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改めて、小坂菜緒さんの復帰に感謝。【「希望と絶望」のネタバレ要素少しだけアリ】

2022年7月8日、日向坂46のドキュメンタリー映画第2弾「希望と絶望」が公開された。映画の詳しい感想は他の人に譲るとして、ここでは他の人が感想としてあまり触れておらず、私の推しでもある小坂菜緒について書く(以下、ネタバレの記述があるのでご注意願いたい)。


映画では小坂が直接的にフィーチャーされる場面は決して多くなかったが、小坂が体調を崩して衰弱している姿が収められている。空色のビブスを着用してレッスンに出席しているが、表情は暗く、まともにレッスンに参加することが出来ず、メンバーやスタッフに介抱されている小坂の映像があった。これを見た私はかなり衝撃を受けた。休養に入る1週間前まで色々な活動を精力的に続けていた裏であそこまで疲弊していた姿は当然ながら初めて見たからだ。

実際、小坂は2021年6月は過密スケジュールで動いていたと思われる。以下、小坂の休養発表までのスケジュールを回想してみる。6月8日にはNHKの「うたコン」に出演し「君しか勝たん」を披露した。これが小坂の休養前の最後のパフォーマンスだったが、ステージ上での表情に余裕が無かった感じがした。

その後、5thシングルのミートアンドグリートが開催されたのだが、小坂は6月13日のミーグリを終日欠席した。この時はとても心配になったが直ぐに本人から欠席を詫びるメッセージが届いたので少し安心した記憶がある。

そして、6月19日。休養に入る1週間前であるが、この日は小坂は自身が出演した映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」の公開記念舞台挨拶に出席した。

今でもアーカイブ映像が残っているので見返してみたが、小坂は時折笑顔を浮かべながらコメントしており、体調が悪そうには見えない。ただ、この1週間後に休養を発表したことを踏まえると、実際には体調が悪い中で無理を押して頑張っていたのだろうかと想像してしまう。

その翌日の6月20日。この日のミーグリには小坂は当初は予定通り出席したが、案の定第4部と第5部を欠席してしまった。2週連続のリタイヤであり、しかもこの日は前週と異なりメッセージも届かなかった。この時点で私はとてつもなく嫌な予感がしていた。

運命の6月27日。21時ちょうどに報せがもたらされた。

報せを見た私の感想としては、「そんな予感はしていたけど現実になってしまったか」というものだった。先述したような前兆現象があったので休養発表への意外性は無かったが、それでも素直に悲しかった。また、日向坂46では以前に濱岸ひよりも「体調不良」という名目で半年間に渡り休養しており、小坂の場合も同様の名目なので長くかかるだろうなという想像は容易かった。だからこそ待っている側としても辛かった。休業中は月イチでメッセージ(本人の直筆と思しきグリーティングカードのようなもの)は送られてきたが、それだけでは復帰を確信できなくて、いつかは卒業発表のブログがあがるのではないかと怯えていた。

休養に至った原因は本人のみぞ知るところであるが、個人的にはあの時期の小坂の稼働の多さが祟ったのだと思う。先述したような5th関連の仕事(歌番組出演やミーグリ出席)に加えて「ヒノマルソウル」の宣伝、更には写真集「君は誰?」関連の取材、「ソニー損保」のCMの撮影、「小坂なラジオ」の収録等々。「希望と絶望」ではかとしさんの稼働の多さがフィーチャーされていたが、小坂もそれに匹敵するくらいの仕事量だったと思う。かとしさんは最強だからパンクする寸前で耐えたが、小坂は耐えられなかったということだろう。

半年かかったけど復帰してくれた今は本当に「戻ってきてくれてありがとう」という気持ちだ。22年4月3日放送の「ひなあい」で「私が休業中にテレビに出ている日向坂46やライブを見て、『私が居なくてもいいのでは』と思った」と語っているように、休業中にモチベーションが下がった時期もあったことを示唆している。そういう辛い時期を乗り越えて戻ってきてくれたのはファンとしてはとても嬉しいし、これからも変わらずに応援したい。
小坂にとっては初参加となる「ケヤフェス」の開催が間近に迫ってきているが、菜緒ちゃん(を含めた日向坂46メンバー全員)がこの期間を楽しく健康に終えられることを強く祈っている。そして、いつか、体調が万全になったら、志半ばで終わってしまった菜緒ちゃんのソロラジオの復活を期待したい。


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