記事一覧
#1 妖の巫女と呼ばれた僕はたった一人の為に世界を破壊する
―――それでもいい。"僕"はこの世界を壊す―――
すべての人に憎まれようとも構わない
これから"僕"は―――世界の敵になる―――
序章
陰鬱な雨が外の格子にあたり、カンという音が響く。
長い間使用されていない家具からは湿気のせいかカビのような匂いがして鼻を突いた。
4月になるというのに、この空き家はまるで氷室のようにじっとりとした冷気が肌にまとわりついている。
「本当に大丈夫かい...?
#10 妖の巫女と呼ばれた僕はたった一人の為に世界を破壊する
第八話:玄鏡司
三日間寝込みようやく覚醒した退魔師・月御門水月(つきみかど・すいげつ)
ところが樹海で遭遇した異質な妖魔によって呪縛を受けてしまっていた。
邪悪な存在になりかけていた水月の呪縛を剣の一振りで解き放った黒コートの男とは一体――――
「―――っく...なんだ...ここは」
目を覚ますと、石造りの牢のなかに鎖に繋がれ閉じ込められていた。
牢の前の燭台が不気味に揺れ、暗闇の中の唯一の
#4 妖の巫女と呼ばれた僕はたった一人の為に世界を破壊する
第四話:情愛の果て①
息も絶え絶えになりながら鬱蒼とした森の中を転びそうになりながら走る。
心臓が激しく脈打ち、自分の鼓動で周りの音が聞こえないくらいになっていた。
まだ昼間だというのに伸びきった樹木が陽を遮り、夜のように光を拒絶している。
背後を咄嗟に振り返ると、うっすらと木々の合間からこちらに向かってくる顔が見えた。
女の能面のような顔が笑みを浮かべ
百足のように細長く伸びた体躯からは無数
#2 妖の巫女と呼ばれた僕はたった一人の為に世界を破壊する
第二話:パートナー
「ご飯できたよー!おりてきなさーい!!」
一階の階段下から母の大きな声が家中に響きわたる。
それは夕飯の用意ができたことを知らせるもので、私の家族が唯一集まる時間だ。
ベッドで寝ころんでいた私はよっと起き上がり、階段を下りていく。
台所に着くとまだ食事は並んでいなかった。
「ほら、手伝って!小皿もみんなの分並べてね!」
私が食器棚から皿を取り出し、大きめの長方形のテーブ
FORMSTARSのプレイ人口が激減?!その理由とは
こんにちは。
スクウェア・エニックス社の新作タイトル【FORMSTARS】をご存じでしょうか?三人称視点のゲームで泡を使った見た目も楽しいゲームです。
今回考察していきたいのはプレイ人口が発売当初より激減してしまっているという噂…何故そうなってしまったのかを考えていきましょう。
強気な価格設定発売と同時にPlaystation Plusに加入していれば無料でプレイすることができ話題になりました。
怒りやすい自分に悩んでいるあなたへ
こんにちは。
すこしでもイラっとすることがあると物に当たったり、人に八つ当たりして後で苦しんではいませんか。怒りたくて怒っている人なんていません。
そんなあなたの気持ちが少しだけ楽になるような話をしていきたいと思います。
怒ることってわるいこと?
そもそも怒りという感情は悪いものではありません。
喜怒哀楽の中で怒りの役割は自己防衛にあるといわれています。自身や家族など身近な人に対して敵意をもっ