自分の内申点だと当日点どれくらい必要?[計算方法]

こんにちは大山です。

 今回は都立高校入試の際に自分の内申点と照らし合わせて、一般入試当日に、およそどれくらいの点数を取らなければならないか、という目安になる点数の計算方法について解説していきたいと思います。

動画で聞く場合はこちら↓(この記事の内容は2:15あたりから)

使うデータは模試の会社が出しているデータの中の合格基準点です。

◇模試会社が公開している合格基準点(昨年度の予測)

2020年度都立高入試 東京都校長会「志望校予定調査」による最新合格基準-新教育研究協会
https://www.schoolguide.ne.jp/news/entry/entry000446.php

 この基準点は全体得点がこれを上回っていた場合およそ60%の見込みで合格ができる。つまり、倍率が2倍以下なら合格の見込みが高いよね、という基準です。合格最低点ではないことに注意してください。あくまで目安に過ぎませんが志望校について考える際、目標点を決める際の参考にはなるでしょう。

 毎年、出願が始まった段階でデータが作られるので、ここでは昨年度のものを使用します。

例として
内申点オール4の男子生徒が都立駒場高校の一般入試を受けた場合で計算をします。

都立駒場高校:合格(手引き)基準点480(男子:新教育研究協会)

まず内申点の計算(オール4の場合)

[5科] 20
[実技系]4科 16×2=32(※実技4科は得点が2倍です
[合計] 20+32=52 この52の数字が換算内申と呼ばれます。
[300点換算] 52÷65(満点)×300=240

というわけでこの生徒の内申点は240点でした。

○当日点の計算

合格基準点から内申点分を引きます。

840-240=600

 この600は満点700点の状態での得点なので、500点満点に直します。が、割合が分かればいい場合はただこの数字を700で割れば出ます。

600÷700=0.857…..

 およそ86%が合格基準点を超えるライン。つまり1教科86点が目標のラインになるということですね。5教科合計であれば、およそ430点が目標といったところでしょうか。

 先ほど言った通り、当然その年の倍率によって合格点は変動するので、あくまでも目安の一つに過ぎません。ただ、何の手掛かりもなく漠然と考えるよりかはずっと参考になるはずなので、自分の内申点と照らし合わせて計算をしてみるとよいでしょう。

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