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「やさしい新聞少年の歌」:新聞少年の詩


早朝の おやじ さん

白い息の  笑顔 見たくて  ・・

 

朝 暗く から

配り 終えた

早朝 新聞

バイクの エンジン 軍手で 一握り

暗闇 の 中  明明 ひかる  配達所

 

暖まった 手に バイクの キー 持って

帰った とたん に 思い出す

 

あの おじさん と 軽く ・・  約束 交わした

郵便 受け の 話

 

気になり ながら  次の 仕事

白い 息 おじさん 笑顔 よぎる

 

気になり ながら  明るく なった

 

知らない 間に キー を 持った 手で

我に帰り バイクを またぐ

 

朝日 と 共に 少し 笑顔

気付かれぬよう 下向き 隠す

 

あーっつ と いう 間に 小さく なって

左へ曲がって  消えてった

 

早朝の おやじ さん

白い息の  

笑顔 見たくて  ・・

 

消えて いった

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