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優勝は空気階段

キングオブコント2021が終わった翌朝。

昨晩、なかなか寝付けずにいた私はこの興奮を鎮めるべく、どこかにこの思いを吐き出さないと一生寝付けないんじゃないかと思いnoteを開いた。

空気階段

私が大好きなコント師だ。

彼らを知ったのは2人の冠ラジオ、空気階段の踊り場だ。

一度放送を聴いてから、その自由さと2人の狂った日常が面白く、愛おしくなってしまい、ラジオクラウドというアプリで過去の放送を全部聴いてしまうほどにハマった。

空気階段の沼に片足を突っ込んでいた頃、仕事に行き詰まりどうにもやるせなくなった時、不思議と空気階段に会いたくなった。
そこで、人生で初めてお笑いライブを見るために、渋谷無限大ホールに足を運んだ。

生で見たお笑いはこれまで映像で見てきた2人とは違う、よりリアルで、生々しくて、狂っててさらに2人の世界に魅了されてしまった。

ライブを見た帰り道、明日はなんとかなるさと思えたのは間違いなく2人のおかげである。

そして現在は、空気階段のファンクラブに入るほどに全身が空気階段の沼に浸かってしまっている。

キングオブコント決勝は2人にとって今回で3回目の挑戦であった。

三度目の正直。
二度あることは三度ある。


どうも3という数字はキリがいいらしい。

そして結成10年目。2人は嘘かほんとか今年で一旦、キングオブコントを区切りにすると話していた。

つまり、2人にとって今回は芸人人生において大きな節目になる大会であった。

キングオブコント当日。

仕事でまたも怒られつつ、なんとか帰宅し、テレビの前に着く。

なんのネタをやるのか、彼らの世界観ゆえに大衆向けではないネタも多いため、できれば序盤の出番ではないといいな…などと思いつつ、1組1組のネタを見ていく。

おもしろい。

どの芸人も自分たちの世界観を崩すことなく、真正面からぶつかってくる。
それがちゃんと面白い。間違いなくレベルの高い大会であった。 

いよいよ空気階段。

ドキドキしながら見守っていたが、明転しパンツ一丁で椅子に縛られてるかたまりさんを見て、何故か安心感を覚えてしまった。

空気階段のファンというフィルターのかかった目で見ても、手を叩いて腹を抱えて笑ってしまった。

得点発表で歴代最高得点を記録した時、よしっと強くガッツポーズした。

そして2本目。単独ライブannaの中でのコント、メガトンパンチマンカフェ。

単独ライブという一番自由に彼らがコントができる場でやったものを、キングオブコント決勝でやるということは、彼らがやりたいことそのものを世間にぶつけてきたのだ。

単独ライブからさらに磨きのかかったコントはどうかセグウェイからもぐらさんが落ちませんように、いや、落ちても面白いか、と思いつつ確かな笑いを感じた。

そしていよいよ結果発表。

浜田さんの「優勝は空気階段〜!」という声が会場に響いた時、テレビで見ていた私も半泣きしてしまった。

これから2人はきっとテレビの世界を一周するであろうし、パチンコに行けないくらい多忙な生活になるだろう。

でも、そんな生活が落ち着いたとき、このキングオブコント優勝という結果を残したことで、自分たちが本当にやりたいコントで単独ツアーをやり、各地域の美味しいものを食べ、コントをやるだけでご飯が食べていける未来が広がったと思ったら、一ファンとして最高に幸せである。

好きなものを好きというのには勇気がいる。
これからは胸を張って空気階段が好きと言っていこう。
でも、知る人ぞ知る空気階段もまたよかったのかもしれないけど。

とにもかくにも

空気階段、サイコゥ!サイコゥ!サイコゥ!

#キングオブコント
#KOC
#空気階段
#空気階段の踊り場
#oboriba954

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