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街中をうまく歩けない

街中をうまく歩けない。いや、たしかに私の運動神経は悪いのだが、歩き方自体は普通だと思う。
でも、やたらと人とぶつかりそうになる。そこで人を避けて歩こうとすると、今度は電柱や塀にカバンや服がこすられまくる。

人とぶつかりそうになるのは、やはり主には賑わっている駅中だ。
人混みの中を歩く。相手と少し離れたところで、目が合いそうで合わない。歩いているうちにだんだん相手との距離が近くなって、ギリギリのところでなんとか避ける。大抵私のほうが避けるほうになるが、たまにお互い同じ方向に避けようとしてまたぶつかりそうになって、気まずい雰囲気になることもある。

なぜこんなに街中を歩くことが下手なのか。考えてみたことがあった。
結論として、やはり私がどちらに進みたいと思っているのか、歩くときに意志が感じ取れないのではないかと。
思えば混んでいる道を歩くときは、たいてい進行方向が同じ人の後ろになるよう歩いてしまう。行きたい方向が多少違ったとしても。
私の意志の弱さが歩みにも現れていると。
そう、私は意思が弱い自覚がある。夕飯は割りと何でもいいと言うし、仕事も就活をして受かったところに入ったし、一人暮らしをしたいと思いながらも未だ実家を離れられずにいる。ショッピングをしているときも、他の人が進行すると予想した方向から逃げるように、でも商品を見ているふりをして顔と体を動かしてしまう。(そこで他の人が予想と違う方向にいったら、ちぇっ、と思う。)
取ってつけたようにも思えるかもしれないが、関西の人は街中で歩いていて人とぶつかりそうになることは少ないと言う。関西の人が皆意志が強く現れているわけでもないとは思いつつ、私の中にいる関西人の、コテコテで主張が強いイメージを思い浮かべて納得してしまう。他にも、少し有り得そうだと思う理由がある。

これは、私が実体験の中で気がついたことなのだが、人とぶつからずに歩くコツが有る。
それは、「進行方向の少し遠くを見て、できれば人と目線を合わせるようにして歩くこと」だ。目は合わなくてもいいので、何となく目線を人々と合致させるのだ。そして、気持ちは堂々と歩く。文句なんか言わせないぞと言う気持ちで。
そうすることで、だいぶ人との衝突未遂を防ぐことができる感覚がある。
やはり、自分がどちらに進もうとしているのか、進みたいかを堂々と表明して歩くことがいいのではないかと。表明して歩くとはなんやねん、とツッコミが来そうなところではあるが。

この文章は練習として、30分でざっくりと書いて、その後少々だけ推敲して投稿します。久しぶりすぎて文章の書き方忘れました。(本当はこの倍くらいの字数を書きたかったのですが、手が止まりました……。)

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