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コインを投げて裏が出る確率

コインを投げて裏が出る確率は、2分の1です。裏と表とは完全に独立した出来事であり、過去の結果が未来の結果に影響を与えたりはしません。

でも時に私たちは、4回連続で裏が出た後は、「次は表が出る」と考えがちです。目に見える情報から、何となく正しく見える法則を見出してしまいます。

サンプル数の少ないデータに基づいて誤った推測や判断をしてしまう認知バイアスは、「少数の法則」と呼ばれ、しばしば私たちに予断を与えます。

不幸の連続の中で「もうすぐ良いことがあるはず」と期待してしまったり、その逆だったり。幸・不幸に対する私たちの態度も、法則の一類系かもしれません。

人は、説明の付いた明瞭な事柄よりも、説明の付かない不明瞭な事柄を一層重要に受け取る。

(フリードリヒ・ニーチェ)

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