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子どもの頃

子どもの頃、懸賞に応募しました。買ったマンガ雑誌に応募葉書が挟まっていた、その程度の動機で、賞品は、たしか、子どもだましのオモチャでした。

葉書を送って、1週間、2週間と待つ間、子どもだった私は、そのオモチャのことを考えていました。

3週間、4週間と考えている間に、興味もなかったオモチャは、欲しくてたまらない対象に変わっていました。

懸賞に外れた私は、結局、お小遣いをはたいてそれを手にしました。今でも私が宝くじの類に手を出さない理由は、このときの幼児体験によります。

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