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三つ子育児 成功基準は自分で決めればいい

四児の父。三つ子とお姉ちゃん育児奮闘中です。令和になって三つ子が生まれました。お姉ちゃんのときはオムツ替え実質2回の育児全然しなかった父親が三つ子と向き合う中で考えたことを記します。

今回は、「三つ子育児 成功基準は自分で決めればよい」について書いていこうと思います。

三つ子、二歳半か三才のころ。段々とおもちゃで遊んだり簡単なゲームができるようになってきました。アンパンマンの黒ひげ危機一発的なおもちゃで遊びました。おもちゃのてっぺんにバイキンマンをセットして周りにアンパンマンやしょくぱんマンのプラスチックのカギみたいなやつを穴に順番に刺していくのです。あたりの穴に刺したときにバイキンマンがピヨーンと飛び出します。

その瞬間、
自分は「あー 残念!とんじゃったねー」といいます。
三つ子たちは「わーい!!とんだー!やったー!」といいます。

ある時、バルーンズというカードゲームをしました。お姉ちゃんのころから我が家にあるカードゲームです。このゲーム、手軽でわかりやすく、楽しいです。手札に5枚の風船カードがあります。山札には風船が割れる絵が書かれたカードがあります。その山札から引いたカードの色と同じ色の風船が手札にあったらそのカードをひっくり返します。そうすると風船が割れて手札の風船が減っていき最初に全部の手札がひっくり返る(全部割れてしまう)と負けというゲームです。

風船が割れていくたびに、、、
自分は「あー 残念!われちゃったねー」といいます。
三つ子たちは「わーい!!われたー!やったー!」といいます。

バイキンマンが飛んだら勝ちなのか、負けなのか。風船が割れたら勝ちなのか、負けなのか。こどもたちのゲームの解釈は自分とは全く逆でした。どうせやるなら楽しまないとと思い、その後は、バイキンマンが飛び出すたびに「やったね!」風船が割れるたびに「やったね!」というようになりました。

三つ子たち、三歳半。もう少し大きくなりました。かけっこをするようになりました。よーいどん。〇〇くんの勝ち!△△くんが一番!など。なんだか勝ち負けの概念がついてきたように思います。黒ひげ危機一発的なゲームもバイキンマンが飛び出すと。「あー とんじゃったー」と少し残念そうな表情にも見えます。

ということは、最初に黒ひげ危機一発やバルーンズで遊んでいた頃は、単純に勝ち負けを意識して喜びを表現して盛り上がっていたというわけではないといえるのではなかろうかと思うようになりました。バイキンマンを飛ばすことができた!風船を割ることができた!つまり、自分たちの気持ちのなかの成功基準に達したかどうかで盛り上がっていたのではないかと考えるようになりました。どうせなにかやるなら、ルールに縛られることなく自分のなかで成功基準を作って、それをクリアして盛り上がればいいのだ。そんなことを教えられた気がしています。

育児や子育ては、正解がないとよく言われます。正解がないから、それぞれの家庭ごとの、母親ごとの、父親ごとの育児のルールがあるのだと思います。そのルールに縛られているだけの育児だと、きつく、辛くなることがあるのではないでしょうか。

三つ子育児の試行錯誤の中で、「できるだけミルクをあげる時間を同時にしよう」と取り組んでいいた時期がありました。そのときに、同時という言葉の定義を自分のなかで最初の子にミルクのませ始めて三人目の飲み終わりまでが一時間以内だったら同時にしようと勝手に決めました。一時間あればだいたい飲み終わらせることができるとわかってから決めた基準なので、緩めの成功基準です。成功基準を勝手に決めてから、一時間以内にミルクを飲ませ終わると「あー!!今日はミルクあげるのうまくいった!」と思えるようになりました。辛い三つ子育児の中でも気持ちが上向く瞬間をうまく作りだすことができたのです。

辛いことや厳しいルールがあったとしても、その中での成功基準は、自分で勝手に決めれば気持ちが上向く瞬間を作れるかもしれないというお話でした。

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