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依頼者のそばに
依頼者のそばに身を寄せ、話を聞き、何もせず、ただ「いるだけ」。2018年から始まった「レンタルなんもしない人」というサービスは、今も続いています。
悩みを打ち明けても、アドバイスや解決策を提示されたりしません。共感すらされません。だから、相談される側とする側にありがちな上下関係が生じません。
私たちは、普段、何かをする自分や他人に価値を見出します。でも、「レンタルさん」をレンタルする人は、「なんもしない」ことに価値がある、と考えます。
「彼をレンタルして悩みや愚痴や自慢話を話したがる人と、悩みや愚痴や自慢話を誰にも話したがらない私と、どちらが孤独なのかな」。時時、そう考えます。
「孤独は良いものだ」ということを我々は認めざるを得ない。しかし、「孤独は良いものだ」と話し合うことのできる相手を持つこともまた、一つの喜びである。
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