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物づくり

自己紹介でも話したのだけど 私は兄弟が多め
なので なんでも買ってもらえる子供時代では なかった
けど 別に悲しい話とかではなく なんていうか 日常
あんまり 悲観的になることはなかったし 親も うちはお金がないから とかも言ってるわけではなかった

何か欲しいと思ったら 『自分でつくる』そうすれば 大抵のものは 手に入る

リカちゃんの家は 段ボールや紙箱を組み立てたらいいし ご飯は粘土に色つけて 作ればいい
結構いい感じにできてたと思う

母が 裁縫ができて いろんな物を作っていたのも 影響されていたのかも
あまり見たことはないけど 父も絵が上手

小さい時は あまり出かけない父が 唯一連れてってくれる動物園に行って 絵を描いていた
あまりほめない父が 上手だとほめてくれたのを覚えている
絵を描くのは 今も好きだ

運動が得意じゃなく 家で何かすることの方が好きだったので
小学生の時は 絵を描いたり 粘土でいろんな物を作った
小さい小さい鶴や細かい絵、粘土の寿司、消しゴムスタンプ、手作り切手、アルミホイルの小さな人と遊具…
そういうすごく時間がかかるのに できたからといって 何にもならない
ただ できた!
っていう物をたくさん
クラス全員の名前入り マスコットとかは作った物の中では 意味ある物かな

作り出したら 終わりまでやってしまいたい
学生の時は それができた
そして 楽しかった

それがだんだんできなくなった
やらなければいけないことが 増えて したいことができなくなった
そして ただただやりたいことも忘れていって 意味のあるやりたいことしかしなくなった

貴重な時間を使うのだから 意味のあることしかしない

そうしていくと あんなに楽しかった何かをつくるということが しなければならないことに変わる
しなければならない は しんどい

あんなにあふれてきた思いつきや発想力もなりを潜めている
小学生の時の話だけど 母は担任に
どうすればあんな発想力のあるお子さんになるんですか?
と聞かれたことがあるらしい
たぶん ちょっと変だったんだと思う 笑

今は サッパリ

いつか わが子たちが私の手を離れた時 また あの頃のように 意味のない何か を日常みたいに作れる時が来るのかな

とりあえず 今 私の意味のない何かウルトラマンの怪獣 を描くことのように思う
あれは まったく何の意味もない 笑

なんとなく描いてるだけ

いつか おばぁちゃんになって 誰の世話もしなくてよくなった時
また 私の楽しい時間が始まるんじゃないかと思ってる

なので おばぁちゃんになるのが楽しみ
シワシワでもなんでもいい 見た目なんて! 美魔女なんてクソくらえ
ただただ 楽しく自分のしたいことだけして ニコニコ過ごす そんなおばぁちゃんになる

私の物づくりの行き着く先は ニコニコのおばぁちゃん ってことかな


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