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苦しみが 増してきた時
ある人が「あなた方のために祈っています」と言ってくれた
それに対して 僕は「祈らないでほしい」と答えた
それは とても失礼だったかもしれない

だけど 僕はこう考える
相手のこと 何も知らないで 
ただ遠くから祈ることに どんな意味があるのだろう

それよりも 苦しむ人のもとへ行き
そして 今 何を感じ、何に苦しんでいるのか 聴いてあげてほしい
そしたら 何を祈ったらいいのか もっと分かるはずだから

苦しみが増してくると 周りの人々が はるか遠くに見えるようになる
苦しみが増してくると 自分が 暗いトンネルの中にいるように感じる

そのような人に気づいたなら 決して 遠くから祈ってはいけない
どんな方法でもいいから 近づいて 聴いてあげてほしい
それが 本当の祈りになると 僕は言いたかったんだ

風太郎




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