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会社員昼食論① 「安さと健康的文化的最低限度のおいしさの凌ぎ合い」

毎日生活している人間にとって、「食事」というものの有り難みは大きい。栄養補給はもちろん、それに伴う体力回復、体と精神のリラックス等々……

そんな世の中、会社員が休憩時間に摂る食事はいかに少ない価格・時間で最高の「食事」の便益を得ることの勝負である。
なぜなら会社員(特に内勤)は長い休憩の時間が昼の12時から13時の間の1時間、と相場が決まっているからだ。
1時間という時間は何かを為そうとするにはあまりにも短い。そんな短時間で、食事という一大イベントをやってのけようとしているのだ。
とはいえ金をかければかけるほど良くなる訳でもない。そもそも世の中出る給料に対して生きる・働くためにかかる費用が多い。
つまりコスパだ。

この"会社員昼食論"は、会社員2年目の私が出勤日の昼食について、ああでもないこうでもないと宣った記録noteになる予定。と、これからはタイトルにつけたテーマについて。

「安く、おいしくを求める」

結論から言おう。
私が昼食に安くおいしくを求めた結果、最初に辿り着いたのは「セブンイレブンの鶏そぼろ弁当(税抜298円)」だった。

鶏そぼろと卵、紅生姜(今は入ってないみたいだが…)のシンプルな弁当。量は多くないが、味付けが濃いため「食べた気分」になれる。それでも足りなさそうな時はレジでななから(小さい唐揚げ、当時はまるからという名前だった)を一緒に買った。
このように、しばらくは鶏そぼろ弁当を初めとする、セブンの小さめの弁当類を日替わりで食べていた。
しかし、ある時から私はセブンの弁当生活をやめた。主たる理由は2つ。

⑴.許せる最低限度のおいしさを図り損ねた

食欲は有り有りとあったはずなのに、鶏そぼろ弁当を半分食べて以降箸が進まない。身体が食べ進めることを望んでいなかった。
食欲とは、食事を始めたら一口食べる毎に均一に下がり続けるものだと思っていた。
でもそれは違って、一口食べるものによって食欲の下がり幅は異なるし、中には食欲が上がる食べ物もあるのだ。
よく物事には、物理的には可能だが心身の健康や様々な事情を考慮すると不可能なことがある。
「健康的で文化的な最低限度の生活」という日本国憲法の条文の文言は、誰もが学校の授業で聞いたことがあるだろう。それと同様に、健康的で文化的な最低限度の食べ物の味もあるのだ。
セブンの弁当を毎日食べ続けるうちに、私の中で最低限度のボーダーラインが下がってしまったらしい。
もちろんこれは毎日食べた場合なので、間隔を空けて食べれば問題なさそうだった。しかし次に挙げる理由が決定打となった。

⑵.食事にありつくまでの感覚的時間のロスが痛い

職場最寄りのセブンイレブンは往復徒歩10分ほど、レジ待ちの長蛇の列が発生することもしばしば。あれこれあって弁当を手に入れ、弁当の蓋を開けるのは12:20頃。この20分の分、外に出て歩き弁当を買うという行為のせいもあり自由な昼休憩が短く感じてしまう。
時間は考えていたが、弁当を買うという行為にかかる時間と気苦労を甘く見ていたことが要因だ。

以上のように、私はセブンの税込300円台の弁当を食べる日々に終止符を打った。
期間としては1ヶ月くらいだろうか。
別に300円代の弁当生活を辞めたからといって何かが変わるわけではなかった。
でもやはり自分でどことなく感じていた「自分なりに頑張って働いているのにこの安価弁当を食べるのか…」の気持ちはなくなった。それは精神衛生上よかったと思う。

次回の会社員昼食論②のテーマ(予定)

せっかくの昼休憩。スマホいじりたい!
 ×
胃が冷える。温かいものが食べたい!

あくまで予定だし更新時期も未定ですが、こんな感じで連載っぽく書けるといいな
🍱

ちなみに、記事トップ画像は職場ががっつりオフィスビルで飲食店街があった時に毎日のように食べていたうどん。
釜玉うどんは神。



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