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プレゼンテーションの教科書 #10 普段から人前でスピーチをすることに慣れましょう!1分間スピーチ。



1分間スピーチ

 プレゼンテーションのスキル上昇のため、普段から人前でスピーチをすることに慣れておきましょう。相手は誰でも良いのです。例えば、企業では、毎朝朝礼として新人がその日のニュース等の話をすることが多々あります。これは、人前で話すことに慣れる目的があります。このような機会を利用して、初期段階の目標は、人前で発表することに慣れることです。その次はわかりやすく発表すること、伝えたい内容を正確に伝えること、聴き手に満足を与えることです。

(1)留意点

 人間の集中力から考えても、スピーチは3分が限界といわれていますが、短ければいいというわけでもありません。時間は短かったが、結局何が言いたのかったか分からないスピーチもあります。何を話すのか、スピーチのテーマは、狙いを絞らなければいけません。次にどう話を進めるか、どのように自然な流れをつくるかを検討します。そのポイントを次に挙げます。

  1. テーマ、ねらいをはっきりさせる

  2. スピーチの鍵は情報性にあり

  3. 話の要点ごとにメモを作る

  4. メモを元に順番を考え、話の流れを作る

  5. 多少のユーモアとヨイショの気持ちを持つ

  6. 文字数字にして900字程度にまとめる

(2)切り込みの留意点

 完成した文章を再度確認し、時間制限を超えるようであれば、文章を切り込む必要があります。

  1. 要点を固まりごとにバッサリと落とす

  2. メモの順番を置き換えながら、話題の収拾選択をする

  3. 本題の前提、背景、影響、見通し、関係、関連を削る

  4. 飾りことば、美辞麗句を省く

  5. 敬語に注意を払う

(3)スピーチの注意事項

 話し手は、自分自身が相手に常に見られている存在であることを認識しなければいけません。姿勢の良し悪しも、相手が抱く印象に大きな影響を与える要素です。直立不動では堅苦しい感じを与え、聴き手をリラックスさせられません。また、話そのものも単調に感じられてしまいます。反対に動作やジェスチャーを上手に用いると、力点の強調に役立ち、スピーチ全体に変化が表われ、聴き手の注意を引きつけることができます。一般的な注意をまとめると次のようになります。

  1. ごく自然に立ち、肩の力を抜く

  2. 女性の場合は両足を揃えて立ち、右足を後ろに少し引く

  3. 背筋をピンと伸ばし、かつリラックスして立つ

  4. 上体を起こし、体重を両足にかける

  5. 聴き手に語り掛けるように話す

  6. 場所を考えTPOに応じた服装を心がける

姿勢、声、言葉は、話し方の基本的要素であり、態度や姿勢は聴衆に対して大きな影響力を持っています。また、「手の表情は第二の女性の顔」とも言われるほど、非常に目立つ要素のため、美しい手の動きを心がけましょう。


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