職場にいる「推し」について #呑みながら書きました

私は職場に「推し」がいる。

推しと言っても、ガチ恋じゃないから恋人になろうなんて思わない。
見ているだけでいい。幸せに生きていてほしい。
貢ぐこともしない。ただ、心の中で尊いなあ、すきだなあと噛みしめているだけ。

職場のひっそり好きな人、って言うとめちゃ語弊が生じそうだし違うんだよな〜どうしたもんかな〜と思ったけど「推し」って的確な表現かもしれない

— ひの（ローソン） (@hino068) March 3, 2020

「推し」と呼ぶと距離がアイドルとファンのそれっぽいので、「推しさん」とこのnoteでは呼ぼう。

ほろ酔いが覚めた後の私は、このnoteを見て顔から火が出るほど恥ずかしいかもしれない。
しかし、どうか耐えてほしい。（まあどうしても無理だったらそっと下書きに戻してもいいよ）
いまからほのかな酔いにまかせて、推しさんの爆裂推しポイントを綴る。

◇

■名前の響きが完成されている
いきなりわかりにくいやつきたな。名字＋名前はもちろん、名字だけ、名前だけでも名が体を表している。
名字にさん付けで普段呼んでいるけど、もう口に出すだけでうれしい。

■目じりが長い
アイラインでも引いてるんかな…？と思うくらい目じりのしわがきれいに付いている。微笑むとさらに目じりが伸びるように見えて、尊い。

■どんな髪型も似合う
御仁の髪形に詳しくなくてあれですが、さっぱりめも、ぼさぼさめもいい味が出ている。私の好みはぼさぼさした感じ、ダークな雰囲気出てていかしていた。毛の量が多くて大変らしい。それは私も同じなのでわかる～！
明らかに髪を切った推しさんに「さっぱりして印象変わりましたね」って言ったら照れていたようなのが可愛らしかった。

■優しさで損をしている
「推しさんは優しいから」と言われているのを聞いたことがある。
そう、優しい。これはダメな方の意味も含まれている。私が困っていたこと全部調べてメールでそのまま送ってくれたし、他にもやりますやりますって背負ってしまう。
それでお客さんの要望も断れないのか、連日残業しまくっているときもあった。疲れて弱っている推しさんも（すまないが、）はかなくて大変趣がある。
これは私のフェチですが、「優しさで損をしている」ってすごい……美しいなあって思う。社会的人間のサガを感じて愛おしくなってしまう。

■年中長そでシャツにセーターで、腕まくりをしている
セーターでシャツの皺をごまかしているらしい。実に生活をしている人間臭い。よい。
普段身体の線がわからないものの、腕だけはわかる。よい。
細くてバランスがちょうどいいなあと感じながらも、推しさんの身長ならもう少し太くないと転んだとき支えられないのでは…!?と不安にもなる。

■三十路なのにあふれる学生感
特に冬のコート、マフラー、リュックを纏った推しさんは高校生かせいぜい大学生。雰囲気が若いのだろうか。

■挨拶がぼそぼそしている
「…ございます」とか、「…っかれっす」とか。おかげで割と移ってしまった感じがある。でも挨拶が面倒くさいとしたらわかる案件だし、照れ臭さとかがあるなら興奮してしまうな。

■遠回りでも広いルートを歩く
私の席の後ろが通れて外に出るのに近いんですが、狭いときがあった。
そのとき気にせず私の後ろを通る人、意図はわからないけど通らず別ルートで外に出る人がいて。推しさんは後者だった。
まあ意図はわからないけど、配慮ができてそれを行動しているように見えたので尊敬。

■たまにおかしなことを言う
私に対しては言わないけど。（私がほとんどしゃべらない人なので……）
具体例が思い出せず申し訳ないですが、たまに素っ頓狂なことを言う。
それで職場の皆さんも笑っているし、いい人だなあと。

■飲み会の席でのテンションがおかしい
素っ頓狂さが輪をかけてやばめのテンションになる。大学生もびっくりのアゲアゲウェイと化す。
これは推しさんが職場関係でしか会わないからほほえましいけど、プライベートなら引いていたかもなあ……。
日々忙殺されて疲れている表れなのかも知れない。おっそう思うと情緒があるな……うん。

多分もっとあるし出てくるんだけど、酒（サントリーほろよい もも）も切れたしこれくらいにしましょう。

◇

さてここまで書いた推しさんだけど、実は近々職場を離れるらしい。
具体的な時期とかはわからないけど。
知ったときはショックだったし、かなしくもなった。
けれど人生出会いもあれば別れもあって、職場という場所ならなおさら。そもそも人は皆いずれ死ぬし……。
推しさんのことはこれからも幸せでいてほしいなあと、こっそり心の中で推しています。

BGM「♡桃色片想い♡（えりぴよ（CV：ファイルーズあい））」
TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」EDテーマ。
オリジナルの松浦亜弥さんはフレッシュ！甘い恋！って感じでしたが、推し武道のえりぴよVer.は複雑な「推しへの想い」イメージ。
しっとりながらもサビにかけて明るく鮮やかになるのがぴったり。

私もみなさまも、いまも今後も様々な推しが存在したり、できると思う。
どうぞ素敵な推しライフを。