西次雄さんと2人きりで対話しました(前編)

 市役所新庁舎建設を巡り、「南九州市と子や孫の未来を考える会」の西次雄さんと直接会ってきました。
  
 前編では、なぜ西さんと2人きりで対話したか説明します。


1.言った言わない論争

  
 2月26日、市議会本会議場で市役所新庁舎に関する審査がありました。参考人として、住民団体代表の西次雄さん(前市議会議員)他2名にお越しいただきました。
      
 議論を進める中で、西代表の発言をきっかけに次のような議論が起きました。

西代表
「私は位置条例(庁舎の位置を変更する条例)に反対したんだけれど、残念だった。 ~中略~ 設計に関する予算や敷地造成に関する予算が議会で承認された。議会制民主主義多数決の論理で可決されて残念だ。(議員に対して)市の将来を皆さん考えているのか。

 これに対して加治佐議員が

 加治佐議員
 
残念だったとおっしゃるが、昨年(2023年)9月議会で西議員は「65億円に抑えることを信じて、進めていただきたい」と発言をしている。その真意はどこにあるのか。

 と述べると、西代表が

西代表
ちょっと私はそういう記憶がない。

 この「記憶にない」発言を元に、言った言わないの論争が起きます。最終的に、会議録までチェックしたところ、

2023年9月4日本会議

 加治佐議員の言うことが正しかったことがわかりました。具体的な入札の話までされています。

 西さん
 そういった記憶はないが、言っているのならばその通りだと思う。考えが変わったと言うことで、認識してほしい。社会情勢も変わり、市民の声も入ってきた。 

2.本当に記憶が無いのか

   
 庁舎建設の総事業費が65億円となった2023年3月以降、私の記憶では当時の西議員が新庁舎建設関連に反対したことは無くて、むしろ賛成していたのが事実だと思います。まさに会議録や録画中継に残っています。
   
 というか、西さんは当時市議会で新庁舎建設を所管する委員会(総務委員会)の委員長でした。立候補して委員長になられたし、その任を辞職されることもありませんでした。
   
 「議員時代の自分は65億円での建設に賛成してきた。しかし、多くの住民の皆様の声を聞き、反対に転じて市長選に立候補した」と言えばよかっただけのことだと思います。そしてきっとそれが真実なのだと思います。
   
 考え方が違うことは全く問題じゃないし、考え方が変わることも何ら問題ありません。ただ、「記憶がない」をまさか南九州市議会で聞くことになるとは思わなかったし、残念でなりませんでした。

3.そしてSNSへ

  
 このことについて、当日の夜、私は次のような投稿をしました。
 
 ここから先が、私の反省すべき点です。

*2/27追記     昨日、1日限定公開と断って投稿しましたが、公開したほうが良いと判断したので公開します。不要な憶測を呼んでおり、その責任は私にあります。事の経緯は改めて別文で記します。 以下が本文です。中身は変えていません。 子ど...

Posted by 日置 友幸 on Monday, February 26, 2024

 読んでもらえばわかりますが、読む人が読めば西さんだとわかるような文章をFBにて記しました。ちなみに、私と西さんは相互フォローしています。
   
 結論から言うと、上の投稿は3つの点から過ちだったと反省しています。

1.言いたいことがあれば、まず直接言うべき
2.誰かわからないような書き方をすれば、不要な憶測を呼ぶ
3.相手に対してリスペクトに欠いた表現がある

 投稿から一晩が過ぎて頭が冷えて、この投稿は配慮を欠いていると思い、西さんに電話して会ってきました。
   
 後編に続きます。


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