見出し画像

自分とお客様の未来を守る、コンサルタントのバックアップ戦略

日本は保険の普及率がとても高く、生命保険の加入率は約90%、何らかの保険に加入していると言われています。

そのため、保険の営業という仕事は、「砂漠の中で傘を売るようなものだ」と例えられることがあります。

(既に保険に入っており、新たに契約する必要性を全く感じていないお客様に、保険を提案して契約して頂くという意味での例えです)

かなり厳しい言い方ですが…(笑)

それくらい「日常生活で、特段必要が無いもの」を売っているということです。

ですから、そんな中で契約をしていただくためには、お客様もまだ気づかれていない潜在的な課題を掘り起こし、それを解決する一つのツールとして、保険を提案することがポイントになります。

「もし、社長が倒れて働けなくなってしまったら、社員や家族の生活をどう守りますか?」「もし、銀行から融資を打ち切られてしまったら、どうやって会社を回していきますか?」

不測の事態を考えた上で、お客様が長期的に成功していかれるよう、伴走支援をしていくわけですね。

でもここで考えてみて下さい。
金融商品をお客様に提案する立場である私達はどうでしょうか?

私達は、不測の事態にしっかりと備えることができているでしょうか?

おそらく皆さんも保険には入っておられると思いますが…それだけで十分とは言えません。

私達は、もし体を壊したり、何らかの形で動けなくなることがあれば、収入が一瞬で途絶えてしまう、厳しいフルコミッションの世界に生きています。

そんな世界で働く私達だからこそ、お客様にお伝えする以上に、自分達自身のバックアップ(復元できる体制)を持っておくことが大切。

例え自分が明日から急に働けなくなっても、安定した収入が入ってくる仕組みを。

今と同じ生活水準を保ち、家族も安心して養っていけるための仕組みを。

この機会に、しっかり考えてみませんか?


この業界の3大リスク、ご存知ですか?

まずは、この業界でフルコミッションで働くコンサルタントが知っておきたい、3大リスクについてお話しましょう。

①体が壊れるリスク

成果を出すために、土日祝・昼夜問わず働く方も多い業界だと思います。

接待、面談など、まさに1年365日、四六時中仕事をしている状態…

私にも、そんな時期がありました。

この業界に入り最初の2〜3年は、まさに働き蜂のようにがむしゃらに働いていましたが、ある時「このやり方では体がもたない」と思うようになりました。

そこで、休日の接待やゴルフは一切やめ、お客様も徐々に法人経営者にシフトしていく等、対策をしていきましたが、あのままの生活を続けていれば、今頃破綻していたかもしれません。

最初はモチベーション高く仕事をすることができても、それを永遠に続けられる保証は、どこにもないのです。

②心が壊れるリスク

最初のうちは、お客様と何度面談を重ねても、毎回断られると思います。

ずっと断られ続けているうちに、次第に心は疲弊していきます。

自分自身を否定されているわけではない」と頭では分かっていても、自分ごと否定されているような感覚になり、自信を失っていく人も多いのではないでしょうか。
(私もそうでした)

また、交流会で名刺交換をした瞬間、相手にものすごく残念な顔をされる場面に、これまで何度出くわしてきたことか…。

「なんだ、こいつ、保険の営業マンか…残念」

とばかりに…(泣)

そのようなマイナス境遇からスタートするのが、この業界で働くということ。

こうした日々が続くうちに、心が壊れてしまい、燃え尽きて、この業界を去っていった人を今までに何人も見てきました。

③コンプライアンス違反のリスク

「お金」を取り扱う金融業界。

コンプライアンスに関してはとてもシビアです。

無理な営業で契約を取り、お客様から苦情がきたり、レギュレーション(規則・ルール)を理解せず、足元をすくわれてしまうこともあります。

これまでいくらお客様のお役に立ち、成果を上げていても、「1度のコンプライアンス違反で退場」ということも少なくありません。

私達は、こうした大きなリスクを抱えながら、日々、フルコミッションで仕事をしています。

今は順調でも、明日どうなるかは誰にも分からない。

常にそれだけのリスクを抱えているんだ」という事実にしっかり向き合う必要があると、私は思います。

もし、皆さんが結婚をされ、家庭を持っておられたならば、

「たとえ収入が明日から全て途絶えたとしても、問題なく、家族を守り抜けるバックアップがあるか?」

その問いに、自信をもって「YES」と答えられる自分でありたいですね。

バックアップについて学ぼう!

「では、日野さんはバックアップのために何をやってるの?」

と聞かれるかもしれませんが、私は数年前から、投資について真剣に勉強を始め、「株、債券」「ヘッジファンド」「不動産」「再生可能エネルギー」「スタートアップ」「IPO」などの投資を進めてきました(投資はギャンブルではありませんから、それなりの勉強や知識は必要です)

まだ十分だとは言えませんが、それでも、毎年少しずつバックアップを増やすことができています。

また、バックアップを意識し始めて以来、本当に良かったと感じるのは、「お客様から該当の話題について質問された時、自分の経験に基づいた考えを伝えられるようになった」ということです。

結果、お客様の行動にも変化が見られるようになりました。

実際、私のお客様の中には、「投資」について私と話すことで意識を向けられるようになり、今では、私以上に多くのバックアップを設けつつ、安定した経営をされている方もいらっしゃいます。

そんなお客様の変化を見ると、自分がお客様の人生に少しでもお役に立つことができていると感じ、心から嬉しく思います。

私達の仕事は、砂漠で傘を売るようなもの。

お客様に、リスクや潜在的な課題を認識していただき、その対策を提案する仕事。

だからこそ、自分自身もそれらを体現していくことが重要であり、その経験を伝えることで、自分の提供価値も上がっていく。

そんな風に思います。

バックアップについては、ネットで調べると様々な情報が得られますし、周囲の方々に投資について尋ねてみるのも良い方法かもしれませんね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?