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【全文無料】CS優勝!深淵の獣入り御巫解説!

初めましての方は初めまして、そうでない方はこんにちは。
普段静岡及び関東で遊戯王をしているヒナタというものです。

今回は私が8月末から使用している深淵の獣入り御巫についての記事になります。
普段文章をあまり書かないため見づらい点などあるかと思いますが、
「御巫ってどんなテーマ?」という方から「御巫をこれから使いたい!」という方までいろんな方の参考になれば幸いです。


1.御巫というテーマの説明


御巫は8月に発売された「デッキビルドパック アメイジングディフェンダーズ」にて登場したテーマです。

テーマモンスターは攻守共に0ですが条件を満たすと戦闘破壊耐性と戦闘で発生するダメージを相手に押し付ける強力な効果を持っており、
相手の盤面にステータスが高いモンスターがいるほど相手に高いダメージを与えられるという変わった効果を持っています。

また舞をイメージした装備魔法が複数あり、それらを自分や相手のモンスターに装備させることでゲームを有利に進めることができるようになっています。

2.テーマカードの紹介

レシピを紹介する前に現在存在する御巫カードについて説明しようと思います

モンスター

御巫には現在2種類の下級モンスターと1種類の儀式モンスターがいます。
儀式モンスターは無条件で、下級モンスターは装備魔法を装備している時に戦闘破壊耐性と戦闘で発生する自分へのダメージを相手に肩代わりさせる共通効果を持っています。

  • オオヒメの御巫

御巫における軸になるカードです。
手札の自身を見せてテーマ内のカードをサーチしつつ後述する伝承の大御巫で場に出して妨害を構えていきます。
お互いのターンにフリーチェーンで墓地の装備魔法を装備可能なモンスターに装備できる効果を持っているため、墓地に装備魔法を貯めてこのカードで装備させて有利な対面を作っていくのがこのテーマの主な動き方となっています。
また、墓地の装備魔法を装備させる効果はモンスターを対象に取らないため対象耐性を持っているモンスターにも装備できることは覚えておきましょう。

・鏡の御巫ニニ

共通効果とは別に装備カードを装備している時に相手ターンにフリーチェーンでエンドフェイズまでコントロール奪取をする効果を持っています。
奪ったモンスターの効果も使用することが出来るため相手の攻め手を減らしながらこちらの妨害数を増やせる強力なモンスターです。

・剣の御巫ハレ

共通効果とは別に装備魔法が装備された場合にデッキから「御巫」装備魔法をサーチする効果を持っています。
ニニとは違い先攻の妨害にはなりにくいため優先度こそ低くなりますが次のターン以降の攻め手を構えたり後攻で御巫の水舞踏から出すことで相手の妨害を複数枚踏むことができるため必要なカードです。

魔法カード

現在4種類の装備魔法と速攻魔法、儀式魔法、フィールド魔法が1種類ずつあります。

・御巫の祓舞

装備モンスターに効果破壊耐性を付与しながら相手が特殊召喚した場合に自分と相手の場のモンスターを1:1バウンスできる妨害にもなるカードです。
ニニでコントロール奪取したモンスターと相手のモンスターをバウンスすることで実質0:2交換になるので積極的に装備していきたいカードです。

・御巫の火叢舞

蘇生と下級御巫の装備条件を一度に満たすカードです。
また、相手の墓地からモンスターを吊り上げることもできるため相手の場にモンスターがいない場合にも吊り上げて自爆特攻をしにいけるようになります。

・御巫の誘い輪舞

御巫モンスターが存在していると装備モンスターをコントロール奪取出来るカードになります。
ニニとは違いコントロールを奪っていると効果を発動できない代わりに御巫モンスターがいる限り永続でコントロールを奪い続けることができます。
また、このカードが場を離れると装備モンスターは墓地に送られるため場に御巫モンスターがいない場合でも
「このカードを相手モンスターに装備」→「サイクロンなどでこのカードを破壊」をすると相手モンスターを墓地に送れるのは覚えておくと良いかもしれません。

・御巫の水舞踏

現在の御巫における最強カードです。
装備モンスターに効果破壊耐性を付与する効果と「装備モンスターをバウンス」+「デッキから元々装備していたモンスターとは名称の異なる御巫モンスターをSSしてこのカードを装備」する効果を持っており、
1枚で2〜3アドバンテージ稼げる非常に強力なカードとなっております。

先攻においては召喚、特殊召喚時効果を持っているモンスターをバウンスして使いまわしながらニニを出して1妨害追加、
後攻に置いては相手のモンスターをバウンスしながらハレを出して誘い輪舞をサーチして相手モンスターに装備など使い道も多いカードです。

・伝承の大御巫

御巫モンスターを召喚条件を無視して手札から出せるカードで儀式モンスターも出せるため簡易的な儀式魔法のようなカードです。
この効果で出したモンスターは相手エンドフェイズに手札に戻ってくるため次のターン手札に返ってきたオオヒメの御巫のサーチ効果を再び使うことが出来ます。
また、墓地効果でデッキから御巫カードを墓地に送れるため、このカード1枚でオオヒメの御巫のSSと墓地に装備魔法を確保できる非常に便利なカードです。
速攻魔法のため伏せておいて相手ターンに発動して壁として使うことができるのも覚えておいて損はないです。

・御巫神楽

御巫における本来の儀式カードです。
儀式召喚自体は何故かテーマ外も出せて墓地からも蘇生できる謎の儀式カードとは違って手札か場のモンスターをリリースして手札から御巫モンスターを出す至って普通の効果ですが
追加効果で「墓地の装備魔法の種類まで相手の場のカードを選んで破壊して破壊したカードの数×1000ダメージを与える」という儀式召喚がおまけに感じるくらいの効果を持っています。
御巫には上述の伝承の大御巫というオオヒメの御巫を手軽に出せるカードがあるので序盤は伝承の大御巫、終盤はこのカードと使い分ける形になります。

・天御巫の闔

装備カードを装備したモンスターへの攻撃強制、戦闘時に相手が効果を発動できない効果、御巫モンスターが2回攻撃出来るようになるという戦闘補助をしてくれるフィールド魔法です。
御巫モンスターは効果無効系のカードに弱いため攻撃宣言時の無限泡影などに強くなれる点が便利です。

罠カード

現在2種類の罠カードがあります。

・御巫の契り

御巫をSSした後装備可能な装備カードを装備することができるカードです。
オオヒメの御巫や御巫の水舞踏以外でデッキの下級御巫に触れるカードで装備カードを装備した状態で出せるのも優秀です。
また、御巫が厳しいサイドカードとして拮抗勝負がありますが手札か墓地に装備魔法を置いた上でこのカードを残すことでケアになります。

・御巫かみくらべ

御巫モンスターがいる時に対象となるモンスターに装備可能な装備魔法を装備できる効果と墓地効果で装備魔法が墓地に落ちた時にサルベージ出来る効果を持っています。
対象に装備可能であればテーマ内外問わずなんでも持ってこれる点が非常に優秀です。
相手ターン中に誘い輪舞を相手モンスターに装備させてコントロールを奪うなど幅広い使い方ができるほか、墓地効果はリソース回収や竹光入りのデッキの出張ギミックとして竹光の使い回しなどが出来ます。


3.デッキレシピ



8月末に使い始めてから少しずつ調整を加えて、最終的に10/2にサイヤCS2人チーム戦で使って優勝したリストがこちらになります。

御巫に深淵の獣やクシャトリラ・フェンリルなど「DARKWING BLAST」で登場した強力な新規カードを入れた所謂グッドスタッフ的なミッドレンジデッキになっております。

御巫は妨害や相手のライフを取る手段が相手のモンスターに大きく依存してしまうため、テーマ外のカードを混ぜて御巫以外でもライフを取る手段を確保しなければならないと思っています。

今回は環境でティアラメンツが流行していることもあり、メタカードにも打点にもなる深淵の獣をサブギミックとして入れていますがこの枠は環境が変われば変化していくと思います。

4.説明、採用理由など


御巫カードについては上記にて説明したためここでは省略させていただきます。

メインデッキ


・宣告者の神巫
EXデッキから主に虹光の宣告者の神巫を落としてオオヒメの御巫をサーチする初動となるカードです。
オオヒメの御巫を持ってこれる上にレベルを6に上昇でき、深淵の獣などとランク6やこのデッキでは採用していませんがアルティマヤ・ツィオルキンを出すことが出来ます。
また、後述する動き方で先攻1ターン目に深淵の獣 マグナムートを出したい時があるため、墓地に光属性を供給出来る点も見逃せません。
総じてこのデッキの潤滑油となるカードのため文句なしの3枚採用です。

・深淵の獣
サブギミックになります。
環境的に光属性、闇属性を主体とした墓地を利用するデッキが多いためそれらに対する強力なメタカードになります。

特にマグナムートは特殊召喚時に後続を確保できる効果を持っており長期戦になりがちなこのデッキでは非常に心強いです。
また、ドルイドヴルムはフィールドから墓地に行くと相手が特殊召喚したモンスターを墓地に送る除去効果も持っておりこのカード1枚で墓地と盤面1枚ずつ除去できるため便利です。
また深淵の獣は全てレベル6以上のモンスターで構成されているため1枚で御巫神楽の儀式素材になれます。

複烙印は相手の召喚・特殊召喚時に墓地から深淵の獣モンスターを蘇生できる効果、光・闇属性モンスターが除外された時にデッキに戻して1ドローする効果を持っておりターンを跨ぐごとにアド差を広げていけます。
また、蘇生した深淵の獣を祓舞や水舞踏で手札に戻すことで再利用できる点も御巫と噛み合っています。

総じて現環境で強力なギミックですがマグナムートでサーチ出来ることからマグナムートを3枚、マグナムートのサーチや永続魔法・罠を置くことができるルベリオンを2枚、他のカードを1枚ずつの採用となっております。

・クシャトリラ・フェンリル
今期の主人公です。
遊戯王界に突如現れたガブリアス。
先攻、後攻ともに強いことは言うまでもないですがサーチ効果によって2枚目のフェンリルをサーチすることによって後続を確保できる他オオヒメのサーチ効果で捨てる札や御巫神楽の儀式素材を確保することが出来ます。
初手にあるかないかによって盤面の質が変わるため文句なしの3枚採用です。

・ソウルズ・イリュージョンギミック
オオヒメの御巫が手札にある状態での宣告者の神巫、儀式の準備のサーチ先の1つ目となります。
マジシャンズ・ソウルズの効果で手札の御巫装備魔法をコストで切ることで実質ノーコストでドローできます。
また、レベル1・闇属性・魔法使い族という点が非常に優秀で宣告者の神巫とこのカードでF.A.ライトニングマスターをシンクロ召喚して割りものをケアできる他、
暗影の闇霊使いダルクの素材となったあと神聖魔皇后セレーネの効果で墓地から蘇生することでこのカードを含むリンク値2からリンク4まで伸ばすことが出来ます。

・古聖戴サウラヴィス 
オオヒメの御巫が手札にある状態での宣告者の神巫、儀式の準備のサーチ先の2つ目となります。
手札から捨てることでこちらのモンスターを対象に発動した効果を発動無効にできるカードです。
御巫装備魔法を装備した御巫モンスターは戦闘破壊耐性・効果破壊耐性という非常に強固な耐性を持っていますが効果無効や除外やバウンスに対しては無力なためこのカードで守りたいです。
ドラゴン族なためマグナムートでデッキ、墓地からサーチして使いまわせます。
便利なカードですがサーチが効くため1枚の採用になります。

・手札誘発
増殖するGは先攻、後攻どちらでも強いため3枚の採用としています。

灰流うららですが、現環境ではイシズティアラメンツへ対してのパワーがそれほど高くない点、加えてこのデッキは相手の増殖するGの受けが良いため2枚の採用としています。

エフェクト・ヴェーラーですが無限泡影と比較して
・光属性であるため深淵の獣のコストとなれる点
・前期と比べイシズティアラメンツが相手ターンに行動できるカードが減った点
・後攻1ターン目以降に増殖するGを投げて突っ張られた際に有効な札になれる点
これらの点から今期はエフェクト・ヴェーラーの方が優秀だと感じています。ティアラメンツ・キトカロスを始めとするモンスターに打ちたいが枠がないため泣く泣く2枚の採用です。

・儀式の準備
主にオオヒメのサーチ札としての採用
忘れがちですが追加効果で墓地の儀式魔法をサルベージする効果もあり手札がオオヒメ+儀式の準備の場合、
オオヒメの効果で御巫神楽をサーチしてそのまま捨てて儀式の準備でオオヒメ2枚目をサーチしながら捨てた御巫神楽を回収して儀式召喚に向かうこともあります。

EXデッキ

・エクシーズ体
主にレベル6になった宣告者の神巫、深淵の獣やコントロール奪取した相手モンスターを使って出します。
ヴァンパイア・シェリダンは誘い輪舞で奪った相手モンスターを素材にできる点が優秀でオオヒメの御巫の効果で、相手モンスターに誘い輪舞を装備してコントロール奪取→奪ったモンスターを素材にシェリダンエクシーズ召喚→戦闘後にガイアドラグーン→アーゼウスと出して捲りと蓋をこなすことが出来ます。

・スプライト・エルフ
レベル2の状態の宣告者の神巫を使って出します。
あまり出す場面は多くないですが宣告者の神巫に無効をもらった時に欲しかったので採用。

・I:Pマスカレーナ
皆さんご存じの相手ターンにユニコーンやアポロウーサになる女
素材が非常に緩いので誘い輪舞で奪ったモンスターを素材にリンク召喚したり相手のターンにニニや誘い輪舞で奪ったモンスターを素材にして相手に返さない点がこのデッキでは優秀です。

・暗影の闇霊使いダルク
ドルイドヴルムを能動的に場から墓地に送れるカードとしての採用。
環境的に墓地に闇属性のモンスターが落ちやすいということもあり上述のセレーネアクセスの動きがとりやすく、御巫以外でのライフを詰める手段として有用です。

・神聖魔皇后セレーネ
アクセスコード・トーカーへの繋ぎとしての採用です。
ニニやマジシャンズ・ソウルズ、エフェクト・ヴェーラーが魔法使い族なことと墓地に魔法を貯めやすいデッキなため使いやすいです。

・トロイメア・ユニコーン
マスカレーナ効果でのリンク召喚先としての採用です。
特に特筆すべき点はないですが再録や絵違いがいつになるのが筆者は心待ちにしています。

・アクセスコード・トーカー
上述の通り御巫以外でのライフを詰める手段としての採用
リンク召喚を多用するデッキではないので除去効果は1〜2回が限度です。

・虹光の宣告者
宣告者の神巫から落とすカードとしての採用
ごくごく稀にエフェクト・ヴェーラー+下級御巫や灰流うらら+マジシャンズソウルズで出すこともあります。

・F.A.ライトニングマスター
サイドチェンジ後の割りものへのケアとしての採用です。
基本的にレベル6になった宣告者の神巫+マジシャンズ・ソウルズで出します。

・焔聖騎士帝-シャルル
先行でおく妨害の1つとして採用。
主にレベル6になった宣告者の神巫+ハレで出します。
モンスターに装備カードが装備された時に発動できる除去効果がフリーチェーンで装備カードを装備させられるオオヒメの御巫と相性が良いです。

・旧神ヌトス
宣告者の神巫から落とすカードとして採用しています。

サイドデッキ

・ダイナレスラー・パンクラトプス
後手札として採用
戦闘と効果で後攻から1:2交換できる強いカードです。

・溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム
問答無用で相手のモンスターを2枚除去できるシステムモンスター
他のデッキでは除去としての活用が主なこのカードですがこのデッキではそれ以外にも
・相手の盤面に攻撃力3000のモンスターを生成して自爆特攻をしに行ける
・御巫の水舞踏でラヴァゴーレムをバウンスすることでラヴァゴーレムを使いまわせる
という点が優秀です。
後手の攻め手になれるカードでサイドチェンジ後の後攻に引きたいカードなので3枚採用です。

余談ですが似たような除去効果待ちとしてラーの翼神竜–球体形がいますがラヴァゴーレムと比較して
・攻撃力が0である点
・効果の対象にならないため御巫の水舞踏で使いまわせない点
からラヴァゴーレムを採用しています。

・原始生命態ニビル
展開系デッキ絶対許さない隕石
相手の盤面を崩すと共にステータスが高いトークンを出すことが出来るので返しのターンで自爆特攻しに行くことでイージーウィンにつながることも多々あります。

・三戦の才
色々試してる枠で今回は後手の攻め手として採用しています。
主にコントロール奪取の効果を使いますが精神操作と比較して対照を取らない点、いざという時にドローやハンデス効果を使えるのが便利です。

・拮抗勝負
後手の割りものとしての採用
他の割りものと比較して優れている点は

・通った後にカードが墓地に行かないため相手のリソースを根こそぎ刈り取れる点
・バトルフェイズに発動するため澱神アポピスで無効化されることがない

となります。
その反面バトルフェイズを実質スキップするカードなためED、ETでは他の割りものに軍配が上がります。

・異次元グランド
先行でティアラメンツを始めとする墓地利用デッキへのメタとして採用
深淵の獣を採用していることもありティアラメンツとの相性は良い方だと思っていますがデッキパワーで負けていることもあり、落とす試合も多々あったため盤石にするための札として採用しています。

・サモンリミッター
先行札としての採用
御巫があまり召喚をしないテーマであること、深淵の獣が相手ターンに召喚することが多いことから噛み合います。
このカード+ニニ+祓舞で召喚権にニニのコントロール奪取効果を当て、特殊召喚されたらそのモンスターと奪ったモンスターをバウンスという形でロックすることもあります。

採用を検討したカード

・御巫の火叢舞
このデッキは羽根箒やライトニング・ストームが非常に辛いため相手の墓地にある誘発を釣り上げることでライトニング・ストームや拮抗勝負、クシャトリラ・フェンリルをケア出来ることを評価して検討していました。
ただ想定しうる盤面が実際にやってみるとなかなかないことが判明し、抜けていきました。

・センサー万別
御巫の種族がバラバラということと制限改訂前にスプライト相手へのメタになるため採用してたカードです。
制限改訂によってスプライトが環境からほぼほぼ消えたこと、他に刺さるデッキがかろうじてエクソシスターくらい(アーメントとリタニアの存在によりそれほど致命的なカードではない)ため抜けていきました。
新弾発売後にサイキック族統一テーマのクシャトリラが環境入りすることが予想されますがメインデッキのカードのステータスが高いこととフェンリルの存在によりそこまで刺さらないと思うので新弾後も採用する可能性は低いです。

5.デッキの動かし方

このデッキを使う上で頭に入れておきたいことが2点あります。

1つ目は「いかに相手の盤面を生かさず殺さずの状態にできるか」ということです。
上述の通り御巫は相手モンスターに自爆特攻をすることでダメージを与えたり、妨害も相手のモンスターをコントロールを奪ったりバウンスするようなモンスター干渉の効果ばかりです。
そのため盤面を捲ってもこちら側からライフを取る手段がなく、相手がワンキルできるまでドローゴーし続けるということもあります。
相手の盤面を捲るのは良いですがその後ライフを詰める手段が手札にあるのかどうかを考えながらプレイすることが重要になってきます。

2つ目は「オオヒメの御巫をいかに手札に維持できるか」ということです。
オオヒメの御巫は手札効果でテーマカードをサーチできるためこのデッキにおける継続的なリソースになります。
伝承の大御巫で出したオオヒメは相手エンドフェイズに手札に返ってきますが除去されると返ってこないため次のターンの攻め手がなくなります。
そのため相手エンドフェイズ前だとしても祓舞の効果でオオヒメをバウンスするなどのプレイも重要になってきます。

では先行での展開の1例を挙げていこうと思います
・宣告者の神巫+マグナムートorルベリオン+手札コスト

宣告者の神巫NS、効果で虹光の宣告者を墓地に送ってレベル6に→
虹光の効果でオオヒメの御巫をサーチ→
オオヒメの御巫の効果で伝承の大御巫をサーチして手札を1枚墓地に→
伝承の大御巫を発動してオオヒメの御巫SS→
伝承の墓地効果でデッキから御巫の水舞踏を墓地に送る→
墓地の虹光を対象にマグナムート効果を発動してSS、SS時効果でエンドフェイズサーチ効果→
オオヒメの御巫の効果で墓地の水舞踏をマグナムートに装備→
水舞踏効果でデッキからハレをSS、マグナムートを手札バウンス→
ハレ効果で御巫の祓舞をサーチ、そのままオオヒメの御巫を対象に発動して装備→
宣告者の神巫+ハレでシャルルをシンクロ召喚→
エンドフェイズマグナムートの効果でドルイドヴルムをサーチ

こうすることで最終的に
「盤面に祓舞装備のオオヒメ+シャルル、手札にマグナムート+ドルイドヴルム、墓地に水舞踏」が確定します。
深淵の獣2種が確定することでティアラメンツなどの対面にはめっぽう強く出ることが出来ます。

6.最後に

最後までご覧いただきありがとうございました!
御巫はまだ登場してから間もないテーマで新規に期待できるため今後も使用していけるテーマだと思います。
参考になったと思いましたら是非ハートボタンを押していただけると嬉しいです。
また、このnoteを読んで不明な点などありましたら私のTwitter(@Hinata_otogame)までお気軽にご質問ください。

最後になりますが、このデッキを組むにあたり構築相談や調整にお付き合いいただいた方々にこの場を借りてお礼を申し上げます。

追記 新弾のカードについて

10月15日に新弾「PHOTON HYPERNOVA」が発売されました。

このデッキにおいても採用したカードが何枚かあったため紹介します。

深淵の獣 バルドレイク


深淵の獣新規になります。
深淵の獣モンスターの種類が増えるだけでもティアラなどへのメタとして有用ですが、このカード固有の効果として特定のモンスターが特殊召喚された場合光・闇属性モンスターをコストにそのモンスターを除外するという強力な除去を持っています。

マグナムートとアラベスクから深淵の獣を2種類手札に持つルートでサーチをこのカードにした場合ティアラメンツの融合効果を2回妨害したあと3回目の融合効果で出てきたティアラメンツ・キトカロスを除外することができ、そのターンの展開を封殺できます。
また、コストにニニや誘い輪舞でコントロール奪取した相手の光・闇属性モンスターを使うことで2面除去できる点もこのデッキと噛み合っています。

三戦の号


効果の強さに思わず二度見してしまったカードです。
相手がモンスター効果を発動したターンに通常魔法・罠をなんでもセットでき、相手フィールドにモンスターがいればセットの代わりにサーチすることができます。

このカードの強みはサーチ先の広さ、三戦の才と違いスタンバイに増殖するGを投げるなどのケア手段が存在しないことです。
そのため先行で誘発をもらった時に異次元グランドなどの先行用サイドカードをサーチしたり後攻で相手の妨害を吐かせた後に三戦の才をサーチして捲るためにサイドカードとして採用しました。
余談ですがこのカードの登場によって60枚デッキにおける隣の芝刈りが実質5枚体制になってしまったため非常に悩んでいます。

大儺主水


儀式モンスターを1体以上素材に要求するリンク2モンスターです。
特殊召喚成功時に自分の墓地の儀式モンスターとフィールドのカードをデッキバウンスするリソース回収と除去を兼ねる①の効果と相手ターンにフリーチェーンで墓地の儀式モンスターを蘇生かサルベージする②の効果があります。

①の効果が手札コストのいらないトロイメア・ユニコーンのようなもので言わずもがな強力で後手の捲りやマスカレーナからのリンク先として優秀です。
また、特殊召喚時に発動できる効果のためリンク召喚成功時だけではなく蘇生時にも発動できるためスプライト・エルフと組み合わせても強いです。

クシャトリラ・アライズハート


新弾にて強化されたクシャトリラのエースモンスターです。
マクロコスモスを内蔵している置物モンスターでありながらフリーチェーンで発動できる裏側除外という強力な除去を持っています。
このカードを採用したのは相手のクシャトリラ・シャングリラが効果を発動したターンに自分のフェンリル、三戦の才や誘い輪舞でコントロールを奪った相手のクシャトリラモンスターに重ねて妨害とするためです。
そのためクシャトリラの環境にいる数、プレイの仕方などが変わってくると抜けてくる枠です。


他にも採用した、検討したカードがあれば追記していきます。

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