泣きわめく子どもに手を焼く

最近、というか子どもが生まれてからずっと、
人前で泣きわめかれるのはひどく疲れる。

乳児ならまだ泣いていても、「赤ちゃんだから仕方ない」で納得してもらえる余地がある。
4歳児が泣きわめいて暴れていると、かなりの人目をひき、「イタイ親だわ～」「しつけがなってない」という無言の視線をあびる。

先日もアイスを買いに行ったコンビニで始まった。
「見るだけだから、ちょっと見ていい？」と息子が言い出して、お菓子の棚に向かった。
その時点で嫌な気はしていた。
案の定、お菓子とオモチャがセットになった、むしろオモチャを全面に押し出していてお菓子はアメ1個とかラムネ少々しか入っていないものが欲しくなったらしい。
「アイスいらないからこれ買って」
と始まった。

そもそもアイスを買いに行くことになったのは、幼稚園の給食でデザートが出たらしいのだが、乳製品と卵にアレルギーのある息子は食べられず悲しかったというので、代替品として果物のシャーベットを買うことにしたのだった。

なぜ給食のデザートの代替品がオモチャに変わるのだ。

そして予算も大幅にオーバーするし、どうせ大事にしないで数日後には床に転がっているところが想像出来る。

「オモチャは買いません。アイスだけ買って帰りますよ。」
と言って会計をして帰ろうとする。
こういうとき自分を落ちつかせるため、わざと敬語になる。

息子はやだやだ買って買ってが始まる。
床に座り込む。
私がバッグから財布を出してアイスだけ買おうとするとバッグを押さえつけて、財布を出すまいとする。
もはや何がしたいのかわからない。

数人の視線を浴びる。
息子の大声に振り向く客もいる。
逃げ出したい。
ほしがるものを買ってしまったほうがいっそ楽だと思う。

ともかくアイスだけを買い、泣きわめく息子をおいてコンビニを出る。
息子が慌ててついてくる。
　
まだまだ泣いてる息子と手をつないで半ば引きずりながら歩いていると、そういうときに知り合いに会ってしまったりする。　
「どうしたの、○○ちゃん？」と聞かれてしまう。
面倒くさい。いま話しかけないで。
見て察して。お願い。

本当に疲弊する。
これはなんなんだ。
街なかでコントでもさせられてるのか。
母親を続ける自信がなくなる。えぐられる。

それでも明日も母親をする。
ホントにムリゲーだと思う。