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テレキャスタードリームPart3

※2023年3月に公式LINEにて配信されたコラムを編集し再掲したものです。


親愛なる友だちへ、ひねもです。

連載シリーズです。

今回は僕がテレキャスターを手に入れたときの話しを。


御茶ノ水の楽器屋さんへ


ティーンエイジャーの

”ギターが欲しい!“

は本当に喉から手が出るくらいの気持ちなのです。

しかも一刻も早く欲しい。

今なら数年くらいは余裕で待てるけど、10代の若者にとって1年、いや数ヶ月はかなり大きいのです。

その瞬間が大事で、少しでもズレたら世界が終わってしまうような気がしたのです。


そうして遂に御茶ノ水にギターを買いに行く日がきた。

今にして思うとよくフェンダーのギターを買えたなという手持ちだった。

現代だったらスクワイヤー(フェンダーの子会社)の入門機すら買えないくらいの金額。

色んな楽器屋さんに入る。

しかし自分の予算と実際の値段は違った。

意気揚々だった気持ちも、御茶ノ水の坂道と共に段々と降っていくのです。

もういてもたってもいられず遂に全財産を握りしめて行ったわけですが現実の前に心が折れる。

やはりまだ早かったな…と。


フェンダーのテレキャスターを発見

しかし坂道の中腹を過ぎたくらいのお店でなんと手が届く値段のフェンダーのテレキャスターを発見するのです。

これは奇跡。

楽器屋さんに入ったことがある人ならわかると思いますが、入り口に置いてあったり地べたに置いてあるのは基本的に安いギター。

楽器屋オリジナルの入門機とか、学生向けのブランド系がほとんど。

店の奥に行けば行くほど値段が高いギターになるのです。

たまたま1本だけ地べたゾーンあって、しかも予算内だったのです。

あまりにも安いのでヘンダーとかファンダーとか偽物じゃないかな?みたいな事も思って何度もヘッド確認して よしよしフェンダーだ! って。

アンプを繋いで試し弾きもさせてもらった。

試奏はとても緊張するもので、誰もお前なんて見ていないよって今なら思う。

しかしギターを弾き始めると店中のお客さんが耳を澄ましてるように感じるのです。

そしてチューニングをしてくれる店員さんがギターが上手い。

すごいフレーズを余裕そうな雰囲気でたくさん弾いてから

“あっ、音合わせ終わりました〜”

とギターを渡してくるのです。

こっちは初心者というかコード3つとジョニーBグッドの出だしくらいしか弾けないのに。

ちゃんと音が出るな…くらいの試し弾きだった。

新品で傷も見当たらないし、もう迷いようもないのでそれを購入した。

フェンダーのマークが入ったソフトケースが嬉しかった。

今でも実家の自分の部屋の壁に当時購入したときのレシート貼ってある。

それくらい嬉しかった。


遂に手に入れたテレキャスター


そうして手に入れたテレキャスターがこちら。

左側のテレキャスター

確証は無いのだが、年代と見た目からしておそらくこのモデルだろうと思う。

(カラーが違うような気はするがおそらくこのモデル)

前回MYヒーローのギタースペックを書いているのでわかると思うが、このギターを買うのはかなり妥協した。

まず肝心のカラーが違う。僕はナチュラルやブロンドと呼ばれる木の色をしたテレキャスターが欲しかったのだ。

しかし、とにかくフェンダーのテレキャスターではある。

当時はブランド品に憧れがあった。

テレキャスターの形をしたギターは色んな会社が作っている。なので安いメーカーならば木目カラーのも売っていた。

しかし、僕は”フェンダーのテレキャスター”が欲しかったのです。

見た目は妥協して買った。

だが、とにかく初のMYギター。

しかもテレキャスター!

自分の物になると途端に愛着も湧いてくる。

オールホワイトな見た目も 色白な日本美人な雰囲気だなあ みたいに都合よく解釈してみたり。


ギターのスペック

話しはあれから18年くらい進んで現在になる。

修理するにあたってスペックを調べた。

当時はこれしか候補が無かったので細かい情報は全く気にせず購入している。

いつのどこの何なのか全く知らない。

調べた限りだと

ブランドはフェンダージャパン

形はテレキャスター

1990年代製造

制作はフジゲン

カラーはUSB

ネックは指板も全てメイプル

ボディはバスウッド

ネックタイプはC

ロッドはヘッドアジャスト

ペグはGOTOH

ジャックはスクエア

などがわかった。

“USB”という色は耳馴染みがないが、どうやら“シースルーホワイトで木目が見えるカラー”を“US Blond”と呼ぶらしい。

なので理想の木の色ではなかったが、実はブロンドのテレキャスターを手に入れていたのだ。

エントリークラスの価格帯としては高スペックで作りも良く、ガンガン弾くためのギターだったと今更知ったのです。

レアでもなんでもないギターだけど、今でも市場に中古が出回っていて、しかも僕が買ったときより1.5〜2倍くらいの値段で取り引きされているのです。

中古品が現在でも価値が落ちてない、むしろ定価より高くなっているということは良い買い物をしていたことになる。

買ったときは売れ残りで大特価だった。

時代って不思議ですね。


このテレキャスターはバンド活動を始めてからもずーっと愛用していた。

前のバンドではメインギターだった。

ひねもす大臣での初ライブもこのギターだった。

その後も様々なギターを弾いた。

ギブソンのSGやレスポールスペシャルとかも持っていた。

フェンダーと並ぶ二大ブランドのもうひとつ”ギブソン”

10代の頃はブランドに弱かった。

同じ形でもっと値段が安いメーカーはたくさんあるが、本家ギブソンが欲しかった。

で、苦労して買うが使い方が荒いからギブソンはすぐ折れてしまう。

なんでそうなるかというと製品に大きな違いがありまして。


今回はここまで。


ブラザー、シスター、ギターを持って鏡の前に立って。

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