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山羊座満月 「頑張る理由、愛にかたちはある」
わたしはただひたすらに
この道を一歩一歩
頂上だけを見据えて
歩んできたのではなかったか
湿気た夏の夜の匂い
聴こえない蛙の大合唱が
内側から鳴り響いてくる
思い出すのは
生ぬるい水の中
わたしを生かした
本当はとても小さかった手
懐かしい気持ちになんてなりたくなかった
気付いた時にはもう
こんなに遠くまで来てしまった
思い出したくなんてなかった
本当はこの手に
今、感じていたかった
愛
愛がなにかしらない
でもわたしは今、生きている
愛がなにかしらない
でもわたしは世話をされ育まれ
いつの間にか大人になった
愛がなにかしらなくても
わたしの身体が今ここに存在していることが
誰かの愛の証だと言うことはできないか?
わたしの人生に意味をもたらす、
わたしに起きた全ての出来事に対して責任がある
わたしの夢と意志はこの世界の建設に加担している
わたしが作りたいのは
わたしを生かした小さな手
この世界を安定させる愛のかたち
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2022年7月14日
土星、海王星、冥王星が逆行中の
山羊座の満月
過去を振り返らされて
今まで築き上げてきたものが
足元からぐらぐらと崩れてしまいそうな感覚
あの時、もう一方の道を選んでいたら、
今どんな景色が目の前に広がっていたんだろう
いくつかの選択肢
イメージする景色はどれも魅力的で
ここまで歩んできた時間、労力、
選んだ理想の現実を得る為に捧げた全てのものに虚しさを覚える
〔課題・制限・構築〕を表す土星が
〔社会的な自分〕を表す太陽に〔調整〕を与える角度で関わっている
目指す方向性、人生設計図はそれでいいの?
そんな柱で天井が支えられる?そんな土台でぐらぐらしてこない?
こんなふうにグラつかされている蟹座〔母性・愛・ルーツ〕の太陽の光を真っ向から受けて満ち満ちている山羊座〔責任・達成・努力〕の月
そんな山羊座の月〔プライベートな自分・心・感情〕にガンガン影響を与えている冥王星〔破壊と再生・究極・強い拘り〕は
過去を振り返り夢を実現することの意義を問う
なんでそれを実現したいのか、自分のルーツまで思い返させられるかもしれないし
強いストレスを感じてもう全部投げ出してしまいたくもなるかもしれない
その緊張の糸を緩ませてくれる役割を担っているのが
牡牛座の天王星と逆行中の魚座海王星
五感を刺激する思いがけない出来事からフワッと心が緩まったり
昔好きだった歌や小説、漫画やアニメなんかの中に今の自分に繋がっている原点を発見したりして、夢中になっているうちに癒されちゃったり
少しゆっくり散歩してみたり、本棚の奥から懐かしい本を取り出してみたり
そんなこんなできっとうまくいく満月
星とともにいきましょう
最後に、『人間の土地』に登場する死ぬまで土を耕し続けた男のエピソードの引用を。
彼は自分がそれをしなかったら、一枚の畑が荒無地になるように思えるのだ。彼は自分が耕さなかったら、地球全部が荒無地になるように思えるのだ。彼は愛によって、あらゆる土地に、地上のあらゆる樹木に、繋がれていた。彼こそは仁者であり、知者であり、王者であったのだ。
P.S.
「義務だから」「責任があるから」
冷たく聞こえるあなたの動機が愛に由来しているってこと知ってるよ
大好きだよ
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