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ひなたエキス秋田店はワクワク作り研究所

ひなたエキス田沢湖とひなたエキス秋田店はこれだけ違う

前回のおさらい。
「ひなたエキス田沢湖」の特徴は以下の3つ。
①ターゲットは観光客
②規格外作物を使った差別化
③徹底したワンオペ運営

では秋田店は?大きく違います。

①ターゲットは観光客?
→観光地ではありません。車通りがほとんどなく国際教養大学(AIU)の学生と教職員の方くらいしか通らない山の中にあります。

②規格外作物を使って差別化?
→この点は同じです。秋田店には大きな加工場があり、ここで県内全ての仕入作物を加工し、各店に配送しています。

③徹底したワンオオペ運営?
→最低2オペ。4人運営まで増えることもしばしば。広い店内は20席以上席ありひなたエキス田沢湖店とは全然違います。

ひなたエキス秋田店の役割①加工場

私たちが活用している規格外作物は旬の時期から終わり頃にかけて一気に収穫されます。

農家さんの手間を出来るだけ少なくする為に、私たちはオーダー数を詳細(目安程度はあり)に定めていません。というのもその日どれくらい作物が出るか予測がつかない為です。

形が変形したものだけが規格外ではありません。市場に出せなかった売れ残りも私たちは取り扱います。そんな不安定な状況の中、私たちが仕入量を詳細に指定しまうと、農家さんはその管理に手間がかかり、規格外を販売する利点がなくなってしまいます。

受け手の私たちは、日々どれだけ来るか分からない仕入に対応するために、どうしても大きなスペースが必要でした。

また、短期間にたくさんの人出が必要になります。田沢湖エリアで急遽人を集めることは難しく、そこで思いついたのが雄和でした。メロンが急に500キロ入ってきたとなればすぐ学生を募集をして一気に加工してしまいます。国際教養大学生にとっても徒歩1分で短期で働けることは気軽にアルバイトできる利点があるし、留学生だって参加できます。

安定して運営する体制作りの為、どうしてもここに加工場を置く必要がありました。

急遽農家さんから電話あり「頼むなんぼでも持っていってほしい」😂

ひなたエキス秋田店の役割②試行錯誤を続けられる場所

「ひなたエキス田沢湖」はビジネスとしてある程度「型」が完成しつつあります。一方で、大きな変化を創造することは難しいとも感じるようになりました。

「本当はこんなこともできそうなのになぁ」

「リピーターの方は新しい動きを求めているだろうなぁ」

色々思うことはあっても、ある程度完成しつつある形が出来たことで新しいことがやりにくくなっています。

逆に秋田店は常に新しいことに挑戦できる環境が整っています。お客様の多くはひなたエキスを知っているリピーターさんです。立地条件が悪く新規のお客さの集客は多く見込めませんが、一定のリピーターさんが来てくれる安定感はあります。

また、ひなたエキスのことを既に知ってくださっていて、新しい挑戦に対して、好意的に見てくださる方が多く、時には一緒にコラボしたいと提案してくださる方もいるくらいです。

現状に留まらず、常に新しいことに挑戦する場所。リピーターさん達に支えられながら、私たちが試行錯誤を続けられる場所として、「ひなたエキス秋田店」は大きな役割を担っています。

ひなたエキス×

今年度に入って、「ひなたエキス秋田店」は試行錯誤が可視化されてきました。その大きな要因は「コラボ」です。私たちだけでは出来なかったことが共感し合う仲間とのコラボによって、大きく前進し始めました。

秋田の野花のドライフラワー

例えば、店内を見渡すと壁やテーブルの上にドライフラワーが並んでいます。これは河辺の金和子さんの作品で、定期的にお店をデコレーションくださっています。「今年になって、お店の雰囲気良くなったわね」とメンバーに言ってくださった時にはメンバーみんな大喜びでした。和子さんのドライフラワーには秋田に咲く野花をたくさん使っていらっしゃって、私たちが目指す「自然との繋がり」を可視化したい想いにも繋がると感じています。

母の日のプレゼントとして販売したことも✨

月替わりランチ開始

ランチも大きく変化しました。これまでは私たちが提供できるものだけを作っていましたが、今年に入って、地場産作物にこだわるシェフのRYO君が仲間になったことで色んな食材を使ったランチが提供できるようになりました。

5月の限定ランチ(メイン食材は山菜)

今月(6月)の限定ランチは秋田県産の大豆100%使ったお豆腐を作る「豆腐百景」さんとコラボした豆腐ランチを提供しています。

食事に留まらず、実際に作物を育ててみようという試みで店頭で苗の販売を行なっています。仙北市の農家サモンさんとコラボすることで生まれました。

書き出すと止まらないくらい、色んな新しいことが「ひなたエキス秋田店」で生まれています。

ここまで来れば「ひなたエキスはスムージー屋ではない」ことが明確になってきたと思います。

ひなたエキスを好きになってくれたリピーターの皆さんにも秋田店を通して「ワクワク」を提供し続けたい。そんな想いで秋田店を運営しています。

そして、この試行錯誤から、また新たな商品やサービスが生まれ、「ひなたエキス田沢湖」にも導入していきたいと思っています。

今日は一番長い文章になりました。
読んでくださってありがとうございます!

noteを始めてこれで5話目です。
まず5話でひなたエキスのこれまでをお話出来ればと走ってきました。
それぞれの話に面白いエピソードがあって、それはまたゆっくりとお話できればと思います。

次の記事では「私たちがこれから向かっていく未来」についてお話したいと思います!

次回の記事は大きな発表もあります✨
是非お楽しみに!

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