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米子マンガミュージアムに行ってきました

こんにちは。ブログに書こうかと思ったんですが、いつもよりは有益な情報なので、noteとfanbox無料記事にしました。漫画家やってるひのこです。

先日、米子に行ってきました。

今年で4回目となる「県高校まんが展」のワークショップ講師を3年前から務めさせていただいております。in米子コンベンションセンター。

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米子地区の高校漫研・専門学校のマンガ・イラストクラス、美術部などなどが集合して展示を数日だけやるというものなのですが、授業で描かれたもの、鳥取県が主催する国際マンガコンテストに送ったもの、自発的に描いた漫画やイラストなどを自由に展示しています。ぜひお近くの方はこの時期に行ってみてくださいね。

この前の週に、北九州市漫画ミュージアム界隈でお仕事(?、もとい九州コミティア主催とかマンガジャパンステージとか)をしていたのですが、副代表で北九州市漫画ミュージアム研究員の表氏が「米子に行ったらマンガミュージアムを見てくるといいよ」と教えてくれて、じゃあ行こうか、時間はあるのか謎のまま、とにかく米子に向かいました。

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まぁ、この時期の米子と言えばカニ。

今年は500万の値が付き、ギネスブックに申請するなど、蟹取県こと鳥取県のカニは話題になりましたね。鳥取境港では11月初旬に解禁される松葉ガニ(ズワイガニの雄)漁。2月ごろまて食べられ…また来冬!となるわけですが、カニはいいですね。

ここで到着し迎えてくださった方々に「米子マンガミュージアム」について聞き取り調査を行うと…

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温泉?!

どういう施設?!

そんなこんなで、カニと向き合いすぎて初日は時間がなく、翌朝、集合時間の11時より前に行くことにしました。サイトを調べると…ん?サイトない?10時開店、11時に駅前の米子コンベンションセンター集合だから、9:45に徒歩で向かって、10:30にまた徒歩で戻ってくるコースかな…。

※どうやら9時開店のよう。公式サイトこちら

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結構歩きましたね。15分…20分くらいでしょうか。

場所がよくわからないのですが、まず情報から高島屋を目指しました。

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年季の入った高島屋…。表通りに面しているのですぐわかるのですが、どうやらここじゃなさそう、看板ないし…と、裏手に回ると、なんとなく紹介サイトに載っていた写真っぽい建物発見。そういえば昨日「ロッテリアの隣」とも聞いたので…。

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これか~!

どうやら、高島屋の裏にある元高島屋別館を改築しているおしゃれな建物らしいです。GOOD BLESS GARDENという名前です。でもおしゃれすぎてちょっと疑いのまなざし。入ってみると…

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3・4階にMANGA MUSEUMの表記が!

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ついたー!

というわけで潜入。

普通は入場料が880円。

…なのですが、基本的に「蔵書を読むだけ」「マンガ喫茶形式」で、まさかのお安い「1時間お試し220円」「3時間だけ550円」というコースが!

20分しか入れなさそうなので、1時間コース。書かれた時間までに出てくださいとクリップに止められた紙をもらう。どうやら情報が回っているのか、取材とか視察っぽいひとが多かったようだ。

内部はこんな感じ。

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展示は少なく(2番目のやつくらい)で、木目と黒をメインにしたシックな図書館という感じ。居心地のいい優しい明るさです。

3階(受付入り口フロア)が少年・青年漫画

4階(内部にある大階段で上がる)には少女・女性漫画

がありました。なぜか3階は作品名順に並んでいるのに対し、4階は作者名で並んでいました。でも結構合っているのかも。ほかのミュージアムってどうなんだろ?まず男女に分かれてはないか?4階を結構ウロチョロしたのですが、BLコーナーも大きく、TLもちょっとありました。

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いいっすね~。蔵書が多くて、新旧ガッツリ並んでいるところはテンション上がりますね。

その他は、ドリンクバーがしっかりありました。これは別料金ですが安かったです。ここに結構人がいたのでメニュー撮ってきてなかった。

その他は、3階には子供の遊ぶブースもありました。

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ここにムーミンを1体だけ置くセンス、いいですね!

その他、4階の奥には小さめのギャラリーというスペースもありました。

小さめの展示ならできそうです。壁は一面ショーケースが並び、古いものも…あまり古くないものも並んでいたけど、もしかして、初版本セットかな笑。なかなか面白いラインナップでした。結構幅広い世代を意識して楽しめるように作っていると感じました。

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ミュージアムという名前ですが、あまり展示という感じではなかったですが、このギャラリーは50名程度のトークイベントには使えそうで、展示も、百貨店系の展示会の持ち回りにはよさそうでした。会期を分けたり、厳選したりしないと、広さがなかったのですが、空間としてはかなり使える感じなので、ぜひ展示会もやってほしく思いました。

また、施設でほかに気になった点としては、椅子です!

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アンティーク調の豪華な椅子がいたるところにひろめに設置してあります。都内など大きな町ではこんな贅沢には空間を使えないかもしれないなぁ。とおもいつつ。コスプレイベントとの相性の良さも感じました。

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まだまだ空間や本棚には余裕があり、これからもどんどん増えていくのかな。

同ビルは、5階より上が宿泊施設となり、大浴場のあるスパ、フィットネスクラブがあり、滞在にも適しています。…が米子に来てマンガ読み浸り??ちょっと利用法が謎ではありますが、くつろぎのおしゃれ空間ビルとしてはかなり楽しめそうに思いました。割とネームもできそうだなー。

近所には美術館や郷土資料館のようなものもあり、商店街もあります。

駅前ではないにしろ、米子空港や境港まですぐに行けるJR富士見町駅が近くにあったりと旅行の拠点にもしやすそうです。

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…んで、少し外に出るとこんな感じの古い建物や昔ながらの商店街も多くある地区です。このあと、ひのこは展示会で使用する色紙を買いに商店街の神屋さんに行きました。

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なにに使うか言ったら結構しっかり選んでくれて、かなり使いやすかった…。(上の絵、値段とか適当です、思い出せないw)
紙屋さんとかなかなかいかないけど、いいですね…。こういう商店街があるというのも、見てほしい地域でした。

というわけで米子マンガミュージアムレポでした~

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>>多分同じ時間帯に取材して多っぽい人の記事
えっ?時間制限なしで再入場可!米子まんがミュージアムに行ってきた!まんが20万冊の衝撃


ちなみに個人的にめちゃ面白かったのは、普通にミュージアム内をうろちょろしていると「ひのもと先生です…よね?」とその後の仕事でお会いする予定であった鳥取県まんが官房(という部署がマジである)の専門員さんに声をかけられたことでしたw

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