都立入試の得点の計算式

こんにちは、大山です。

今日は、都立志望の中学生のみなさんに向けて、都立入試の得点の計算式についてお話しします。

動画で聞く場合はこちら↓



 学科筆記試験(500点満点)と内申点(65点満点)が加味され以下のように1000点満点に変換され合否判定されます。
・学科筆記試験の得点=当日点(500点満点)×1.4→700点満点
・内申点=({学科5教科の合計(25点満点)+実技4教科の得点×2(40点満点)})/65×300→300点満点

 パッと見るとわかりにくいかと思いますが、言葉で説明するといくらかわかりやすくなるかと思いますので、詳しくは動画をご参考にしていただければと思います。

 ポイントは
当日点は5科目合計500点満点なので1.4倍にして700点満点に換算する。
・内申点の実技4科(美術・音楽・保健体育・技術家庭)は内申点が2倍になる。
・内申点は65点満点のうち何点取れたかを割合として算出し、300点をかけることで300点満点に換算する。

 ということでしょう。

 一見すると当日点の割合が高く、少々内申点が低くても当日点で逆転できるのではないかという印象を持つかもしれませんが、それは大間違いです。これが、英数国の筆記試験を独自問題で行う上位校でしたら平均点が低く抑えられますからその可能性がなくはないですが、共通問題校では問題の難易度が低いため、最上位層で90%くらいの得点率になってしまいます。その中で当日逆転は相当に難しいです。ですから当日点で逆転するためには、相応校よりもうんと低い学校を受験することになりますが、入った後の勉強は確実につまらないものになってしまいます。なぜかというと周囲が自分より全く勉強のできない人たちばかりになるのですから。これはおすすめできません。やはり内申点が上げられる余地があるうちは少しでも上げられるようにしておくのがよいです。

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