勝兜の戦車

画像1 先週の日曜日、恐らく今年最後の戦車と触れ合うとなろう南恵庭駐屯地創立72周年記念行事に行って来た。北海道恵庭市には3つの陸上自衛隊の駐屯地があり、恵庭市内だけで今となっては貴重となった戦車部隊が3個部隊ある。
画像2 日本は本州は既に戦車の教育部隊だけで、戦車部隊は皆無となった。日本で戦車を見るなら北海道だ。北海道には90式戦車と10式戦車が現役で走っている。74式戦車は今年3月で全て退役してしまった。
画像3 世界では戦車の重要性が再認識されているのに、日本はひたすら戦車を削減し激減している。本物の生きた戦車と接する機会は少ない。南恵庭駐屯地には第七十三戦車連隊が駐屯している。目印は砲塔に描かれた「勝兜」のマーキングだ。地元の恵庭岳と74式戦車の履帯を模った「V」数字の73を戦車の形にしたかっこいいマーキングを「勝兜」と呼んでいる。
画像4 勝兜のマーキングは私の元上官がデザインした優れ物だ。戦車教導連隊2中隊の「雷撃星」もその上官が考案した。南恵庭駐屯地では戦車試乗も行われ、日本でなかなか戦車に乗る機会が激減した今、戦車試乗に乗るチャンスがある駐屯地である。東千歳や真駒内などの大きな駐屯地祭では長蛇の列でなかなか乗れない。ここは穴場かもね。

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