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日向坂46の新たな象徴はファン投票による新ユニット結成?

先日、日向坂46の6thシングル「ってか」が発売され、その中にはみーぱんファミリー(佐々木美玲、河田陽菜、濱岸ひより、山口陽世)によるユニット曲「酸っぱい自己嫌悪」あゃめぃちゃん(高本彩花、東村芽依)によるユニット曲「夢は何歳まで?」が収録されている。

この2組と小坂菜緒、金村美玖、濱岸ひよりによるユニット「2002年組」を加えた計3組のユニットは今年3月の「日向坂46デビュー2周年キャンペーン」の一環として行われた「おひさまの見てみたいユニット募集」で誕生した。

坂道シリーズ(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)の選抜メンバーやフォーメーションは全て運営が決めており、ファンの意思が介入することは無い(その決定にミートアンドグリートやグッズ等の売上を参考にすることはあるかもしれないが)。また、CDのカップリング曲として収録されるユニット曲のメンバーも運営が決めている。そのようなシステムをとっている坂道において、ファンから新しいユニットを募集してライブで披露し、しかもこのようにCDの収録曲として半永久的に残る形にするのはとても画期的だと思う。

日向坂46にはメンバー同士で発信している仲良しの組み合わせが多数あり、今回の3組も日頃から仲の良いと発信しているメンバーの組み合わせに票が多く集まって実現した。願わくばこの試みは毎年恒例のものにしてほしい。かつてAKB48が選抜総選挙というファンからの投票によって楽曲の歌唱メンバーを決めるイベントを行っていたが、日向坂46では「ファン投票で新ユニットが実現する」ことが新しいウリになればいいなと思う。

私が考える日向坂46の新ユニット案が2つあるので、ここに記して将来的な実現を祈願したい。

まず、加藤史帆と齊藤京子のユニットだ。

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(上記の画像は齊藤京子の2020年12月31日付のブログより)

加藤史帆と齊藤京子は同い年であり、日向坂46のフォーメーションでシンメトリーとして配置されたり同じ歌割になったりと”ニコイチ扱い”されることが非常に多いコンビだ。そしてこの2人はグループを代表する”歌姫”であり、2020年の「レコード大賞」での堂々たる歌唱も記憶に新しい。直近では加藤は5thシングルで2曲目のソロ曲「嘆きのdelete」があり、齊藤は「MTV LIVE MATCH」での緑黄色社会との「想い人」のコラボ歌唱があった。そんな歌唱力の高い加藤と齊藤による楽曲は是非とも聞いてみたい。この2人はダンスも上手いが、私はそれよりも歌唱にフォーカスした曲ライブでも生歌で歌えるような曲)が聴いてみたいと思う。

次に、宮田愛萌と森本茉莉だ。

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(上記画像は2021年11月7日付の森本茉莉ブログより)

この2人は彼女たち自らイニシャル(Miyata ManamoとMorimoro Marie)をとって「MM姉妹」と発信しているほど仲の良いコンビだ。それに、この2人は日向坂46になってからは未だにユニット曲への参加経験が無く、フォーメーションでも3列目が定位置となっているということも私が推す理由の一つだ。

日向坂46はMV等や歌番組でメンバー全員がしっかり顔が映るのが特長だが、それでもどうしてもメンバー間で差が生まれてしまうものだ。センターやフロントのメンバーは多く抜かれるが、2列目や3列目のメンバーは少なくなってしまう。その点ユニット曲では少人数であるので参加メンバー全員にしっかりスポットライトが当たる。メンバー個々が強みを生かして外仕事で活躍することも勿論重要ではあるが、日向坂46はアイドルである以上、本業の楽曲でフィーチャーされることは彼女たち自身もファンもとても嬉しいことだろう。3期生曲でスポットライトが当たる森本はまだしも、3列目常連で外仕事も決して多くはない宮田には是非とも一度、ユニット曲を貰ってアイドルとして存分に光り輝く姿を見せてほしい。同じことは日向坂46になってからユニット曲の無い影山優佳や高瀬愛奈にも言えるので、今後に期待したい。

最後になるが、先述のユニット募集で誕生した2002年組「もうこんなに好きになれない」音源MVが制作出来る日が早く訪れることを願いたい。同じように公募で誕生したユニットであるみーぱんファミリーとあゃめぃちゃんの曲が音源化・MV化されている以上、2002年組の曲も本来なら最新の6thシングルに収録される予定だったと思われる。しかし、6thシングルでの2002年組の曲の収録は見送られ代わりにカラーチャート(金村美玖、丹生明里、渡邉美穂)の「あくびletter」が収録された。収録見送りの理由が小坂菜緒の休養によるものなら、彼女の戦線復帰した際にそれを祝う意味でもユニット曲制作は非常に意味のあるものになるので、その日を楽しみに待ちたい。

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