朝活97日目:MySQL の「You can't specify target table 'c' for update in FROM clause」について
今日はPHPではなく、気になったことを調べてスッキリさせておきたい。
ちょっとデカ目のクエリを実行しようとしたら「You can't specify target table 'c' for update in FROM clause」の警告がでた。
意味わからずChatGPTに聞いたら回答きたけど、いまいちわからなかったので、粘着してみた。
質問
MySQLで "You can't specify target table 'c' for update in FROM clause" エラーについて
エラーメッセージ "You can't specify target table 'c' for update in FROM clause" は、MySQLで一般的に見られるエラーで、同じテーブルをUPDATEとFROM句の両方で使用しようとしたときに発生します。これはMySQLの制限によるもので、同じクエリは他のDBMSでは許可されることがあります。
これの意味を詳しく実例を出して説明してください。
回答
MySQLの "You can't specify target table 'c' for update in FROM clause" エラー解説
このエラーメッセージは、MySQLで特定の更新クエリを実行しようとした際に発生します。MySQLでは、同一のクエリ内でテーブルを更新(UPDATE句)と同時に、そのテーブルをサブクエリ内で読み込む(FROM句)ことが許されていません。
実例
例1: 直接的な方法(エラーが発生)
テーブル employees で従業員の給料を更新する場合:
UPDATE employees AS e
SET e.salary = e.salary +
(SELECT AVG(salary) FROM employees WHERE department = e.department)
WHERE e.employee_id = 123;
UPDATE employees AS e SET e.salary = e.salary + (SELECT AVG(salary) FROM employees WHERE department = e.department) WHERE e.employee_id = 123;
このクエリはエラーを引き起こします。UPDATE句とFROM句の両方で employees テーブルを使用しているためです。
例2: 一時テーブルを使用
CREATE TEMPORARY TABLE avg_salaries AS
SELECT department, AVG(salary) AS avg_salary
FROM employees
GROUP BY department;
UPDATE employees AS e
JOIN avg_salaries AS a ON e.department = a.department
SET e.salary = e.salary + a.avg_salary
WHERE e.employee_id = 123;
DROP TEMPORARY TABLE avg_salaries;
CREATE TEMPORARY TABLE avg_salaries AS SELECT department, AVG(salary) AS avg_salary FROM employees GROUP BY department; UPDATE employees AS e JOIN avg_salaries AS a ON e.department = a.department SET e.salary = e.salary + a.avg_salary WHERE e.employee_id = 123; DROP TEMPORARY TABLE avg_salaries;
一時テーブル avg_salaries を使用して、UPDATEとFROMの両方で同じテーブルを直接使用することを避けます。
例3: サブクエリを使用
エラーを回避するためにサブクエリを使う別の方法は、JOINを利用することです。例えば:
UPDATE employees AS e
JOIN (
SELECT department, AVG(salary) AS avg_salary
FROM employees
GROUP BY department
) AS a ON e.department = a.department
SET e.salary = e.salary + a.avg_salary
WHERE e.employee_id = 123;
UPDATE employees AS e JOIN ( SELECT department, AVG(salary) AS avg_salary FROM employees GROUP BY department ) AS a ON e.department = a.department SET e.salary = e.salary + a.avg_salary WHERE e.employee_id = 123;
この方法では、一時テーブルを作成する代わりに、直接JOIN句内でサブクエリを使用しています。これにより、同じテーブルに対して読み込みと更新を同時に行うことが避けられ、エラーを回避できます。
以上の方法でMySQLの制限を回避し、期待される更新を行うことができます。
質問
JOINについて詳しく教えて
回答
はい、SQLにおいて`JOIN`句は`FROM`句の一部として機能し、複数のテーブル間で関連するデータを結合するために使用されます。`FROM`句はクエリで使用するメインテーブルを指定するために使われ、`JOIN`句はそのメインテーブルに他のテーブルのデータを結合するために用いられます。
例えば、以下のクエリでは、`employees` テーブルがメインテーブルとして`FROM`句に指定されています。`JOIN`句は、サブクエリから得られた結果(この例では部署ごとの平均給料)をメインテーブルに結合するために使用されています。
UPDATE employees AS e
JOIN (
SELECT department, AVG(salary) AS avg_salary
FROM employees
GROUP BY department
) AS a ON e.department = a.department
SET e.salary = e.salary + a.avg_salary
WHERE e.employee_id = 123;
このクエリでは、サブクエリが`JOIN`句内で定義され、`employees`テーブルの各行がサブクエリの結果と結合されています。このように`JOIN`を使うことで、MySQLでエラーを回避しつつ、同じテーブルの異なる部分を参照する複雑な操作を行うことができます。
質問
実行時間が短いのはどっち?
回答
クエリの実行時間を比較する際、いくつかの要因が影響します。具体的には、データベースのサイズ、テーブルの構造、インデックスの有無、サーバーの性能、そしてもちろんクエリ自体の複雑さなどが関係してきます。以下の二つのアプローチを比較しましょう:
一時テーブルを使用する方法:
CREATE TEMPORARY TABLE avg_salaries AS
SELECT department, AVG(salary) AS avg_salary
FROM employees
GROUP BY department;
UPDATE employees AS e
JOIN avg_salaries AS a ON e.department = a.department
SET e.salary = e.salary + a.avg_salary
WHERE e.employee_id = 123;
DROP TEMPORARY TABLE avg_salaries;
JOINを使用するサブクエリの方法:
UPDATE employees AS e
JOIN (
SELECT department, AVG(salary) AS avg_salary
FROM employees
GROUP BY department
) AS a ON e.department = a.department
SET e.salary = e.salary + a.avg_salary
WHERE e.employee_id = 123;
一般的に、JOINを使用するサブクエリの方法が実行時間が短くなる傾向にあります。これは、一時テーブルの作成と削除という追加のステップがないためです。しかし、実際の実行時間はデータベースの状態やクエリが実行される環境によって異なるため、両方の方法を実際のデータベースで試してみるのが最善です。また、大規模なデータベースや複雑なクエリの場合、実行計画(EXPLAIN)を使用してクエリの効率を分析することが推奨されます。
質問
なんで制限されているの?
回答
MySQLにおける「同じテーブルに対するUPDATE操作中にそのテーブルをFROM句で使用する」ことの制限は、主にデータの一貫性とロックの問題に起因します。この制限の背景には以下のような考慮があります:
データの一貫性と競合: 更新クエリが実行されるとき、データベースは対象テーブルの一貫性を維持する必要があります。もし同じクエリ内でテーブルを読み込み(FROM句を通じて)と更新(UPDATE句を通じて)することが許されていれば、データの一貫性を保つことが難しくなります。これは、特に同じテーブルの異なる行が相互に依存している場合に問題となります。
ロックの問題: MySQLでは、更新操作を行う際に対象のテーブルや行にロックをかけます。同じクエリ内でテーブルを読み込みと更新の両方で使用すると、デッドロック(互いに他方のリソースを待ち続ける状況)のリスクが高まります。このようなデッドロックはデータベースのパフォーマンスに悪影響を与え、複雑な問題を引き起こす可能性があります。
クエリの複雑性: このような操作を許可すると、クエリの解析と最適化が複雑になります。データベース管理システムは、クエリの効率的な実行計画を立てるために、多くのシナリオを考慮しなければなりません。同じテーブルを更新しながら読み込むことを許可すると、これがさらに複雑になります。
この制限により、MySQLはデータの一貫性を維持し、デッドロックのリスクを低減し、クエリの最適化を比較的単純に保つことができます。他のデータベースシステムでは異なるアプローチを取っている場合がありますが、これはそのシステムの内部アーキテクチャとデータ一貫性に対するアプローチに基づいています。
おわり
はいー
おそらく理解しました!
SQL に対する理解が友達以上恋人未満ぐらいになった。
今日もありがとうChatGPT
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