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拾った石(?)で大儲け(ペット・ロック)


※2023年7月にOFUSEにて配信されたコラムを編集し再掲したものです。


親愛なる友だちへ、ひねもです。


皆さんは”ペット・ロック”というカルチャーを知っていますか?


名前の通り”石”を”ペット”のように愛玩するという文化があるのです。


K-POPアイドルSEVENTEENのメンバーであるジョンハンも飼育(?)しているとか。

ミニチュアサイズの家具などを揃えて、まるで生きているかのように愛でる。らしい。



このカルチャーの歴史は意外と古く、元々は1975年にアメリカで大ブームを巻き起こした。

アメリカ人のゲイリー・ダウルさんが発明(?)考案(?)し販売し始めた。


気になる“ペット・ロック”の商品内容は

・ペットとしての石

・通気孔のあいたキャリーケース

・石を鎮座させるための布もしくは藁

・飼育方法や訓練方法を記載したマニュアル

・血統書

などが入っていた。

ペットロック復刻版

当時のセットのお値段は3ドル95セント。

気軽に買いやすい価格帯だったからか半年でなんと推定500万個以上を売り上げたとか。

メインの石はその辺で拾えばいいだけ…ってことはないのだろうけど海岸などで安く買える。

他は梱包材とマニュアルの紙くらいしか原価がかからないため、その値段でもかなりの利益があったらしい。

収益は1500万ドル以上に達しただろうと言われている。

ゲイリーさん凄すぎ!!

日本でも1977年にトミー(現タカラトミー)から発売されたとか。

80年代には藤子不二雄の漫画の題材にもなったらしい。


そんな”ペット・ロック”が現在韓国で静かなブームだとか。

コンビニでも販売されたらしい。


見ているうちにどんどん欲しくなってくる。

ただの石ですがなんだか可愛く見えてきませんか?


いつか僕がライブでギターアンプの上に小さな座布団を敷いて石を座らせていたら、奇人扱いせずあたたかく見守っていただけたら嬉しいです。

ただの石だけど

ただの石じゃない

ペット・ロックの話しでした。


ブラザー、シスター、僕は大丈夫だよ。

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