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歌もの系のスラップ曲を弾いてみた動画の人たちへ

久しぶりの投稿。
特に無理して書く必要はないけど、歌もの系のスラップ曲を弾いてみた動画をあげている若者?中年?の人たちに言いたい。

『世の中のほとんどのベーシストはそれできますよ』って、、、

マーカスの超絶なソロを完コピした動画ならまだしもさ、特にずと◯よ?さんのそういうスラップ曲があるみたいだけど、あの程度のスラップならちょっと練習すればすぐに体得できちゃう、世の中のベーシストはあのレベルはすぐでしょ。もっと良いフレーズだってすぐ考え出せる天才な人もたくさんいるだろう。
ちなみに自分はマーカス信者ではないですが。

なのになぜただの弾いてみた動画をあげるのか?実際そういう動画をみると、親指のサムの仕方がちょっと、、、と思ってしまうベーシストが多い。
正確にはサムの位置か。
いや、レッチリのフリーなスタイルのスラップが悪いと言っているわけではないんだ。あれもあれで一つのスタイル。
フリーのセッティングは知りませんが、でもね、コンプを深くかけてさ適当にサムすればスラップって一見一聴、いい音しちゃうわけですよ。そういう人が多すぎて、うーん?ってなる。スラップした瞬間、コンプ強いなーってわかってしまう。

個人的にはあのコンプかけすぎな音がどうしても嫌いなわけでして、、、コンプかけすぎの弊害がどうしても気になる。1音1音が音楽的ではなくなる。
弦に触れた時と離したときのほんのわずかコンマ何秒かと音の残響音がどうしても邪魔。

ベースって特に本来エフェクト的なものはいらないわけで、コンプなんて賛否両論ある。かけても基本うすくかけないと、、、『アンサンブル』前提のライブならば特にそう。
一人で家でさ○ナニー楽器演奏するならば全然バリバリかけて遊んでももいいけどさ。

本来目立つ必要がない楽器なのだから主張もさりげないくらいがカッコいい。
スラップだってそう。そういえばあの人、所々チョッパー、スラップやってたな、くらいの程度が理想。
ベース本来の役割を初心になって考えるのが最優先。
スラップでも低音をしっかり出すにはフリースタイルのスラップでは限界があるのだ。それはもう物理的にも証明ができてしまう。叩きつけるスタイルとしっかり弦を振動させるサムとでは低音の出方が全然違う。
もちろん自分の場合は、歌中でのスラップ曲のときはフリースタイルか浅めのサムを混ぜて演奏する。そう、歌が主人公なのだから邪魔してはいけないし、無駄に低音を出しすぎてもいけないのでその辺りは臨機応変にできないといけない。結局はわかりやすく言うと、フリースタイルとラリーグラハムスタイル(もしくはマーカススタイル)の両方ができて晴れて“スラップ弾けますよ”って胸を張って言うべきだ。

ズラズラと主観ばかりの意見だけど、
どうしてこうも派手なベースが日本は流行ってしまうのか、、、というのを結局は言いたかったのだ。

記事投稿:アライサン

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