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新年度の語り⑤「1年間の宿題」

4月からの学級経営を振り返って徒然と書いています。
自分自身の学級経営がどうだったのかを振り返る機会と来年以降につなげる意味で。2日目の学級開きの時に伝えました。

みなさんに今年、1年間かけて取り組んで欲しい宿題を1つ出します。それは、ここにいるクラス全員と「他愛もない話」をすることです。休み時間とか、移動時間とか、下駄箱で会った時とか、なんでもない時間に「なんでもない話」をしてください。天気の話とか、「最近、あったかくなってきたなぁ」とか、「昨日のテレビ見た?」とか、そんな意味のない話をしてください。全員と。1年間かけてゆっくりしてくれたらいいので。

 初任校で先輩に教わったものです、当時はあまり意味が分からず実施していましたが、今はなんとなく分かります。授業中に「課題に対して話し合う」のは意味のある話です。もちろん、それはそれで大事ですが、そうでない、「なんでもない時間になんでもない話をすること」って、人間関係を築いてく上でのきっかけになったりします。こちらが「宿題」と言い切ることで、話しかけるハードルを低くする狙いもあります。きっかけ作りですかね。無理に仲良くしなくていいですが、一歩目を踏み出しやすい環境づくりは大事かな、と。

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