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【Vol.82】週刊市政報告特別版!市議選データ分析を追加します。

 みなさんこんにちは、南九州市議会議員の日置友幸です。
  
 今週投稿した、下のnote。

 反響がかなり大きく、ビックリしています。
  
 そこで今週の市政報告は特別版。出すか迷ったデータをいくつか紹介して、少し語らせていただきます。


1.現職と新人、支持されたのはどっち?

 上の表は、2023年選挙にて現職候補の平均得票数と新人候補の平均得票数を比較したものです。これは、現職全体(これまでの議会)がどれだけ信任されているかを図る指標の1つです。
    
 例えば、お隣の南さつま市議会議員選挙。具体的な数字は出しませんが、新人平均得票数が現職平均得票数を約100票も越えており、議会のこれまでの在り方に対して変更を求める市民の声が浮かび上がります。
   
 今回の南九州市議選を見ると、現職が新人を若干上回っていますが、ほとんど誤差の範囲です。新人現職のバランスが取れているということで、選挙結果としては歓迎すべきことだと思います。

2.今回選挙で1番嬉しかったこと

 今回選挙で1番嬉しかったのが、個人的にこの数字です。下の表は投票区別投票率の変化。

 私の住む勝目地区(上の表の赤い部分)の投票率は、平均を越える高い伸びを記録しました。
    
 選挙前、私は勝目地区の投票率は落ちるだろうと予測していました。これまで勝目地区には3名の議員がいましたが、そのうちお1人がご勇退されるからです。
  
 では、なぜ勝目地区は投票率が大きく伸びたのか。
  
 実際のところはわかりませんが、同じ勝目の大倉野忠浩議員と私が地道な活動を続けてきた結果だと信じようと思っています。実は2人は、市議選の得票数の伸び率トップ2でもあります。
  
 大倉野議員も私も継続して地元で市政報告会や活動報告ビラなどを実践してきました。お互いに勝目地区の環境美化部長と青少年育成部長で、地域活動もやってきました。国になにか要望をするときでも、一緒に各種機関を回ったり、協力体制を築いてきました。
  
 大倉野議員には遠く及ばない私ですが、同じ勝目の議員が勇退したという状況で地元の投票率が大きく伸びたことは、大倉野議員の御活躍があってのことだと思っています。私もそこに貢献できたなら嬉しい限りです。

3.「スマートどぶ板」という選択肢

  
 今まで紹介したデータは社会的に意義のあると思った内容を載せてきましたが、当然次の自分の選挙に向けての分析もしています。
    
 データ活用は弱者の兵法です。強者はこんな細々としたことをせずとも、物量や組織で押し切れば良い話です。
   
 しかし、弱者は違います。

 自分が靴をどれだけ汚すかというどぶ板と、資源最適化を図るための情報活用と、これをやって初めて強者と渡り合えるかどうかという世界です。いわば、「スマートどぶ板」です。
    
 今まで見てきた選挙で、小さな存在が大きな組織に挑んで勝利する時、必ずと言っていいほど小さな存在はスマートどぶ板をやるし、大きな組織には油断があります。
   
 自分で考えたかのように言いましたが、県内各地で近い年代の先輩方がそれを実行しているのを見て、学びました。
       
 それは南九州市議会も同じだと思います。
   
 決して大きな市議会じゃないので、権限も予算も限られています。だからこそ、議員一人ひとりが靴を汚さないといけないし、最適化するための情報収集やデジタル化を進めないといけないのだと思います。先輩方を見習い、私もその一員として恥ずかしくないように全力を尽くします。


 この投稿は、ひおき友幸が市議会議員としての活動や市政情報などを毎週末に報告するものです。
 
 また来週金曜日もお付き合いいただければ幸いです。

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