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新弾後の御巫について【遊戯王OCG】


初めましての方は初めまして、そうでない方はいつもお世話になってます、ヒナタです。

今回は12期になって初のレギュラーパック
「DUELIST NEXUS」発売後の御巫について主に書いていこうと思います。

以前書いた御巫についてのnoteの続編になるためこちらも合わせて読んでいただけると嬉しいです。

今回の記事ですが一部の部分を有料にしています。
無料部分では御巫目線での新弾環境や新たに採用したカード、レシピや大まかな立ち回りについて話しています。
有料部分では後攻の時に考えていること、各対面の時に考えていることやサイドチェンジについて書いています。
無料部分を読んで良いなと思ったら購入して有料部分も読んでいただけたら嬉しいです。

1.新弾後の環境について

新規カードについて話す前に御巫目線での現環境について話していこうと思います。

・ピュアリィ、R-ACEの強化

御巫に新規が来たと同時に同期のピュアリィ、R-ACEにも新規が来ました。
現環境で上位の実力を持つピュアリィはもちろん、R-ACEも強力な新規を2枚もらった事で環境入りを果たしました。

R-ACEはギミック内にフゥリへの回答こそありませんが先行展開でタービュランスの4枚セットを許してしまった場合、
「CONTAIN!」でオオヒメに無効をもらったりプリベンダーで裏守備にされたり水舞踏の装備先を「EMERGENCY!」でリリースされたりなどそもそもフゥリが出せない事態に陥りかねないため油断して落とさないようにしましょう。

・斬機の流行

現環境で一番ネックな点です。
イシズギミックや深淵の獣が規制により環境から減った結果斬機が環境トップデッキに躍り出ました。

先行展開はサーキュラー1枚からネオテンペスト+墓地にダイアを含む斬機3体がいる状態での超階乗で3〜4妨害を立てられ、誘発も貫通してきます。
超階乗の発動を許すとハンデスをしながらこちらの場のモンスターと魔法を選んで墓地に送るためフゥリを容易に突破してくる上にダイアを素材にすることでそのターン中なんでも無効1回を使えるためかなり厳しい状態になります。

また、後手でもサイバースデッキ特有の手数の多さを武器にアップデートジャマーを素材にしたアクセスコードトーカーを立て、選んで破壊効果でで装備→フゥリの順で破壊してからのワンキルを狙ってきます。

センサー万別などのメタカードを入れているとはいえ御巫目線で言うと非常に不利な対面といえます。

・レボリューションシンクロン、赤き竜登場による展開系デッキの分布増加

新弾で登場したレボリューションシンクロンによって勇者シンクロンをはじめとする展開系デッキが強化されました。
特に勇者シンクロンはパワーツールブレイバードラゴンでデッキから盗人の煙玉を持ってきて複数回破壊と装備を繰り返す事で先行で複数回のピーピングハンデスを行ってきます。
また、同じく新弾で登場した赤き竜によって電脳堺などが相手ターンにレッド・デーモン・カラミティを出して制圧をしてくるようになりました。

前環境までは御巫目線だと先行展開を完全に許してもどうにかなるデッキが大半だったのですが斬機と合わせて先行展開を許した場合ほぼほぼ負けに繋がる対面が多くなり、サイドデッキから誘発や有効な捲り札を多めに入れる必要が出てきました。

・VS使用者の激減

こちらは御巫にとってはプラスの要素になります。
VSはこちらの妨害で相手のモンスターを対象に取ってもヘヴィ・ボーガーやヴァリウスの①の効果でかわされるばかりかVS側の妨害はこちらのモンスターを対象に取らないものが大半で装備付きフゥリを立てても簡単に突破されてしまいます。
そのためこの対面はとても不利でデッキ内に回答を多数入れなければいけない状態でした。
筆者もVS流行で頭を悩ませていたので環境で少なくなっていることは大きなプラス要素と言えるでしょう。

2.新弾で採用したカードの解説

・アラヒメの御巫

オオヒメの御巫に続く2枚目のテーマ内儀式モンスターになります。
レベル9なので儀式の準備でサーチすることが出来ず、宣告者の神巫から虹光の宣告者を落とすかオオヒメの御巫の効果でサーチする形になります。

このカードの役割は主に2点あります。
1つ目はオオヒメの御巫のサーチ効果のコストや御巫神楽の儀式素材に使いながら①と②の効果を使って手札に回収しながら相手モンスターをバウンスして
アドバンテージを稼ぐ使い方です。
オオヒメの御巫のサーチ効果はサーチ後に手札を1枚捨てるため今まではハンドアドバンテージを稼げる効果ではありませんでした。
アラヒメの御巫の①の効果は手札か墓地にアラヒメがいれば使えるためオオヒメの効果で手札から捨てても問題はなく、その後②の効果で装備先のの相手モンスターを手札バウンスしながら回収することができ、一方的にアドバンテージを稼ぐ使い方ができるようになりました。
また、オオヒメの御巫の効果でオオヒメ自身をサーチ出来ないため今までは御巫神楽の儀式素材をオオヒメのサーチ1回で供給することが出来なかったのですが、オオヒメからアラヒメをサーチすることで儀式素材を確保出来るようになりました。

2つ目は水舞踏以外のカードで能動的に自分のモンスターを手札バウンスするという役割です。
宣告者の神巫などの召喚成功時に効果を発動するモンスターを手札に回収することで次のターンも使いまわせるようになります。
使い回すといった点では御巫をリクルートできる水舞踏の方が便利ですがこのカードを優先して使いたい場面があります。
それは神碑対面など盤面にモンスターを残したくない対面です。
神碑対面では下手にモンスターを残すと凍てつく呪いの神碑や怒れる嵐の神碑などでデッキを削られたり群雄割拠で縛られたりなど自分の首を絞めることになります。
神碑対面でオオヒメの御巫にアクセスをしないと厳しいがアクセスできるカードが宣告者の神巫しかいないといった場面はそこそこあり、そういった場面での活躍が期待されます。

・御巫かみかくし


かみくらべ、契りに続く3枚目のテーマ内罠になります。
他の罠と同じく主にフゥリの効果でサーチします。
直接的な妨害としてはかみくらべと競合する形になりますがこのカードがかみくらべより優っている点は2つあります。

1つ目はデッキ内の装備カードの状況に関わらず妨害として使える点です。
かみくらべはデッキから対象のモンスターに装備カードを直接装備する効果であるため誘い輪舞や愚鈍の斧を素引きするとかみくらべで装備できないため妨害としてのパフォーマンスが落ちてしまいます。
このカードは場に御巫がいれば確実に効果を発動できるため安定した妨害札として使うことが出来ます。

2つ目は除去として使う際に自分の場にモンスターを増やさないことです。
かみくらべを除去として使う際、誘い輪舞を装備することでコントロールを奪うことで除去していたため対象のモンスターが自分の場に残ってしまいます。
永続型でカイザーコロシアムを貼っていた場合自分の場のモンスターが増えることはかなり好ましくないため自分の場のモンスターを増やさずに除去できるかみかくしを優先したい場面が多々あります。
また、装備先がハレやフゥリの場合サーチ効果も使えるため妨害と次の攻め手の確保をかみかくし1枚で担えます。

その反面かみくらべは除去だけでなく愚鈍の斧による実質的な無効効果の妨害に使えたり、妨害として使わず脆刃の剣を持ってきてダメージを稼ぐような使い方も出来るため自分の手札と相談してサーチ先を考えましょう。

墓地効果は手札か除外されている御巫を特殊召喚する効果です。
主に契りや迷わし鳥の効果で出した後に除外された御巫を帰還させるために使うことになります。
帰還した御巫は除去された場合また墓地に行くため迷わし鳥の効果で蘇生することが出来、今まで以上にリソース確保がしやすくなりました。
また、罠カードであるため墓地効果もフリーチェーンで使うことができます。
これを活かして相手バトルフェイズに使ってリーサルをずらすことも出来るのは覚えておきましょう。

・シャルル大帝

装備カードを装備しているシンクロ体のシャルルを素材にリンク召喚するカードです。
主に水舞踏でハレをリクルートして迷わし鳥をサーチ
→宣告者の神巫+ハレでシンクロ体シャルルをSS
→シャルルに迷わし鳥を装備してシャルル大帝をリンク召喚
といった感じで出すことになります。

このカードの主な使い方は魔法罠への無効妨害とオオヒメやかみくらべ、かみかくしとの併用による除去妨害です。
今までギミック内での割りものを妨害する手段として宣告者の神巫+マジシャンズソウルズでライトニングマスターを出すくらいしかありませんでした。
出し方こそ違いますがシャルル大帝は魔法罠無効以外にも任意のタイミングで対象を取らない除去効果を使うことができるため今までより妨害の数を増やす事ができます。

また、破壊効果は相手が装備した場合でも使うことができ、対象を取らない破壊効果のため今でこそ滅多にありませんがミラーでかなり強力なカードになります。

・レボリューションシンクロン

レボリューションの名前に恥じず、多くのデッキに革命をもたらしたカードです。
レベル7か8のドラゴン族シンクロモンスターかパワーツールドラゴン、パワーツールブレイバードラゴンをシンクロ召喚した後レベル1モンスターとして蘇生することで中継点でアドバンテージを稼いだ後レベル8〜10のシンクロモンスターをお手軽に出すことができます。
御巫においては後述する使い方でサイド後の先行札として採用しています。
また、①の効果も②の効果も制約がないため墓地から蘇生したこのカードをリンク値として使うことができるのも覚えておきましょう。

3.サンプルレシピ 

4月30日に開催されたバルガスCSにて予選4-1にて突破しベスト8になった際のデッキレシピがこちらになります。

前期と同じ永続型をベースに新規カードを入れたり環境の変化に伴い採用している誘発が少し変化しています。
メインギミック部分はほとんど変わらないため割愛させていただき、変化があった部分のみ書いていきます。

・御巫ギミック部分

アラヒメの御巫は御巫装備魔法と同じような使い方をします。
サーチが出来る点と2枚以上引くと手札事故の原因になるので1枚の採用になります。

罠カードの配分ですが新弾前はかみくらべ2枚、契り1枚の採用でしたがかみかくしの登場に伴いそれぞれ1枚ずつの採用になりました。
かみくらべやかみかくしの枚数を増やし素引きして妨害数を増やす択もありますが、どちらも場に御巫モンスターがいない場合機能せず、メインに壊獣の採用が流行っている現環境では増やさない方が良いと思っています。

・誘発

ドロール&ロックバードと増殖するGを3枚ずつのみの採用としています。
実質ターンスキップになりやすい誘発を採用する事で後攻の時にワンキルを狙いやすい盤面を作ったり後手から永続を貼って蓋をすることが目的です。

新弾前は展開系があまりいない環境かつうららなどのその場限りの誘発の信頼度があまり高くなかったためこの2種類のみの採用としていました。
ですが、新弾後にレボリューションシンクロンを入れて先行でピーピングハンデスを複数回してくるデッキや先行ワンキルを狙ってくるデッキの数が増えてきていることもあり誘発の採用枚数を増やすことを検討しています。
この部分についてはまた追記していきます。

・エクストラデッキ

シャルル大帝の登場に伴い焔聖騎士帝シャルルと合わせて1枚ずつ採用しています。

また、スプライトエルフが禁止になったりソウルズ・イリュージョンギミックが抜けたことでダルク、セレーネを抜いたことによりエクストラデッキの枠が空きました。
そのため自由枠として誘い輪舞で奪ったモンスターを除去するための素材の緩いリンク2兼エクストラから出せる魔法罠除去としてトロイメアフェニックスを入れています。

・サイドデッキ

先行札としてレボリューションシンクロンとメタルシルバーアーマーを入れています。
メタルシルバーアーマーはVS対面の他後述するレボリューションシンクロンを使った展開で使います。
装備魔法であるため素引きした際も役割を持てます。

ニビル、DDクロウ、レッドリブートは主に斬機対面を見ているカードになります。
基本的に1枚のカードでは止まらないデッキになるため後攻でメインデッキの増殖するGやドロールと合わせて重ね引きして止めていく必要があるため今後これらに加え斬機対面で有効なファンタズメイの採用を検討しています。

発禁令はエクスピュアリィノアールを宣言することで素材を吐かせずに自爆特攻によるワンキルを狙う他、VS対面で螺旋流辻風や斬機対面でラプラシアンを宣言することで辛いカードをケアする役割として採用しています。
ですが斬機対面ではネオテンペストを処理できていない場合ディセーブルムによって妨害を喰らってしまいニビルや壊獣との合わせ引きが前提のカードになるため今後減らすことを検討しています。

次元障壁ですがピュアリィ対面や勇者シンクロン対面の先行札になりますがピュアリィが減ってきていることから抜くことを検討しています。

4.対戦中に考えていること、動かし方

・罠サーチ

かみかくしの登場、メインデッキから壊獣、スモールワールドを採用するデッキが増えたため優先順位が変わってきました。
カイザーコロシアムを引けている場合仮に壊獣を押し付けられても大半の場合戦闘破壊での壊獣の除去を強要させることができるのですがそうではない場合そのままワンキルをされることも多々あります。
そのためメイン戦でも手札内で壊獣をケアしたりワンキルを阻止出来ない場合フゥリで契りをサーチする必要が出てきました。

また、契りがなくても問題ない場合にかみくらべとかみかくしのどちらを優先するかですが先述した妨害部分だけでなく墓地効果も含めて判断する必要があります。
かみくらべは装備魔法のサルベージのためフゥリを水舞踏経由で出していた場合フゥリが除去された際に水舞踏を回収することで次のターンの攻め手を作ることができます。
かみかくしの墓地効果は手札除外から御巫をSSするため下級を素引きしていない場合主に迷わし鳥の墓地効果や契りの効果を使う2〜3ターン目あたりから機能するようになるためかみくらべのような即効性はあまりないです。
ロングゲームをさせてもらえそうな対面、手札なのかそうではないのかということも判断しながらサーチ先を考えましょう。

・サイド後の先行レボリューション展開

先述したようにサイドデッキに先行札としてレボリューションシンクロンを採用しました。
意図としてはレボリューション展開で虹光の宣告者を出して割りものをケアしながら次のターンのリソースも確保すること、センサー万別やカイザーコロシアムと合わせて先行展開で有効なカードの枚数を増やして先行を落とす確率をへらすことです。
レボリューションシンクロンを使った展開を書きます。

手札にレボリューションシンクロン+オオヒメの御巫or宣告者の神巫or儀式の準備+手札コスト

レボリューションシンクロンor宣告者の神巫をNS
(→宣告者の神巫or儀式の準備でオオヒメをサーチ)
→オオヒメの御巫のサーチ効果で伝承をサーチして手札を捨てる
→伝承を発動、オオヒメをSSして伝承の墓地効果で水舞踏を墓地に送る
→オオヒメの効果で墓地の水舞踏をレボリューションシンクロンor宣告者の神巫に装備して効果を発動、フゥリをSSしてフゥリ効果で罠サーチ
→手札のレボリューションと場のオオヒメでパワーツールブレイバーをシンクロ召喚、効果で迷わし鳥とメタルシルバーアーマーと任意の装備魔法1種を装備
→ブレイバー効果で迷わし鳥をコストに送る
→レボリューション墓地効果でレベル1として蘇生
→フゥリとレボリューションで虹光の宣告者をシンクロ召喚
→迷わし鳥の墓地効果でフゥリを蘇生して迷わし鳥を装備

最終盤面
メタルシルバーアーマーと任意の装備魔法を装備したブレイバー+虹光の宣告者+迷わし鳥を装備したフゥリ+任意の御巫罠

虹光がなんでも無効かつメタルシルバーアーマーの効果で虹光に無限泡影や墓穴の使命者を打てないため確実に妨害とリソースを確保でき、虹光の効果で手札デッキからモンスターを墓地に送れないため禁じられた一滴も比較的打たせにくくなっています。
また、この時点で場と墓地に合わせて4種類の装備魔法を供給できているため返しのターンに御巫神楽を強く打つことができます。

御巫を展開に寄せるにあたっての懸念点だった増殖するGに対してもレボリューションが手札から不意にシンクロ素材になれる点、レボリューションの蘇生効果発動前にGを撃たれた場合1ドローで1〜2妨害を作って止まれる点からG受けが良いまま展開に寄せることができるようになり、まさに革命と言えるでしょう。

反面現時点でこの展開以外に使える場面が少なく、後攻では狙い辛い点からメインデッキでの採用が難しい状態にあります。

また他に使い方を思いついた場合追記します。

5.最後に

無料部分はここまでになります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
有料部分では後攻の際に考えている事や各対面について書いていきます。
無料部分を読んで良いなと思った方は購入して読んでいただけると嬉しいです。

また、このnoteを読んで何か質問などがありましたら私のTwitterアカウント( @Hinata_otogame)や質問箱に質問をいただけると幸いです。
最後になりますがこのnoteを執筆するにあたっていろいろ意見を交わしたりした御巫サーバーの方やTwitterのフォロワーの方々、いつもありがとうございます。
それでは一旦この辺りで。

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