志望動機を聞かれて
志望動機を聞かれて、その男の人は、答えました。「今のカイシャでは扱う商品が少なくて、営業活動に発展性がありません」。
その業界のフラッグシップカンパニーに勤める人であり、その中でも優秀な成績を上げている営業職です。けれどいかんせん、扱う商品がソレなのです。
商品の改良にも限界があり、営業活動としても価格で勝負せざるを得ません。面接官席の私は、「営業職としては、辛いところだなぁ」と同情します。
でも同時に、「こういう人たちの活動によって私たちの日常生活が成り立っているんだ」という感慨も抱きます。その男の人は、綿棒のメーカーの営業職です。
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