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2014年

2014年にリニューアルした広島平和記念資料館の展示を見ました。修学旅行生たちの多くが素通りして行った展示が、私には最も刺さりました。

エントランスから一気に3階へ上がった正面から始まる壁一面のパノラマ。そこには、原爆投下前の広島の町並みが広がります。

その隣には、あふれる笑顔で並ぶ子どもたちの集合写真。平和を訴える手段として、しばしば私たちは、戦争や原爆のむごさや悲惨さを訴えます。

けれど、「ここで多くの人が死んだ」事実よりむしろ、「ここで多くの人が生き、暮らし、笑っていた」事実を見せ付けられて、しばらく言葉を失いました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。何らか反響をいただければ、次の記事への糧になります。