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芸術の秋は3倍のスピードで!

芸術の秋らしく、今年は制作期間になっている秋ですが、いや、それどころじゃなく制作しています!
ここ数日は同人誌の制作に励んでおりました。と言っても販売分ではなかったりします。
夏前くらいから多少予想していたんですが、いろんなイベントに出過ぎて、同人誌のほうが大変おろそかになり、予定は未定どころか妄言状態になっているので申し訳なく思っています(いろいろ、予定が被ってくるもんですねハハハ)

実は3年くらい前から作ろうとしていた同人誌があります。

私のお仕事作品は大半がWEB配信オンリーで、春に出た『溺愛デイズ』がとても久しぶりに書籍化したものなんですね。毎月50pは制作しているので、3年といえばもうかなりな枚数になってしまうんですね。
最近は「オンデマンド」という印刷方がかなり一般になってきて、小部数復刻版であったり、1冊からの受注生産で会ったりと、書籍が気軽に作れるようになっています。
この「オンデマンド」、簡単にいうならば「高性能コピー」なので、書籍のような雰囲気はそこまでないんですが、WEBでのデータ配信のみの私にとっては救世主です。

そうです。お仕事で制作したまんがの冊子(同人誌)作りをしていたんです!

何のために作るのか、売るためではないんですよ。

自分が描いた漫画を忘れないために、です(笑)

いや、忘れることは基本無いんですが、やはり、セリフの言い回しやコマワリや構図(レイアウト)など、細かな部分が忘れがちになっていて、蓄積されたはずのものが記憶から綺麗に消え去っている場合があるんですね。
いいものも悪いものも忘れてしまうので、最新作が「似たようなつまらないもの」になってしまうんです。特にここ何年かは、自分でも嬉しいくらいにノッて書いていた作品も多かったので、手元に物として残るのも嬉しい。
他にも、いつも書いている「クリエイターEXPO」や持込み営業など、やはり「どんな漫画を描くか」というのがWEBデータではPRしにくい。
いろいろ考えたんですが、やはり「単行本風の同人誌」でもあれば…。

過去に1冊作ってみたことがあって(もちろん非売品です)、やっぱり覚えてもらっていたことがあって、…そことはお仕事には発展しなかったんですが、はっきり「ウチじゃないな」感を伝えてもらえたので、ナァナァでできもしない仕事をしなくてよかったというか、無いよりは全然使えるし、どっちかっていうとめっちゃ便利!と。

というわけで、3年ほど前にストップしていた作業を再開し、さきほど入稿しました。

1冊は220p。

だいたい20pずつの月刊連載だったのですが、『高梨くんの半分はサドでできています』が24話。2冊半分。

『隣の家の悪魔』がちょうど30話で3冊分。

(※出版社さんから許可が下りたもののみ作っています。もちろん非売品。)

しんどいのが、文字を入稿時に打ってない状態のままだったので、配信されたまんがを購入し、読みながらw、自分でちまちまセリフ打ちをしています。
3年前くらいに体調が悪くなったのもあり、この作業のヘヴィーさにストップしてしまったので、最近体は健康なのでだだだーっと1冊目を作ってみました。ふう、疲れた。

しかし、まだ5冊あるのかぁ(笑)

単行本になればいいんですが、夢のまた夢ですね~。

少しずつ前進したいと思います。

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んで、久しぶりに自分の漫画を読み直したり…。

結構ちゃんと描いてるなぁ、としみじみしました。

というのもやっぱ、自分は話は作らないんですが、絵もダメ、コマワリもダメ、あーもう、ここバランス崩れてる!やだやだ!いつもいつももっと頑張らなきゃなぁ、と思いながら描いていたりします。

そういう思いの方が強いので、記憶の中でどんどん自分の漫画を劣化させてしまい、それがモチベーションになればいいんですが、時間がたてばたつにつれて「俺は下手だ、まんがを描く価値なんてねぇ」みたいになってって、たまに読み返して「いや、そこまではないから!w」と言ってあげないとだめなんですよね。

漫画というものは「自分が一番励ましてほしい言葉」を書きだすものなので、やっぱりよむと元気が出るんですよねぇ。他人の漫画でもいいんですが、やっぱ、自分で出したものだから、自分にダイレクトに来るところはあって、それが他人の原作・原案であっても、ネーム(絵コンテ)をやっているので、必ず「はいってしまう」んですよね。

なので、ちょっと無理して「単行本風同人誌」をつくるのでした。

同時に今はもう配信していない漫画も読み直したんですが、やっぱり自作漫画は、特に恋愛漫画はエグかったな(笑)
こちらは販売用の同人誌にできないか、画策してみようかな、と思います!

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