddyが書いてるのか?ってぐらい本人になりきっているSminoです
でもって、このトラックよく聴いてみると
Calling... 電話の音がなってるんですよ。
やばいっすよね。もう何もかも彼の才能に食われていきます
文章では伝えるのが難しいですがこのVerseというか、一連を初めて聴いたときは鳥肌が止まらないし、この曲で一気に飲み込まれた感じが僕はしました。


いかがでしたでしょうか
Sminoのアルバム「Luv 4 Rent」は彼の世界観が存分に楽しめる作品だと僕は感じました
他にも数々とやばい曲があるのでぜひご自身の好みにあった曲をDigってみてください

P.s 2:10~ にTeddyの声が入ってたりするのも染みるな。あと、単純に俺はSminoの声が好き

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